プロローグ
君と別れてもう五年になるよ。早いもんだね。
俺は、相変わらず普通だよ。5年たったから32歳になった。
あれから彼女できてねえよ。もちろん独身。
出世なんかできなくて平社員、でもさぁ、不景気の中リストラされなかっただけでも、
ましだと思うわけよ(笑)見た目も変わってない。普通。
君が一番知ってるだろうけど、美男子でもないし、そこまで醜いわけでもない、
まあそんなとこだろうと、自分でも思っているよ。
可もなく不可もなく、そんな存在な自分をそれなりに気に入っているぞ?
負け惜しみじゃないんだからな…。多分……。
突然だけど君はこんな言葉は、知ってるか?
異世界トリップ、異世界召喚とかな。
まあこれは、今の時代、よくファンタジー小説の中で出てくる単語だぞ?
知っといたほうがいいと思う。まあその、王道はだな、
女なら、その異世界で美形逆ハーレム、男ならやっぱり美女ハーレム…。
あっそういう冷たい目で見るなよ…。
そんな感じで今やファンタジー王道の一つとして、
(偏った)信者をもった、根強いジャンルなんだよ。
え、なんで、こんな話してるんだって?
いや…まあそのな…。宮崎健太こと俺が、異世界トリップ!?(多分)
しちゃったんだよ!!それも、絶世の美少女になって、勘弁してくれよ……。
せめて、逆ハーは、断じて遠慮させてもらいたい。俺はノーマルだぁ!!
え、なになに?
「私のことかっこいいとこが好きって言ってたから、ありかなと思うけどな…受けで……」
ぎゃあああああああ
紅の女神はじまりました…。拙い文章ですが、
生温かい目で見守ってやってください…。
誤字脱字多分…いや絶対あると思うので、
あったら教えていただけたら、本当にありがたいです。
感想を頂けたら、飛び上がって喜びます。更新ペース多分上がります