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紅の巫女  作者: 音寒琴
16/20

王宮編4

少しまごまごしながらもすべてのボタンをはずし、ワンピースを脱いだ。


結局服を脱いでタオルを巻くまで10分ほどかかった。


風呂のドアを開けると、白い蒸気が、ぶわっと肌に当たった。


風呂場を見回してみると、シャワーは完備しているみたいだ。


いつもは、体を洗ってから、風呂にはいるが、


今日は、そんな気力はない・・てかタオル取るだけの度胸・・。


なので、さくっと、髪だけ洗おうと、風呂用のイスに座った。


蛇口ってこれかな・・。


(がら)うん?なんか不可解な音を聞いた気がした。


気のせいだよな・・。これって、風呂の出入り口の扉があいたような音・・っなわけないよな!!


俺の、現実逃避は、無残にもすぐに打ち破られた。


「「くみ様お背中流しにまいりました。」」


かわいらしい(若干小悪魔な)リリアとライアの声によって・・。


そちらを見るとメイド服を着た二人は、俺の背後でにっこり笑っていた。


なんか、逃がさないぜ的な、ヤのつく怖いあんちゃんみたいな雰囲気が出て来てるのは、


き、気のせいだよな?笑顔が、何となくにやりって見えるのは・・。


「あ、あの一人で出来るので・・」


「「遠慮などいりませんよぉ♪」」


そう言ったかと思うと、タオルをものすごい早業でとられた。


「きゃああああ!!!」


ふふ・・。もう笑うしかできないですよおおおお。。


ええもう、それは、隅々まで洗われましたよ。。


全身洗濯にかけられましたよ。。。俺は、必死に目をつむってることしかできなかったっすよ。


こうゆうのを逆セクハラっていうんだああああ・・しくしく。


これ以上は、俺の精神衛生的に大変よろしくないので、


カットさせてもらう。ただひとつ言わせてほしい・・。


小悪魔なメイドさん二人は俺を冥土めいどに連れていく気かあああ!!!!


で、お風呂上がったら、さらなる苦難が待ち受けていました。


俺殺されそうです。


ギブ!!!!ギブです!!!内臓飛び出る。もう・・のど元まで・・・!!!


「じゃあ、あと少しコルセットしめますね。」


え、ちょ、ちょっとま、(グイ)俺一瞬お花畑見ました・・。


「くみ様は、細いからコルセットを締めるのが楽ね♪」


コルセットって確実に、拷問器具だと思います。


ぐったりとなった俺に、次に待ち受けてた苦難は・・。


ただ今、お風呂上がってから、1時間半ほどたっています・・。


ドレスは20着、髪は、5回セットしなおされ、


限界が来そうです・・。


「素敵・・ライアやっぱり、くみ様には黒のドレスよね、紅色の瞳と髪がよく映えて・・。」


「そうね。お姉ちゃんあと、髪飾りはやっぱりバラでよかったわ・・。


他の花だったら、くみ様を前にしたらかすんでしまうもの・・。最高傑作ね・・。」


ふたりが、うっとりと俺を見ていたが、そんなのを気にしていられないほどに、


限界が近づいていた。


「ぐう~~~~~~。」


ああやっぱり、おなかの虫が盛大な音を出してなった。


もう限界・・。まじで、腹減った。


「ああ!!すみません。なんとか、くみ様の美しさを際立たせる


ドレスと、御髪おぐしとなりました。


確認していただいて、不備がなかったら、


ご飯の用意はもう整っております、


食堂の方に向かいましょう。」


もうお腹の減り方が、半端ないから、


確認なんてよかったが、頑張ってくれたし、待っていると、


ライアが、目の前の、鏡の布を取り去った。


腹減ったとか、思考が吹き飛んだ。


そこにいた美少女に見惚れた。


なんて、美しい・・。いや美しいじゃ足りない、神々しいほどだ。


紅色の艶やかな髪は、美しく複雑編み込まれ、バラをモチーフにした、


髪飾りがポイントとなっている。


瞳が、とても印象的だ、紅色、あまりにも深くて飲み込まれそうだ。


その瞳の中に灯っている光は、愁いなのか?希望なのか?不思議な色を灯している。


紅を塗ったような、艶やかな唇に、あまりにも白い肌。


額には、赤い神秘的な石が埋め込まれている。


美しい肢体は、何重にも重ねられたレースの黒い美しいドレスをまとっている。


神々しい、美少女は、少し不思議な表情をしていた。


呆気にとられたような・・。え・・・。コレッテカガミ?


鏡・・・映ってるのは、自分・・・・・?


!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

あとがき

総合評価が200超しました!!!

うわあ~~~本当にうれしいです。

こんな小説を読んでくださっているみなさんに大感謝です。


健太が鏡を見ちゃいました・・。リリアとライアは小悪魔です・・。

メイドが冥土めいどへ連れていく・・。

なんかの小説のネタだったと思います。

このタイトルの小説いつか書いてみたい・・。

(はたして読んでくれる人はいるのか)


更新は6日の予定でしたが、

明日と明後日は更新できないので、今日にしました。

次の更新は、多分9日です。

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