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人生に置いて謎多き事は大量にあるが、ただ混乱に浸されたまま置き去りにするのは如何なものだろうか?

主人公の一人称視点で進み続け主人公の内面のみで突き進むストーリー。

セリフ落差激しめ主人公の内面激しめ主人公の一方的な物しか無い。

自分語りと自分のみしかない少し恵まれた少女が混乱に浸される1話。

魔法使い。そう言えばお前は何を想像する。

一般的に老いぼれた老婆が笑い声でも出しながら緑色の液体を混ぜる。


それとも流行り続けている異世界の女が変な言葉でも吐いてビームを出すとかか?


魔法陣描いて、ステータスを上げてコツコツと積み立てて行くTRPGのゲームの様な奴。


変身して可愛い姿に変わるものか?



薄暗く淀んだ道筋に捨てられている煙草の吸殻が視界に入った。

絶命と言えるこの状況下だと逆に頭が冴えてこんな小さな煙草の吸口部分1つですら覚えてしまうのか。


薄暗いと言いながら外は大して薄くない。黒色とも言えない現代社会の作り出した紺色だ。


お父さんお母さんと言う産まれたその日から毎日毎日世話を受けて家庭の幸せを享受させてくれた両親の顔が思い浮かば無い。別に悲しい過去も無い愛を受けて、それなりに恵まれて育って、周囲もそれなりに恵まれた所だから、暗部を見ず過ごした子供の弊害だろうか。


走馬灯として両親へのありがたみが流れて来ない。

これは環境的問題の冷たさじゃない僕の人格的問題に由来する冷たさなのだろうか。


そもそも、そんなに自分を掘り下げる必要性がない。


今の状況で、そんなに自分の人格を省みようとは思わない。


学校での休み時間、その場の暇つぶしの為、友愛的コミュニケーションの為、様々な理由はあれど、簡単なイタズラとして後ろから背中を押された経験はあるだろうか。


僕は無い、けれども、その感覚を味わっている。

2つある脚の片方が前に出て、もう片方が押し退けるように前に出る。


背中をずっと押されて脚が無理やりにでも出されてしまうような感覚。

後ろから背中を押されて、イタズラを初見で味わうような感覚。


その瞬間、本来なら思考が真っ白になるか、周囲を気にする余裕を消して変な声を出して後に恥ずかしさを受け取る余裕が出るだろうが、そんな感情を僕に現れてくれない。


無駄に冴えた頭と恐怖すら霞む高鳴り、

いや、最大限の恐怖は浴びているのだろうが。


そろそろ状況を上手く話せるようにならないと、比喩的表現の絶命を物理的な絶命に変えてしまう。


思考回路を回さないと僕はこの場から何とか一命を取り留めて、その場から消え失せる事が出来なくなる。


僕は魔法使い、もしくは魔法少女。

更にもしくを付け足すなら、超能力的凄いパワーを扱える個性的な女子高校生。


名前は鳩里(はとり) 友香子(ゆかこ)

シワシワネームから想像できる通りの裕福気味な家庭で育ち、


保育園からは私立小学校を選ぶようなそれなりの走馬灯が流れてきてる!!今自分の名前を言い、自分の保育園から私立小学から今の高校生に成り立つまでの走馬灯が流れかけた!!!


僕は、皆々想像する変身キラキラ魔法少女でも、バトルロイヤル並の激しさを持つ世界で必死に運命に抗うご立派な魔法少女でもない。


だが魔法少女だ。魔法が使えるだけの少女だ。

少女と言う年齢すらギリギリな魔法を使える者だ。

「ひっぐ、うえっ、おぇっ、うっ」


涙を情けなく垂らしながら走っている。

無理やりにでも前に脚を出している。

人としての最低限必要な薄ら寒い自分の居場所とやらを自分の行いで消え失せようとしている。なのに今も薄ら寒いと馬鹿にしている、


冷笑でそこを冷やしたのは自分の癖に勝手に薄ら寒いと言っている。

正当化を冷笑でこなそうとしている。


けれど、未成年にとってのコミュニティ内は学校で、裕福な未成年にとっての社会を成しているのは6年続く私立の中高一貫校で、

そこを無駄にしようとしているのは魔法を使って万引きをしていた私で、恨み先が無い。


こんな残酷な事ってあるのか、あるだろ、あるよ、ないよ!!


「あうっ、うぐっ、はっはっひゅひゅっ」

だって追いかけられてる相手が警察じゃないから、青色のズボンが引っ張られ、

鍛えぬいた体でサイズが脚より長い布切れの勢いが無いから、


前に脚を出した際に股関節がズボンで引っ張られて、小さく鳴る擦り切れたような音がしないから。

国家権力の犬なら僕は無期懲役ならぬ0期懲役による猶予を与えてくれたかもしれないのに!


そう言えば万引きって懲役何年だろうか、未成年は軽くなるのだろうか、14歳は無罪になる可能性があっても、そもそも万引きで死刑はありえない。いくらなんでも死刑は無い、


酸素を脳に回して、胸にジンジンと響いて、喉に空気が詰まり込んだ痛みは求めてなかった。


息切れである。どうしようも無い息切れ。


喚き声を荒らげながら呻いて泣いて鼻水が喉を封鎖して空気を飲み込む穴は腫れている。


あー、僕以外の人類皆痛い目にあってしまえ、不公平に恵まれた側が恵まれ無い人々に希死念慮をSNSで囁いて死ねと返されろ。


今の事柄と全然関係ないけど、皆僕と同じ気持ちになればいい。




元はモコモコとしていた事が伺えるような、

それともただの一方的考察へ当てはまらない過去のモコモコを勝手想像してしまっているだけかはよく分からない。


しんなりした2列2列と向かい合う座席に座って、窓側へ詰めた時に思った出来事。

よくある日常のよくある電車のよくある座席に座ってよくある通学を逆走した。


私と同じ制服を着た数名の学生が向かい合って小さく会話をしている。

1つ前の座席で同じ制服を着ているが、僕は1人で前は3人。


これだから2つの座席が向かい合う形の電車は少し嫌いだ。


快速急行で無い区間はいつも人が詰まっていて、僅か朝の数十分で嫌悪感は生まれないがそれが4年も積み重なると充分嫌悪に値する何かを作り上げた。

スカートは不自然に膨らむからスマホを入れられず、夏服だから内ポケットは存在しない。


「えっ?!マジ?!」

「しっ、声大きいから」

スマホを取ろうと鞄に手を回した時、大きいとも思えないが、小さくは無い声量で前の席の人が驚きの声を荒らげた。

間髪入れずに入り込む注意。良い奴だな。


良い奴なんだ、僕の通う学校はまあまあ良い奴が多くて、僕みたいな捻くれた思考のまあまあ悪い奴がいないんだ。


こうした小さな積み重ねが僕の学校生活を嫌いたらしめてクラスの皆を薄ら寒いと揶揄したくなる。

揶揄されるべきは自分の名前、鳩里(はとり)友香子(ゆかこ)なんて言うシワシワネームの筈なのに。


自分の名前を卑下するのは簡単になっていた、誰も自分の名前相手の名前を卑下しないから最近まで私と言う一人称を特別性が欲しくて僕に変えた事実の方が早いほど、名前に卑下も無かった。

高校に進学した時、公立から来た外部生である同級生がおばあちゃんみたいな名前だけどねと自分の名前を卑下した。

その子の名前は友美だった。



通学の電車内に居る数十分間の内、その数十分が経過している。

特定の駅から1つ2つ前、1つ2つ後辺りで同じ制服を着た学生は必ず降りていくし、

僕もそこら辺で本来は降りるものだけど、そういう気は失せていた。


定期券が使える範囲で本来降りる駅から2駅分余分に乗ってから降りる。


教師が同級生の集団に注意入れる事はあっても叱りは受けた事がない聞き分けの良い私立で過ごし、中高一貫校に通う聞き分けの良い生徒の1人が僕だ。


学校での休み時間、その場の暇つぶし、イタズラには様々な理由があるだろうが後ろから背中を押された場面をしたりされたり見たりした事はあるだろうか。


僕は数回ある。1階の廊下や校庭などで。


それが最大限の悪ガキになるような治安の良い私立小学に通い、

31点の返却された答案用紙で最下位を取ることができる私立中学を過ごして、

一学期の試験明けは高校から入学してきた外部生と中学から一貫して入学して来た内部生との成績差がある事について言及される程度の私立高校を現在過ごしている普通の女子高校生。


友人は少ない所か居ないことを自覚出来て頭は話がズレる馬鹿では無いが、平均は取れない成績を持ち帰るぐらいの中間にはなれない女。


改札を通り、駅の出入口を通ると通行人の邪魔をしないよう右側へ移動しておく。


肌寒く感じもしないが、外の地面に鞄を置くとその鞄のチャックを開けた、

夕方頃で駅へ出入りする人間が数人に一人こちらを少しチラ見して、歩く方向を変える訳でも近付く訳でもなく道にある物を見て終わる程度のもの見方が腹立ちに貢献する。


気にする程でもないのに見てくる人間、そんな事を気にする自分に嫌気が差して、こちらに少し近付いて見るなら別にいい。


近付く価値に値するの疑問を持ち、1、2歩の動きを出しているから。


ただ何もせず近くをたまたま通るだけで頭を下に向けて腰を数cm屈めもしないでこちらの心理的マイナスを受け取ろうともし無いただ0で貰おうとしている感じが僕にとって気に食わないのだ。


きっとそんな事だ、ただそれを口にしないで0のまま文句を付ける僕は陰湿でねちっこくてこの気に食わない迄の断定になんの価値があるのだろうか。


鞄の中に入れていたセーターを取り出そうとするが、今朝にぶち込んだせいで授業の度教科書やノートを取り出す度下へ下へと入ってしまっている。


手を押し込んで布を掴み、強引にでも取り出すと2冊程飛び出した教科書を無理やり中へ押し込ん戻した。


最悪、教科書がくしゃくしゃになるだけだし、別にいいか。


セーターに半袖の腕を通してボタンを閉める。

サイズを変更したばかりだからか親指の第二関節辺りまで袖がきていた。


鞄を再び落ちあげると肩にかけてから何かを買う目的も無く駅近くのコンビニへ歩き出し、中へ入った。


僕の人生も今と同じで目的が無い。

その場の快楽や享楽を求めて悪にずり落ちる思考は持っていない。


逆に僕一人は大丈夫、僕は周りと違って捕まらないなんて思える思考があれば今の環境下で小中公立通いをしている奴を見下して馬鹿に出来たかもしれない。そんな馬鹿を見る思考すら霞む。


公立から入ってきた良い奴の外部生を知っているから。


グミとラムネが並べられたコーナーから新商品と札の貼られたものを見つめる。

キャラクターを利用した一昔前と同じグミの癖に数は減って値段が上がったものだな。


買わないんだから文句を付けられる立場じゃないのはわかる、けどそれは思い浮かぶ癖に文句をつける。


僕はその場で流されてしてしまった犯罪を大丈夫、捕まらないなんて宣う程馬鹿な人間では無いが、捕まらないと分かれば雰囲気で出来てしまう馬鹿な人間ではあった。


あー、それは自分は大丈夫。自分は捕まらない。と宣う人間と同じ思考なのに。


「…」

この世界が陰謀論や終末論、都市伝説の類いとして機械音声の2人が解説する動画なら、

この世界は作られた物なんじゃないか。


上位存在がいて、僕らは高性能パソコンの内で起動した人工知能であり、所詮はそのパソコン内の存在に過ぎないんじゃないかと言う解説を耳にする。


それを否定するなら悪魔の証明をしなければならない。


そのぐらいに厄介な仮説。


今、僕はそれを否定出来ない状況下に居るから。


コンビニ内の陳列された棚を上から下まで想像してそこにある1列、


両目の視界内に収まる範囲の商品を目をぎゅっと瞑った状態でイメージする。


僕の目の前にはグミとラムネが存在している。新商品の札が貼られていたのは2つ。


その場にある商品名が書かれた物の並び、個数、袋の柄、棚のサイズ感、奥行き全てを。


ゆっくり目を開けると、そこの世界は動画にて見るスローモーションを開始した。


リアルでスローモーションを見た事が無いのは、リアルは早送りも巻き戻りもしない。


けれど誰しもスローモーションは体験した事があるだろう。


例えばクラスでつまらない授業を聞いていたら5分が10分に感じる、持久走後半バテても歩く事が許されない時、シャトルランの音が早くなった気がしない。


コレらは気持ちの問題かもしれないし、

事実、気持ちの問題で時間が経つペースは上下する。


それじゃ説明が出来ない程遅く感じると言えば経験則でそんな事は無いと言えるけど、

気持ちの問題で時間が経つペースが変わるのは知ってるけど、それにしても長いと感じる事はあるだろう。


その程度が皆共通して行われるのでは無く、

僕一人そのスローモーションを数倍にして行えて、僕だけが、感じ取れて普段と変わらない動きが出来る。


周囲は普段の時間が経つペースでそれを認識して動いているのに僕だけがこのスローの世界に立てて、僕だけがこの世界で普通を体現できる。


だから、カメラの死角を態々狙わずとも商品を取るためにスローモーションに当てはめてゆっくり手を伸ばすと、


お目当てのキャラクターを利用した一昔前と同じ量産型のグミの癖に数は減って値段が上がった商品を先程とは打って変わり、


急いで掴みセーターの袖の内側に縫い付けておいたポケットに入らせ、


そのポケットの中身が落ちないよう、ボタンをパチッと押して留めた。


そして、手をゆっくり横に移動させて隣の商品を周囲のスローモーションの動きに合わせて手に取ると、また、世界が普段通りに動く事実に戻す用に、ぎゅっと目をつぶり、イメージを組み立てた。


そしたら普段通りの世界に戻れる。

レジに身体を向けて、歩みを進めると客が1人も並んでいない時なのに店員が居ないセルフレジへ向かった。


電子決済を開いて、バーコード決済を選択すると、下に赤い光を放つ読み取る画面へスマホを向けた。

決済の音が鳴り、お目当てにもならない偶々隣に居たから買ったに過ぎないグミを持ってコンビニの外へ出た。


そのまま近くの駅に戻って自宅に帰るでも無い、線路の見える場所の隣を進んでいく、歩くに準じるペースで進んでいる筈なのに段々と早くなってしまう。


通常通りに進む心臓がこの後の前兆みたく静かで、何度も何度も前へ前へ無理やり進んで、転げそうにもならない。


不思議と身体は静かだ思考回路もくっきりしている、高揚感は無くても不思議と安堵感が湧いていく、やった事の実感が無いから安堵しているのだろうか、


僕はそんなことじゃ感情が動かない冷たい人間だからだろうか、


別に悲しい過去も無い愛を受けて、それなりに恵まれて育って、周囲もそれなりに恵まれた所だから、暗部を見ず過ごした子供の弊害だろうか。


罪悪感として両親の悲しんだ顔や問い詰める様子が流れて来ない。


回数を重ねる度にそういう気分でもなくなってしまったから、


これは環境的問題の冷たさじゃない僕の人格的問題に由来する冷たさなのだろうか。


線路沿いに速歩で進んでいると十分か十数分かで公園に辿り着くと、

ぐわんぐわんと視界が回ったような錯覚が襲ってくる、身体が勝手にそれを認識したかのような足取り。


何かの代償を抜きにして何かを扱う事は叶わない様に、視界が実際ハッキリしていても、実際身体はその場で数十回程まわった時のような動きなる。


そうならざる負えない、そうなる道しか許されてないのだ。


スローモーションの副作用が出た。


この能力にも当てはまるとしか思えない副作用である。

いつも使った後に何とかこの公園へ間に合うよう早歩きを使い、本当に歩けなくなる前にベンチに辿り着き座ってから上半身を横に倒して両腕の両肘から手首辺りまでベンチに付けて身体の荒波が過ぎるのを待つ。


「ぉえっ…ぅ…うぇ…っ…げほっ…おえっ」

嗚咽に咳に息切れに様々な症状が襲って来る。

まるで全力で走り込んだかのような疲労。


本当に疲れているだけなんだと思う、身体は。

商品を取る間だけしか早く動いていない、傍から見れば取るその時、一瞬手が隣へ動くだけである。


その程度に感じる動きでほんのコンマ単位を僕はスローにしているだけ。


せいぜい数十秒の筈なのに、身体は異常なほど負荷が掛かっている。


コンマ単位を早く心臓ポンプがなり、酸素が身体を巡り、頭から足の先まで異常なスピードで駆け抜けているのだ。


だからこの疲労感は副作用であり、避けられはしないこと。

数十回と繰り返す度にパターンは安定して掴めて来て、慣れてきてはいるけど、それにしても耐え難い。


前兆は異様に静かで安堵したような気持ちと万引きをするその時も全く緊張感が出ないのだ、なんなら少し使おうと思うだけで身体が緊張しない。


パブロフの犬と一緒で何度も何度も繰り返す度に身体が学習してしまったのだろうか。


それとも、やる前の安堵込で副作用なのだろうか。

「はあっ…はーっ…ひゅっ…うっ……はっ…副作っ…よっ…だっろ…」



「違う。それは副作用じゃない。安心と身体を前借りしているだけだ。」

「……はっ…?」


予想もしない言葉が聞こえた。

言葉が聞こえる事自体は不思議じゃない、

記憶の中にこの公園のこのベンチで一度しか声をかけられた事は無いけど、


かけられても仕方ない状況なのは理解しているつもりだ。


ベンチに上半身を倒して這いつくばっているのだから。


僕が予想をしていたかけられ方は大丈夫ですか?等の心配する声とか、ベンチで寝転ぶなんて邪魔だとか、そんな感じの声で……

…………一度声を掛けられた?


「……え…?…え?」



おかしい。だっておかしいから、

おかしいとしか言えないけど、違和感がある。

目を見開いて、整い始めている呼吸とは対照的に僕の頭は混乱をしている。


声を掛けてきた相手の言葉もおかしいけど、副作用じゃないと言うのも気になるけど、けど、けどっ、

話しかけて来たであろう相手はベンチの前に立っていた。


齢は低く見えて、身長は159cmの自分が立っても恐らくお腹辺りに位置するような小ささ、


ショートヘアにしては少し長いがボブにしては短い髪色をしており、明らかに異国の血が入っている色飛びしたような薄く鼠色に近い茶髪と、

明るい青みがかったミント眼をしていて、

その見た目は女の子や女子って言葉には当てはまるけど、その子を表す器じゃなく、まさに幼女と言うのが相応しい少女だった。


衝撃的な光景が目に入って、

舌足らずの甘ったるい声の癖に淡々としていて、

片手には幼女に似つかわしく無さ過ぎる青い線がカーブを描く黒色の紙が巻かれた縦に2つ折りされている箱の様な袋の様な物がある。


いや本物を近くでまじまじと見た事ないから確証は無いが。


破れて空いている箇所を広げるように少し破いて、人差し指でトントンと叩くと1本の教科書や道端でやるマナーの悪い人から得た物が少し飛び出し、それを取ってから口に運んだ。


カチカチとライターを鳴らして目の前の僕を気にせず喫煙を始める。めちゃくちゃマナー悪い。


「使用者管理支部8課24番の沙乃原(さのはら)未船(みふね)。これが名刺」


煙草を口に咥えながら幼女にしてはかなりサイズの大きい上着に手を突っ込むと警察手帳の様な、警察手帳とは形状が違うけど、パスポートを開いた形に顔写真があり、隣に色々と書いてある。


そしてページを捲り、小さいファイルから名刺を取り出すと渡してきた。

普通なら煙草を吸うレベルのクソガキに絡まれたと言うだろう。


普通なら未成年の10代ならまだしも、1桁と言える年齢で煙草を吸うのはとんでもない家庭環境と考察を飛ばすだろう。


けど僕はこの幼女を見た事がある。この幼児から逃げ惑ったような気がする。



幼女に泣かされたような、そんな気が…



「名前。あー学生証出せ。そっちの方が早い。」

「えっ、あ、」

焦ったままどこの誰かも知らない子供相手に、素直に学生証を渡す。


「…へー。お前頭いいな。はい、」

手に取った学生証を見つめて、数秒間経ったあとそう言いこぼし沙乃原未船?と名乗った少女は、学生証をこちらに返した。


「魔法使い。そう言えばお前は何を想像する。」



_薄暗く淀んだ道筋に捨てられている煙草の吸殻が視界に入った。_

「一般的に老いぼれた老婆が笑い声でも出しながら緑色の液体を混ぜる。」



_別に悲しい過去も無い愛を受けて、それなりに恵まれて育って、周囲もそれなりに恵まれた所だから、暗部を見ず過ごした子供の弊害だろうか。

走馬灯として両親へのありがたみが流れて来ない。_

「それとも流行り続けている異世界の女が変な言葉でも吐いてビームを出すとかか?」



_簡単なイタズラとして後ろから背中を押された経験はあるだろうか。


僕は無い、けれども、その感覚を味わっている。

2つある脚の片方が前に出て、もう片方が押し退けるように前に出る。


背中をずっと押されて脚が無理やりにでも出されてしまうような感覚。


後ろから背中を押されて、イタズラを初見で味わうような感覚。_

「魔法陣描いて、ステータスを上げてコツコツと積み立てて行くTRPGのゲームの様な奴。」



_涙を情けなく垂らしながら走っている。

無理やりにでも前に脚を出している。

人としての最低限必要な薄ら寒い自分の居場所とやらを自分の行いで消え失せようとしている。

なのに今も薄ら寒いと馬鹿にしている、

冷笑でそこを冷やしたのは自分の癖に勝手に薄ら寒いと言っている。

正当化を冷笑でこなそうとしている。_

「変身して可愛い姿に変わるものか?」



_そこを無駄にしようとしているのは魔法を使って万引きをしていた私で、恨み先が無い。

こんな残酷な事ってあるのか、あるだろ、あるよ、ないよ!!_






「……あっ…あああっ!!ぁ…ぁ…ぁあー!!!」

今、まさに線と線が繋がっていく、

新たな疑問と先程芽生えた疑問が繋がる。


「まあ、お前みたいな人と違う力を使えるやつが、魔法少女とか魔法使いとか……あー…説明面倒くさ…記憶。繋がったっぽい?」

「おかっ、おかっ、おががっあっうっ、おがあっ!」


さて、長々しい自分語りの上ショートヒートで脳が壊れていたが、事実、脳はおかしくなっていたっぽい。


これら全ての万引きに関するまでの行為は僕の性格上長々と深々と敵対的に物事を見る性質が合わさったのもあるだろうが、


ただの記憶の最奥が合わさったもので、説明が出来ないけど。


1度経験した事を再び経験する。と、言えばいいだろうか。


この後僕は目の前のロリっ子に追いかけられる。そして捕まる。


けれど今回は捕まらない、何故なら既に捕まり、目覚めたのは病院のベットの上。


既に捕まっていて、頭がこんがらがっている、既に捕まってこの病院にいるなら今までの過剰な昨日のまま振り返る物はなんだ。


1度経験した記憶を再現して来たのにその再現中は全くその実感が無かった。


なんだ、なんだなんだこれは。

カーテンの仕切りのあるベットから隣には眠りこける同い年ぐらいの少女が居る。


黒色の綺麗な髪の毛が腰ぐらいあって、やまとなでしこという言葉がピッタリ当てはまる。

カーテンが開く音が鳴って、起きたばかりの瞼を擦る。


音が鳴る方へ視線を向けると先程夢で見ていた沙乃原(さのはら)未船(みふね)と名乗りを上げた少女に分類分けされるが、幼女の方が似つかわしい程に幼い子供。


「……あー。起きた?お前の顔的に聞きたいことがあるらしいな。






はあー…さて、お前が疑問に思った事の解答をやろう。」

小説あげるの初めてです。誤字脱字間違えた文章不自然な箇所あったら教えて下さい。色んな意見を取り入れて変えていけたらなと思います。

けど一人称視点しか書けないので一人称視点のアドバイスマジで欲しいです。背景とか、色々!語彙とか!

登場人物の見た目は今描き中なので二話目前に出せるよう尽力します……!

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