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1話 SCP-096の収容違反

作者 瑞鶴二等兵


SCP Site83の職員の物語


呼吸の仕方など忘れてしまった・・まずこんなところで呼吸などできないのだ。


「こちらη11( エータイレブン)α1〜3SCP-096を発見これより回収作業に移る。」


「こちらCP了解η11へ幸運を祈る」


「了解」


自分たちはMTFsつまりモビルタスクフォースの隊員だ・・現在は収容違反のSCP-096を回収(収容 )するところだ。収容方法はものすごく簡単だ・・奴がしゃがんだ時に布を被せてから牢に戻すのだ。ちなみに財団のページには、もう処分されたと書かれているがそれは嘘だ。ここSite83にまだいるのが事実である。


「今SCP-096-1をSCP-096が殺した。10分で作業を終わらせろ」


「了解」


1人が前に米軍から払い下げのM16A2と布を片手にSCP-096の近くに向かう。


「では・・・作業を開始する」


「了解」


ジャキ!!


暗い廊下に銃に装填されている銃弾の音が鳴り響く、自分もM16A2をSCP-096の方に向ける。

もちろん全員(3人 )が緊張した顔つきになる。


バサ!


「ふぅ・・」


「よしよくやった・・」


「こちらη11のα1回収に成功した。これより居住区画に戻る。」


「こちらCP了解ご苦労だった。損害は?」


「マニュアル通りそんないらない報告は言わん。つまり誰も怪我・・誰にも損害はない」


「了解した。その区画の隔壁をすぐ開ける。」


「了解」


ッピ


「おいみんな戻るぞ!」


「了解」


ちなみに布を被せたSCP-096はのちにD-class職員が片付ける。


「はあ薄暗いな・・」


「しょうがないだろう。施設封鎖してるんだから・・」


「まあ仕事も終わったし帰ろうぜ」


「はいよ」


ピ・・ガシャン

「うん?」


「なんだどうした?」


「静かに」


「こちらη11のα1どうぞ」


「こちらCPどうした?」


「α3が異常を検知したこれより確認に移るオーバー」


「了解オーバー」


ッピ


「で、どうした?」


「音がする」


コツ・・コツ・・コツ


確かによく耳を澄ますと、1秒の間隔で足音が聞こえる。しかも軍靴《 ぐんか》の音だ。これは・・


「CIだすぐにCPへ報告するぞ」


「こちらη11α1至急至急!自分たちの近くに他の戦闘部隊はいるか?」


「こちらCPこれより確認する」


「くそ!早くしやがれ」


「こちらCPそこの半径2kmには戦闘部隊はおろか他の部隊はいない」


「わかった。じゃあ今聞こえる足音は、CIと考えてまちがいないか?」


「・・・その可能性が高いすぐに増援部隊を送る。η11α1から3はすぐにセクター4へ戻れ。隔壁封鎖は3分後に行う」


「了解」

ったく・・XDだな

「おい!戻るぞ!ナイトビジョンを作動させろ!!」


「了解!」


さすが、ナイトビジョンは闇夜を一瞬で照らしてくれる。まあ光源がないと見えないのはたまにキズだが


「おい・・声が聞こえないか?」


「なんだ?」


「あれは・・ドイツ語か?」


「Es gibt einen Feind!」


ドン!パシ!


「至近弾だ!隠れろ!」


「あぁあぁあぁ・・最悪だ!」

ドドドド!!


「撃て!弾幕を張れ!」


弾幕を張ると言っても、一つ20発しか入ってないライフルがたった3丁しか無いのだ弾幕など30秒も張れないし予備弾薬もまともに持ってない。


「いいか!向こうの弾薬は威力が高いぞ!気をつけろ!」


向こうの弾薬は7.62m弾を使ってる。対するこちらは5.56m弾だ大きさが違うのは威力がかなり変わるので気をつけないといけない


ダダダダダ


「リーロドする!」


「了解!」

「このまま20m後方の影まで下がるぞ!」


「了解」


ちなみに何故弾幕を張るのかと言うと、ナイトビジョンをつけてる状態だとサイトを覗けないのだ。なので、弾幕を張るしか無いのだ・・


「撃て撃て!撃って撃ちまくれ!」


パシ!


「痛て!あぁまじかよ」


「くそ!CPへ!現在CIと交戦中!α2が負傷!これより戦闘を放棄し逃げる!」


「了解。現在そこの50mまで機動部隊が近くに来ている!」


「OK!すぐ合流する!」


「了解オーバー」


「オーバー」


痛ってええ!くそ・・


「大丈夫か?すぐに治療してやるからな!」


「大丈夫だ。まだ持つ」


「くそ・・銃持てるか?」


「ライフルを捨てちまったが|SigSauerP220《シグザウエル 》ならまだ持ってる」


「わかった!頑張って撃ってくれ」


「わかった精々頑張るよ」


「伏せろ!」


「味方だ!撃つぞ!伏せろ!」

「了解!」


ダダダダダ


頭上を弾が飛び交う・・


長い時間弾が頭上を飛び交う・・これはP90を使ってるということだ。つまりこれは通常の機動部隊だ。


その時味方の声が個人用通信機から


「あと30秒タップ撃ちをしたら一斉に走ってこい!」


「了解」


30秒か・・装弾数がやはり違うな・・


「いまだ!来い」


カランカンカンカン・・プシュー


後ろにスモークグレネードが投げられる音が聞こえる。


「よし行くぞ!」


「わかった」


「冥土の置き土産だ!あげてやる!」


そう言ってα3が閃光弾を相手の方に投げる


キィィィ


「よし!あとはセクター2の医療病棟に行ってください」


「わかったありがとう」


あとは戻るだけだ。


「はあ・・」


「じゃ行くぞ、大丈夫か?」

「あぁ問題はない」


たく本当にここで呼吸はできるやつはいるのか?


作者こぼれ話

セクター1には通常の機動部隊の宿舎と研究員やマネージャーの施設がある

セクター2には医療病棟や核シェルターとMTFsの宿舎がある。そしてSafeのSCPがいる

セクター3にはD-class職員の牢そしてketerのSCPの牢がある

セクター4には緊急時の[極秘に付き削除済み]の宿舎がある。

セクター5はketerの中でもかなり危険なものやEucledの牢がある。その奥には[極秘に付き削除済み]

あと地上に行けるエレベーターと緊急時用のヘリパッドがある。位置は[極秘に付き削除済み]

見てくれてありがとうございます。どうでしたか?少しでも面白いと思ったら、評価とブックマークお願いします。!!

「SCP-096の収容違反」 は「SCP-096」に基づきます。(財団職員様へどうしても製作者様の名前がわからないので書きませんでした)wiki http://scp-jp.wikidot.com/scp-096

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