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俺の能力の効果がおかしい事に気付いた。  作者: 平凡な猫
第一章
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第六話 逃亡

明けましておめでとうございます!

えっ遅い?

本当に申し訳ありません。遅れてしまいました。また、ちゃんと投稿していきたいと思います!

さてと、トイレに行くって言ってユウから離れられたけどこの部屋から出るには流石に無断では無理だろう。そもそもこの世界にトイレと言う概念が有るかどうかさえ不安なのだ。ここは勇気を出すべきだろう。


そう考えた俺は話しかけるのは怖いが入り口付近に居る二人の騎士(そう言う格好をしているので)の右側の人に話しかける事にした。


「すみません。この場所にトイレなる物は有りますか?」


「なんだ?といれ?あぁ便所の事か。君がいた世界ではといれと呼ばれているのか。この扉から真っ直ぐ進んで左側の階段を降りて左に進んで行くと右側に見える青色の扉が便所だ。」


意外にも親切に教えてくれたが、この世界ではトイレの事を便所と言うのか…もしかしたら英語はこの世界には無いのかな?

まぁ俺が下半身に手を当てる動作で分かってくれたようだ。


「間違って左の赤色の方に入るなよ〜」


「はい!ありがとうございます!」


だが、不思議だ。流石に見張りに一人くらい付いてきても良い位なのにまるで『あの場所に居なければならない』様な感じがあの騎士からは感じられた。逃げられる事を想定していないのか、逃げられる心配は無いのか、もし、後者の場合既にこの城の様な場所に仕掛けがしてあるだろう。それかあまり考えたくはないが、既に洗脳が終了しているか。


だが、そうなると俺が何故あの場所から出れて今でもここから逃げようと考えれるのか。ステータスの運の値が高かったのが功を奏したか?いや、ラノベの主人公じゃあるまいし、そんな都合のいい事があり得るわけがない。


しかもユウは何も変わった感じはしなかった。という事はまだあの段階では洗脳のような事はしていなかったと考えられる。


ここからはもっと警戒して物事を進めないとな。


一つだけここから逃げ出せる手立てを思い付いたが、確実性が無い…でもそう言ってられない状況でもある。やるしか無いな。


スキル『裏返し』だ。このスキルが何が出来るのかすら分かってないが手探りでやるしか無いだろう。


あ、ここから出られたとしても食料や飲料水はどうしよう…今は良いか後で考えよう。今はこのスキルの事を考えよう。


うわ、もう階段か。ゆっくり進んで来たはずなのに意外と早く着いたな後ろから来ないとも限らないしトイレに入るまでは普通にしながら模索する事にしていたが…


えっと『裏返し』の文字をタップしてみるとどうなるのだろうか……………


・・・・・・・・・

その頃のユウと言えば、とても不安に感じながら壇上に上がっていた。

(まさかクロの奴逃げ出そうとか思ってたんじゃないだろうな?あの時はスキル見て興奮して素っ気なくトイレに行かせたが間違いだったな。俺も行くべきだった…絶対アイツ俺を見捨てたよな…はぁ行きたくねぇ!異世界とか言われて興奮したのは否定しないがまさか俺がこんな普通じゃないスキル手にするとは思わなかった…。まぁアイツの事だよくよく考えてみれば俺のこと置いて行ったのも理解できる。こんなスキル持っていたらどんな場所でも驚かれるし、面倒な事間違いない。更にこんな強そうなスキルだ。向こうも流石に俺の事は邪険にしないだろう。だったらやる事は一つだな。力を付けて正攻法でアイツの元まで行けば良い。)


そう。ユウはどんな状況でもポジティブでクロを信用していたのだ。


「さて、お名前を聞いてもよろしいでしょうか?」


(だったら俺はアイツの援護をするまでだな。)


「はい。私は楓山 雄太…ユウタ・アキヤマです。」


「アキヤマさんですね。では、そこの水晶に手を当ててください。」


ユウタ・アキヤマ

職業:決意の勇者

LV:1

HP:35

MP:35

AT:35

DF:35

AG:35

LK:30

スキル

『英雄の証 Lv1』


「な!?勇者様!?召喚されて間も無いのに…しかも『英雄の証』!?!?ど、どう言う事でしょうか。神官分かりますか!?」


「い、いえ…今までの記録では召喚されて直ぐに勇者に目覚めた方は居ませんでした…」


他にも壇上にいたお偉方は全員驚いていた。やはりこのスキルは異様なのだろう。更に何故かさっき見たステータスと殆ど変わっているし、数値が5も上がっている。職業欄が出来たからだろうか?


まぁ良いか俺には目的があってそれに突き進んでいけばいい。


あっ!アイツの援護しとかないとな。


「すみませーん。先程はありがとうございました!お陰様で間に合いましたー!ちょうど呼ばれてしまいまして先程はお礼に行けなかったので!」


「ん?おう!ちゃんと行けたみたいだな!良かったぜ!もしかして途中でって思っていたからな」


「流石にあり得ないですって〜」



(頑張れよ!親友!)


今年もよろしくお願いします。


ちなみに何故見張りが主人公の存在を忘れたのかはちゃんとした理由があります。

それを明かすのはもっと後になるかもしれない……


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