2話 SCP2273の研究
復活!
作者瑞鶴二等兵
SCP Site83の職員の物語 SCP 2273の研究
「おい聞こえるか?」
ロベルト博士「おい!アレクセイ・ベリトロフ少佐!」
SCP-2273「あ、あぁなんだ?」
ロベルト博士「私のことは知ってるか?」
SCP-2273「フリードロヒ博士はどこだ?」
ロベルト博士「ここはサイト17ではなくサイト83だ」
SCP-2273「そうか・・彼とは本のことを話すことが好きだったのだが・・」
ロベルト博士「あぁ・・インタビュー記録で確認したよ・・すまない」
SCP-2273「いや・・謝ることはないんだ許してくれ」
はあ暇だなあ
SCP-2273「で、なんのようだ?」
ロベルト博士「あぁ実はピョードルのレコードを聴かせることがOKになった」
SCP-2273「おぉそれはいい。早速聴かせてくれ」
ロベルト博士「わかったこの話が終わったらすぐに聞けるようにする」
SCP-2273「あぁありがとう」
ロベルト博士「いや、君の有用な情報が役立ってるからいい」
SCP-2273「あぁ別に俺は知ってることを人に言っただけだ」
ロベルト博士「あぁわかった。じゃあ今日は自分がそうだな・・部隊がなくなった頃の国内情勢を教えてくれ」
SCP-2273「あぁ前話した通りだけどいいか?」
ロベルト博士「あぁ少しでも有用な情報がわかればいいんだ」
SCP-2273「オーケー了解した。では言い始めるぞ」
ロベルト博士「了解した」
SCP-2273「前話た通り、我々はアメリカやイギリスに助けられ戦争をしていた」
ロベルト博士「そうか・・ここまでは歴史通りだな・・」
SCP-2273「あぁそれは聞いた。じゃあ次だ・・確か・・あれはドイツがポーランド侵攻時だったな・・フランスが地下都市を見つけたんだ。」
暇だ・・・・なんか連絡こないかな
ロベルト博士「ほう・・ポーランド侵攻時か・・」
SCP-2273「あぁ・・確か・・それはWW1時のドイツ軍の基地だった気がする。そしてそこから研究途中と思われる装甲が見つかったんだ・・」
ロベルト博士「なに!?ドイツ軍の基地だったのか??本当か!?」
SCP-2273「あぁそうだ・・で・・他には・・」
ロベルト博士「その装甲の性能などは?」
SCP-2273「あぁそうだな、まあドイツ式のスティック手榴弾は、ある程度防げたな・・あとは7.62m弾も防げた」
暇だなあ・・その時だった。
ッピ
「えーこちらθ4SCP-1378が収容違反!すぐに当直は集合し捜索を開始しろ!!」
俺はロベルト博士の護衛任務だから無理だなあ
「敵だ!!撃て!!」
ん?んん??
「くそ!痛ってえ!」
「衛生兵!」
外で戦闘が起きてる??
その時にアナウンスが聞こえた。
「先程のアナウンスは虚偽情報!CIの陽動だ!!」
あぁやっぱり・・さてと、ロベルト博士を護衛しますか・・
「おいα3お前外見てみろ」
え?それはなくねα1
「α2はドアのすぐ横にいろ俺はロベルト博士の盾になる」
はあα3は死んだな
「おい、α3」
「うん?なんですか先輩」
「気をつけろ」
「はあ?」
ガチャ
ドン!
「あぁ痛ってええ!!」
あぁやっぱそうなるか・・
「今助けるからな」
ドアを開けてα3をひきづりこむ。
「痛ってええ」
「はあ、今止血するよ」
「鎮痛剤をくれ」
「あぁ今やるよ」
自分の防弾チョッキのポケットから鎮痛剤を取り出す。
その時だった・・
「sterben!MTFs!」
取調室にCIが入ってきた。
「くそ!応戦しろ」
α1が叫ぶ
「ロベルト博士!すいませんがSCP-2273と一緒にいてください!これをSCP-2273へ!」
そう言ってα1が腰に挿してあったSIG SAUER P226を取り出す。
「使い方はわかると思います!」
そう言ってα1はα3を援護しはじめた。
「くそ!撃て!撃て!」
ダダダ!!
くそ!今室内に何人いる?
と、そこで敵が3人が一気に倒れた。
「よーしNice!!」
「HAHAHAHA!!機動任務部隊を舐めんなよ」
そこでまた1人倒れた。
バタ!
くそ!α1が倒れやがった!!!
カチ
くそ!最悪だ!弾が・・SIG SAUER出さないと!
その時幸運なことに残った敵がリロードしはじめた。
ガチャ!ドンドンドン
「は、はあ」
最後の1人も倒せた・・・
「うぅ痛ってえ」
「今鎮痛剤と衛生兵をを呼びます!」
「あ、あぁ」
ッピ
「こちらη11α2!俺以外のα1とα3が負傷!すぐにメディックをくれ!」
「こちらΔ5!メディックは呼べない!あと5分待て!」
くそひでえな・・
「了解!しかしならべく早く頼む!オーバー
「善処するオーバー」
はあひでえなあ
「博士再開してよしただしここで俺の影で」
「わかった」
「あとSCP-2273」
「なんだ?」
「拳銃を返せ」
「あぁわかった」
本当に友好的だな・・拳銃を普通に渡してくるとは・・・
「あぁどうも」
「では再開するぞ」
「了解」
SCP-2273「で、どこまで話したかな・・」
ロベルト博士「防弾性能を聞いてたところだ」
SCP-2273「あぁそうだったな」
防弾性能によっては俺らも使いたいなあ・・
SCP-2273「もう一度言うが7.62m弾とか破片手榴弾は少なくとも、防げたはずだ。あと盾型も一時期使われていたな」
ロベルト博士「ふむ、そうか・・・あー祖国はどのように使ってた?」
SCP-2273「完全に有効活用していたな、さっき言った盾型は衛生兵を保護するためにも使われてた。
ほお、かなりいいじゃないか・・・主力装備にしても問題ねえぜ
ロベルト博士「わかった有益な情報をありがとう」
SCP-2273「こちらも新しい担当者と話せて光栄だ」
よしとじゃああとは・・どうすればいいんだ・・?
「おい君」
「あ、はい」
「この2人はどうすればいいんだ」
「あ、えーと、とりま止血して・・そのあとモルヒネを打ってあげてください」
「わかった」
「そうだ・・SCP-2273をちょっと使用してOKですか?」
「あぁ少しぐらいなら」
「どうした?」
空気を察したSCP-2273が話しかけてきた
「あぁお前味方の負傷を治療をしたことあるか?」
「あぁ少しなら」
「じゃあある程度はできるな」
「わかった。Aidpac的なのはあるか?」
「ん、これ」
俺はそう言って倒れてるα1の防弾チョッキ兼サイドパックを指した。
「わかった。精一杯そうする」
「あぁいい心掛けだ」
こいつ以外に英語喋れるんだな・・
「α3・・西武!大丈夫か・・?」
「えぇ、まあ大丈夫っすよ・・まだ死にたくはないんでね、死ぬなら先輩の後だ」
「ククク・・不謹慎なこと言うじゃねえか、いいだろう精一杯頑張るよ」
「ありがとうございます」
「しっかし・・なんか、最近はCIがよく活動するな・・」
「いったいなんでしょうね」
「それなー」
「まあ、俺たちが気にすることはないでしょうけど・・」
「俺思ったんだがSCP2273が言ってるシールド的なやつをうまく使いたいよな・・」
「そうですね・・」
「こちら[雑音]5[雑音]ディックを[雑音]せる」
「こちらη11α2了解」
「雑音がありますね・・」
「どうせ苦し紛れの電波妨害をCIがやってるんだろう・・・」
「そうでしょうね・・」
「よし、こんなもんかな・・」
「あざす、楽になりました」
「あとは医療室に運ばれるまで待て」
「あーあ・・」
「どした?」
「先輩は悔いはないんすか?」
「なんだ?悔いって?」
「財団職員になった悔いですよ」
「そうだな・・多少はあるかもしれん・・」
「俺は故郷に置いてきたからなあ・・」
「だれを?」
「聞かないでくださいよ・・」
「そうだな・・」
まったく・・みんなやはり悔いがあるのか・・確実にここで息をできる奴はいないらしい・・