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紅の巫女  作者: 音寒琴
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王宮編2

えっと・・。レインってやつ何しに来たんだ?


少しぼんやりとしていると、入れ替わりのようにメイド服を着た


かわいい美人さん二人が入ってきた。


「失礼します。」


ちょっと不機嫌になってた気持ちが、吹き飛んだ。


ヤバい!!まじでタイプだ!!


二人は、顔つきが似ているし、姉妹か、双子かもしれない。


サラサラのストレートな茶色の髪は、そろってツインテールにしている、


小鹿を思わせるようなウルウルな茶色の瞳、


サクランボみたいなピンク色の唇、


150いくか行かないかのかわいらしい背丈、


でも、出るとこはでてる・・いや・・ゴホンまあ・・男だし・・。


メイド服は、上品な感じ、見た目より機能性を重視したような感じのつくりだ。


控えめレースなブラウスの上に紺色のワンピース、そこにシンプルな白いエプロン・・。


だが、絶対領域だけは、確保されていた。すばらしい!!!!


その10センチに、男のロマンが詰まっているんだ!!


美人な二人と、メイド服に心を奪われて、その二人が、


「・・まあ!!なんて美しいの!!!これは・・。」


「ええ!!やりがいがありますわ!!!」


ぼそぼそと話して、目を光らせたことなど気付いてなかった。


「「おはようございます。紅の巫女様。」」


「今日から、巫女様付きのメイド長を務めさせていただく、


私、リリアーノ・ベル・カルフェスと・・。」


「ライアーノ・ベル・カルフェスでございます。


私たちの事は、ライア、リリアとお呼びくださいませ、


誠心誠意お仕えさせていただくので、どうぞ、よろしくお願いします。」


完璧な、笑顔と、90度の礼に少し恐縮して、


急いで、ベットからでて、こっちも、頭を下げた。


「あ、えっと、とりあえず・・おはようございます。


リリアさん、ライアさん、こちらこそよろしくお願いします。」


えっと・・名刺・・名刺そっかないんだった。。


完全に、寝ぼけてるみたいだ。頭が、ぼんやりしている。


シャワー浴びて、目を覚ました方がよさそうだな。


こっちシャワー、あんのかなとか考えていると、


ライアさんとリリアさんが、顔を真っ青にして焦っていた。


どうかしたのかなとか思っていたら


「巫女様・・我々とは、身分が天と地ほど違います。


私達どもなどに、頭を下げられるなんて・・。」


ライアさんが、おずおずと切り出してきた。


「それも、名前に敬具をつけていただくなど、恐れ多すぎます。」


それに続くように、リリアさんが、びくびくしがら、言ってきた。


何だそんな事か・・。なんか大変なことが起こったのかと思った。


「・・私、思うんですけど、挨拶する時には、頭を下げる。


ありがたいと思ったら、頭を下げる、悪いなあと思ったら頭を下げる。


それは、身分とかの前に、人間としての最低限の礼儀だと思っています。


それと親しくなりたいっていう、名前の呼び捨てなら、いいと思うんですけど、


人をしたと、見るための、見せるための呼び捨てって嫌いなんです。


なので、親しくなるために、よんでほしいっていうならば、


すごくうれしいです。でもそれなら、私の名前もちゃんと呼び捨てで呼んでくださいね?」


うん、こういう事はきちんと言っとかないと、俺の行動で、いちいち、


恐縮させちゃったら、だめだからな。かわいい女の子は笑ってるのが一番なんだぞ?


てか、なんか、当人のライアさんとリリアさんは、固まってるように無反応だ。


「・・・身分とかの前に・・・人間としての最低限の礼儀・・。」


「・・・人をしたと、見るための、見せるための呼び捨てって嫌い・・・。」


ふたりが、俺の言った事の、一部分を静かに暗唱している。


ええええ?なんかおれ変なこと言ったかな?少し自分の言った事を考えていると、


「ひっく・・うっう~ぐすぐす。」


へ?ライアさんとリリアさんが、泣き始めた。


「え、え?だっ大丈夫ですか?失礼なこと言ってしまいましたか?」


男泣きは、きもいだけだが、女の子の涙はどうしていいか分からなくなる。


「ち、ちがいます。リリアお姉ちゃんそうでしょ?グスこんなに優しい方に


お仕えさせて頂ける事になるなんてうう~私たち、なんて光栄なのかしら・・ひっく。」


「ひっく・・そうよライア・・こんなに美しくて、慈悲深い主に


仕えさせて頂けるなんて・・うう~私たちは、とても幸運ね・・グス。」


森再びである。どうしたらいいんだろう!!!!


これしかないか・・。これしか思いつかないし


「えっと・・・あの・・リリア・・ライア・・。」


ぴくんと二人が涙をひっこめて、反応した。


「・・二人と、仲良くなりたいので、自分から呼ぶ事にします。


・・それで。。その代わり私の名前も呼んでくださいね?」


「「くみ様~~~。」」


二人が抱きついてきた。これが、両手に花ってやつか。


俺が、今男だったらな・・。







あとがき

新キャラまた出ました。絶対領域・・黒ニーハイ知らない人は、

知らないままのほうが、いいと思います(笑)

王宮編は、けっこうのんびりしていく予定です。


あれ?5日の更新じゃなかった?て言うのは、いいっこなしで、

2万PVがすごくうれしかったので、3日連続更新してみました。

お気に入り登録が、100件をこすか、総合評価ポイントが、200超すか、

3万PVをこしたら、また、連続更新とかしてみようと思います。

次の更新は今度こそ5日です。

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