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紅の巫女  作者: 音寒琴
4/20

紅の巫女2

絶叫した後、すぐさま、美形の差し出していたマントを怒涛の勢いで、


奪い取り、自分の体を隠した。もちろん、多分自分の体だろうが、女の体がそこにあるわけだからだ。


少しして自分の体だろうという事が、結論ずけられてきた。


だが、頭で分かっていても、生理的に涙が出た。


男の前で、それも、嫌いな人種の美形の前で、泣くのは、癪だが、


異世界+女の体は、さすがにショックがきつい、ぽろぽろと静かに泣いていると、


美形は、なんだか知らんが、俺が泣いているのは、自分が、裸を見ちまったせいと、


勘違いしてるのか、なんだかわたわたしている。


無視しようとは思ったが、さすがに、男の俺は、美形のわたわたしてる気持ちもわかるので、


自分の事で精いっぱいだが、一応誤解は解いておこうと思った。


「泣いてるのは……貴方のせいじゃないですから…ただ…。」


やべまた涙が、出てきた。俺なんか、結構不幸人生なんだよな・・。


「申し訳ございません……。」


と苦しそうに言われて、なんだか、丁寧に、涙をすくいとられて気付いた時にはなぜか抱きしめられた。


これは、俺の胸で泣きな的な、少女漫画的展開か…。


冷静に、考えてる自分がいるが、一時の現実逃避ってやつだ。


そんな状況の中、遠くから、「王子~~~。」という聞こえてきた。


その声にこたえるように、目の前の、美形が、声をあげた。


「こっちだ!!! 紅の巫女は、無事保護したぞ!!!」


王子って言う声に答えてるってことは、こいつ王子なのか…?


突き飛ばしたいが、さすがにやばいよな。


でも、気持ち悪い。俺に男に、抱きしめられて、喜ぶ趣味はねぇ。


ってか、紅の巫女って誰の事だ?王子?の近くにいる奴って、


巫女って言うぐらいだから、女だろうが、俺以外には…。


!!!!俺かぁ!!!!女の体だもんな、顔も女だよな…。巫女…。


すると、近くの茂みから、複数の雄たけびというか、歓声が響き渡った。


そして、茂みをかき分けて、戦士のような、男たちが、ぞろぞろ顔を出し、王子の方に来ようと、


こちらに視線を向けるとなぜか、固まって、痛いほど、こちらをみな凝視してくる。


こっちって、なんかあったか?と後ろを振り向くと、普通に、木が生い茂っているだけだ。


あ、まてよ?こいつ王子なんだろ、


じゃあ、俺の今の姿は、女なわけだし、マントだけはおった半裸の女を抱きしめてるって、


結構スキャンダル、なんじゃないか?つうかこの王子は、そのことにも気が付いてないのか?


突き飛ばせない、殴れない、言葉で言うのも、失礼に値するかもしれないし、


俺は、礼儀正しいといわれる、小心者の典型的な日本人だ。


後々面倒だから、表立った、拒否はできない、だけど立場が悪くならない方法で、


と考えて、結果、身じろぎして、直接的ではないが、拒否してみるようにしてみた。


すると何を勘違いしたのか、分からないが、ふざけたことをほざいた。


「大丈夫ですよ…見た目は怖い奴らばかりですが、忠誠心も厚く、心配ありません。


僕に、体を預けていて下さい。絶対に、何もかもから、貴方を守りますら…」


小声で耳元で囁くように言ったかと思うと、俺を抱きしめてる手に、力が、少し入った。


俺は言葉を、聞いた瞬間赤面した。

あとがき

健太は、天然男たらしになりつつあります…。

罪作りなやつです…。

誤字脱字多分…いや絶対あると思うので、

あったら教えていただけたら、本当にありがたいです。


感想を頂けたら、飛び上がって喜びます。更新ペース多分上がります

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