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紅の巫女  作者: 音寒琴
15/20

王宮編3

てか、くみ様?そう言ってすがりついて来てるってことは、俺の事なんだろうけど


「あの・・くみ様?というのは・・?」


すると、二人は、顔を見合わせてニコリと笑った。


「紅の巫女様で、くれないから”く”をとって、みこから”み”を


とらしていただいたのですわ。我ながら、いい名前だと思います。ね、お姉ちゃん?」


「ええ、それと、様づけだけは譲れませんわ。私たちは、


さっきのくみ様のお言葉で、本当に感動したのです。そして尊敬しました。」


かわいらしすぎる名前に、


軽いショックを受けてはいたが、それより気になる事があった。


なぜ、名前を聞かずに、あだ名にしたんだろう。


「私の本名を聞かないんですか?


そっちの方で呼んでいただいてもいいんですが、


まだ自己紹介してませんでしたが、み・・。」


「「だめです!!!!」」


俺の言葉は、二人の言葉でさえぎられた。


あまりの二人の剣幕に、驚いた。


二人が、はっときずいたように、頭を下げた。


「すみません。大きな声を出してしまいました。」


「べつに構わないのですが・・どうかされたんですか?」


少し驚いたが、二人が、すごい剣幕で止めるという事は、


何か意味があるという事だ。


俺の言葉を聞いて、少しほっとしたように、リリアが説明を始めた。


「くみ様の名前には、私たちとは、違う大切な意味があるのです。なので・・。


名を尋ねられても、絶対に軽々しく言ってはいけません。


ただ・・・もし・・」


「お姉ちゃん~~。これ以上言うのは、野暮やぼだよぉ?


くみ様そのうち、誰かから、意味聞くことになると思いますよ?クス」


二人とも、よくわからないが、また顔を見合わせて、にっこりと笑っている。


なんだか最後まで聞けなくて、俺は、不完全燃焼な感じだが、


「わかりました。とりあえず、意味聞くまでは、名前を言わない事にしときます。」


はなしは、そこで終わりのようだ。


「すみません、くみ様。私たちの事で、お時間をとらせてしまって、


これからどうされますか?。」


「先に朝食にされますか?それとも、お着替えを先にされますか?」


頭がぼんやりしてるから、シャワー浴びたい気分だけど・・。


「すみません、シャワー・・いや、お風呂に入る事って出来ますか?。」


「もちろんです。スパルームまでいかれますか?


そちらなら、お風呂に入った後に、エステ、マッサージなども完備しています。


早く入りたいという場合はこの部屋付きの小さいですが、お風呂もございますが、


どうされますか?」


えすて?ってなんだっけ?マッサージとかいいから、風呂入りたいだけだし、


てか、部屋付きの風呂ってもう一軒家みたいなもんじゃねえか、


完璧この部屋だけで、俺の住んでた、アパートの部屋の5倍はある。


気にしちゃまけな気がしてきた。


「部屋付きの風呂の方で。。。」



なんだこれ・・。ここって、城の一部屋だよな・・?


風呂場に行くまで、何部屋通ったよ?


それも・・・・小さい風呂って?間違っても、十坪ある風呂の事言いませんよね?


服を脱ぐのを、リリアとライアが、手伝いたがったが、丁重にお断りした。


すごい残念そうだったが、必死にお願いした。


はあ~~ここからが、勝負だ。


来てすぐに、アクシデントで自分の体見ちゃったけど、


自分の体って実感のない、女の体を見るのは、かなり気まずい。


でも、服を脱がなきゃ、風呂には入れない。そのことを考えてなかった。


結果、目をつむって、服を脱いで、バスタオルを胸の上から巻くことに決定した。


目をぎゅっとつむった。服は、レースをふんだんに使った、ボタンで、


前を開けられる軽いドレスみたいな、ワンピース。


下は、またレースをふんだんに使ったズボンだった。


そっとワンピースのボタンに手をかけた。




あとがき

今回は、とりあえず、ほのぼのです。

そして、紅の巫女(健太)の名前を明かすことには、意味があります。


3万PV突破しました!!!

読んでくださってる皆さんに、

感謝感激雨霰かんしゃかんげきあめあられです。

前話で、言っていた連続更新は、今週は、明日からかなり忙しくなるので、

忙しくないときに、のんびりします。

次の更新は、6日です。

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