表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/69

第十五話 植物

 河原での生活は充実したものだった。ゴーレム魔法陣の単一組織を変形させる機能に、スライムの体組織を掛け合わせて家を作り、使い魔を作った。

 住居を得たことで生活が楽になり、仲間が増えたことで戦闘が楽になった。

 

 俺は魔法陣の解析(かいせき)、魔法開発や道具の作成に(いそ)しんだ。その間に使い魔たちが、魔物や獣を狩り魚を獲る。肉や毛皮、油を得て、調理したものを収納庫に(たくわ)えていく。マリア達は薬草や調味料、食材となる植物採取をしている。

 いろいろな技術が習得されて、更に生活が楽になった。

 

 クロールミアもすっかり馴染(なじ)んで、最初の頃の生意気さは鳴りを潜めている。竜は基本的に竜脈から魔力を得る為、食事は必要ないのだが、ルミアは調理した肉が大好きだ。五郎同様に動物組は、エルゴに胃袋を鷲掴(わしづか)みにされている。

 ルミアは魔力は竜脈から得るより、誰かにへばりついて分けてもらう方が、美味しいらしい。俺の勾玉(マガタマ)の魔力が1番らしく、良く俺の後頭部にへばりついている。

 

 俺はそろそろ良いかなと思い、みんなに宣言する。

 

「食糧も確保したし、そろそろ(とりで)を目指すか」

「良いのじゃないかしら。薬草も調味料もたくさん採れたわ。人間の街も見てみたいし、技術や知識も仕入れたいわぁ」

 

 マリア(おっさん)が妙に間延びした口調で答える。甘ったるいダミ声で話すオネェ言葉と、坊主頭でガチムチマッチョな体型が全く釣り合わない。カーキ色のコートジャケットが、体型の迫力を増幅して、強盗犯のようで残念だ。

 

 だがこのおっさんの恐さは見た目だけでは無い。この呑気なトラブルメーカーは、日頃からせっせと俺に不利益を運んでくる、無邪気な悪魔なのだ。

 

呼人(よぶと)様、私も早く飛行魔法などを試してみたいです」

 

 エルゴはいつも礼儀正しい。長身で細身な身体に、黒い燕尾服(えんびふく)を着て俺の後ろに立ち、優雅にお辞儀(じぎ)しながら、意見を述べるイケメン執事だ。

 いつも俺のことを助けてくれるので、頼りにしている。この面子(めんつ)の中では唯一の理性だと思っている。頼むぞエルゴ、お前だけが頼りだ。

 

「あたいは酒に興味があるぜ、旦那(だんな)

 

 ハルナは逆にがさつだ。長身で豊満(ほうまん)なわがままボディが色っぽいのだが、行動はおっさんのそれだ。

 顔立ちが綺麗で、黒いメイド服が似合っているが、口調と行動が残念なのは何とかして欲しい。

 小麦色の肌に赤い短髪が良く()えており、赤い猫耳がピクピク動き、長い尻尾がゆらゆら揺れる(さま)は可愛くもあるが、残念成分が多過ぎる。

 掃除しているところなど見たことが無いのに、いつでもどこでも、竹箒(たけぼうき)(かつ)いでいるのも(いただ)けない。ああ残念だ。

 

「人間観察、シッシッシッ」

 

 アロロクは良く「シッシッシッ」と笑う ちみっ子メイドだ。そして良く俺に対して毒を吐く毒舌メイドでもある。

 長い黒髪で、前髪パッツンな髪型や、色白で細身な体躯は和風人形のようだ。黒いメイド服を着て、チョコチョコと歩く姿は大変にかわいいのだが、毒舌が厳しい、これまた残念なメイドだ。

 

「呼人、服」

 

 ヘーデリアはすぐにお姉ちゃんぶる。そして負けず嫌いだ。

 パステルグリーンの癖ッ毛で、色白の可愛らしい幼少なのだが、はかなげな幼女の外見に似合わず良く問題を起こすところは、マリア(おっさん)に似たようでやはり残念だ。

 なぜ使い魔たちは同じように作ったのに、こうも違うのか不思議でならない。

 

「おで、カレー」

 

 五郎はウォンバットなのに、黄色いTシャツを着ている時点で残念だ。

 俺が冗談でデザインしたのだが、意外と本人は気に入っているようなので、そのままにしている。

 俺は密かに「黄色いあいつ」と呼んでいるが意味は無い。動物なのに言葉を(しゃべ)るところは素晴らしいが、自分を「おで」と呼ぶのはどうかと思う。「カレー大好き」と、マリアに押し付けられた設定を気に入った様だが、まだ食べたこと無いのに、大好きと言っているところが非常に残念だ。

 

(わらわ)は、新しい料理とお茶を探すのじゃ」

 

 クロールミアは赤いドラゴンだ。小さな身体で態度は非常に大きい。

 怒ると炎ブレスを吐きまくるので、迷惑この上ない存在だ。パタパタと飛ぶ姿はかわいいが、魔力を吸うために良く俺の後頭部に張り付いている姿は残念だ。

 料理が好きで、食事の時に「むほー」だの「至高の味じゃ」など反応がうるさくて、やはり残念だ。

 

 こんな残念だらけの仲間達と、人の住む街に行って良いのだろうか? とも考えてしまうが、俺もみんなから「自重しろ」と良く怒られる。やはり残念成分が豊富なので、人のことは言えないようだ。

 俺達は、これからも助け合っていかなければ、ただの残念集団になってしまう。頑張ろう。

 

 

 

 

 

 そんなわけで、俺達は河原での生活をお開きにして、砦を目指して森を進み始めた。

 太陽の日差しが適度に差し込み、存外(ぞんがい)に明るい森の中を

 

 オレンジのパーカーを着た俺、

 俺に肩車されている真っ赤な幼竜、

 黒の燕尾服のエルゴ、

 竹箒を担いだメイド服のハルナ、

 同じくメイド服のアロロク、

 カーキ色のコートでガチムチ乙女(おっさん)のマリア、

 白いワンピースのヘーデリア、

 最後尾をトテトテとついてくる黄色いあいつ、

 

 異様な風体(ふうてい)の集団がゾロゾロと歩いている。異様である。凄く異様である。森の中をトレッキングするような格好には、とうてい見えない。街ではどうするかなあ?

 

「マリア、街に入る前に服装を替えた方が良くないか? 俺とマリアは無理だけど、使い魔たちはすぐ変えられるし、冒険者風にしないと目立つぞ」

「あら、気にすることないわよ。みんなかわいいわぁ」

 

 おっさんに聞いたのが馬鹿だったな。こんな集団が森から出て来たら、誰しも怪しむぞ。うーん困った。

  

 

 

 俺は使い魔を腕輪型にして仕舞(しま)って、訓練がてら、ひとりで魔物と戦いながら進んだ。ひとりと言っても頭の上には小さなドラゴンが乗っており、マリア達も側にいる。

 マリア達はカレーの材料を探すのだと、植物採取を主に行っている。

 

 俺もマリア達も荷物は持っていない。()いて言うなら、クロールミアが俺の荷物だ。戦うのは魔法主体だし、採取物は収納庫に仕舞うから荷物は無いのだ。

 

 収納庫は、魔法の基本セットと呼ばれるものの1つで、亜空間に荷物を収納できる便利魔法だ。内部は6畳ほどの広さだが、いくつも作れるので、実質無限収納だ。時間経過も有無を選べる。収納庫を作る時に魔力を消費するが、その後の維持には必要ない。

 

 焼き肉、焼き鳥、焼き魚、焼き芋、果物、お茶、ハチミツレモン水なども、大量に用意して収納庫に入れてある。ただ味のバリエーションはあまりない。

 

 塩は岩塩を発掘したり、魔法で抽出(ちゅうしゅつ)したりして得ている。食材はオリーブオイルで焼いて、基本的な味付けは塩だ。これにレモンやハチミツなどを合わせる。

 あとは、コショウ、からし、にんにく、ショウガ、ワサビ、ゴマなどに近い植物は見つけたので、適宜(てきぎ)使用している。調味料は充実してきている。

 ただ醤油や味噌は当然ないので、味にバリエーションが広がらないのだ。大豆に似た植物は確保しているので、今後に期待だ。

 

 砂糖も見つけた。てん菜だ。「解体」の魔法から流用した、「抽出」の魔法を使って砂糖を抽出する。

 解体の魔法は、魔物を解体するときに使う魔法だ。必要な部分は素材として残り、不要な部位は肥料となる優れものだ。

 抽出は、指定した成分が精製された状態で、分離抽出されるので、白い砂糖が手に入った。ハチミツも良いけど、多くは採れないので助かった。

 

 その他に大麦、小麦、米などの穀物(こくもつ)も、普通に森や川辺に生えていた。そしてトマト、ジャガイモ、ニンジンなどの、基本的な野菜はだいたいあった。

 原種に近いからか、この大陸の仕様なのか実が小さかったり、()せてはいるが、味は元の世界のものに似ている。

 自然に生えたものなので、一ヶ所でたくさん採れるわけではないが、季節感など関係なく、とにかく探せば見つかってしまうのが面白い。精霊さんのおかげなのかな? この大陸のスタンダードなのかな?

 

 

 

 マリアは、とにかく植物に詳しい。ナツメグやバニラなども簡単に見つけてくる。おっさんとは思えない能力だ。今後の食生活が楽しみになってくる。

 

 薬草や調味料は乾燥させるのだが、ここでも魔法が大活躍だ。風魔法というか空気魔法というか、空気中の分子を強固に結合して固体にする魔法を応用して、空間に箱を作り、薬草を入れて温風を流すと、乾燥が手早くおこなえる。粉砕なども、箱と風魔法で行った。

 (ちな)みに、この空気魔法でバリアも作れる。

 

 出来上がった薬や調味料は、ガラス瓶に入れて保管してある。ガラス瓶は河原で作ったものだ。まず砂を集めて空気の箱に入れる。これを熱して砂を溶かしガラスを作る。

 熱するのは火魔法で良いのだが、クロールミアのブレスで一発で溶けるので使い勝手が良い。

 

 これを元にして、ゴーレム魔法陣でグラスゴーレムを造る。このゴーレムに手を触れてイメージを流すと、色や形は自在に変えられる。魔力を加えればガラスの量も増やせる。

 形は自在と言っても、あまり複雑にできない。そんな時はスライム魔法陣を追加する。すると細かい制御が可能になる。そしてコップ、皿、薬瓶などを形作って、切り離せば出来上がりだ。

 このゴーレム工芸技術は、木、土、ガラス、鉄、銅など、いろいろ応用できるので便利だ。ただ布はダメだった。大蜘蛛の糸でやってみたが布にはならなかった。

 

 布が欲しいー。

 

 風呂のあとは風魔法で乾かしたり、下着は毎日浄化(じょうか)の魔法で洗濯しているが、やはり替えが欲しいし、いろいろちょっとしたときに布が欲しいと思ってしまう。

 あと、欲を言えば卵と牛乳とビールが欲しいです。神さま、精霊さまお願いします。

 

 

 

 夜になるとエルゴハウスに宿泊する。日用品が無かったりでまだまだ不便はあるが、木の上の事を考えたら天国だ。

 

 マリアやヘーデリアから度々(たびたび)聞かれるのだが、魔法乙女戦隊の服は制作中だと言ってある。実際はデザインを考えているくらいだ。

 ヘーデが、事ある(ごと)に「服はまだか?」と聞いてくる。横でマリア(おっさん)がニマニマしているのが、非常に腹立たしい。子供使うなよなー! ずるいぞ! おっさん

 

 俺は俺で忙しいのだ。

 俺達は魔法を得たことで、身を守る(すべ)を身に付けた。今は魔物だろうが野盗だろうが、襲われても問題にならない。

 次のステップは、生活の向上が急務なのだ。布団、布、服は勿論(もちろん)。石鹸なんかの日用品、雑貨、食器、調理具、食糧、調味料などなど、生活必需品は街で金を出せば買えるだろう。

 

 ただ俺は何となく予感がしている。ラノベの定番に、異世界には炭酸がないというのが良くある。この大陸にも無い可能性が高いと思っている。

 炭酸が無いということは、ビールが無いということだ。俺はビールが大好きだ。友人などとガッツリ飲む時は、他の酒も飲むが、日常は仕事終わりにビールを飲むのが好きなのだ。

 酒が無いということはないだろう。ただビールがあるかどうかは別だ。俺は1日の終わりにビールの のど越しを味わいたいのだー。

 

 というわけで、無ければ作るしかないじゃん。余計なことをしている暇はない。

 俺は忙しい。だからヘーデよ。戦隊服はしばらくお預けだ。

 

 

 俺は採取した植物を、ただ収納庫に入れていたわけではない。消費するより栽培できないかを、何日も前から考えていた。

 森での採取は、思ったより種類が多くて助かっている。ただ量が採れない。仕方ないことだが、穀物などはパンさえ作れない程度の量しかないのだ。

 いかんいかん、遺憾(いかん)である。これではビールなど夢ではないか。

 

 俺達は旅の途中だ。拠点も土地もない。穀物栽培などまだまだ先の話だ。いっそのこと森に住んで開拓するか? 邪神の欠片の近くなんて嫌だしなぁ。

 

 と思っていたある日、エルゴハウスの窓辺に鉢植えの花が飾られていた。エルゴがマリアに頼まれたそうだ。

 

「ん? エルゴ。この花はハウス仕舞う時はどうするの?」

「呼人様、室内は次元の違う亜空間なのでそのままです。ハウスの外観が、私の一部に変わるだけで内部は変わりません。亜空間との(つな)がりも切れていません」

「日の光りが無くて、枯れないのか?」

「時間停止する場合もありますが、私に日が当たれば、亜空間にも届くようです」

「じゃあ、他のゴーレムハウスが魔石になっている時も、日に当てていれば、内部で光合成は可能なんだ?」

「その通りかと存じます」

「ほう、生き物とかも、(えさ)と水入れておけばいいと」

「たまに年少組が、私の中で昼寝しておりますので大丈夫かと」

「おおー、そうなのかエルゴ。だったら移動農場や牧場が作れるじゃん! 希望が出てきた」


 亜空間技術は、収納の魔法陣を解析して作った魔法だ。扉に魔法陣を刻むと、任意の亜空間に接続できるので、ゴーレムハウスの扉を開けると、ゴーレムハウスの外観より広い空間が、内部に出現するわけだ。ゴーレムハウスを仕舞って魔石状態の時も、こちら側と接続は切れていないようだ。

 

 (ちな)みに俺達が中にいる時に、外に繋がる扉が壊されたら、亜空間に閉じ込められてしまうのか? というとそうでもない。

 外の扉が壊されても、亜空間内部の扉は無くならなかった。扉を開けたら外に出られたのだ。

 ただし外に出たあとに、扉が閉まった途端に扉は消えてしまった。そしてその亜空間には、こちら側からアクセス出来なくなった。亜空間内部の窓や、裏口も同じく外に繋がっていたので、閉じ込められることは無いようだ。

 

 亜空間は、我々の次元と異なる次元に存在するので、内部に荷物を入れても重さも感じない。

 収納庫は、時間経過の有無が選べるんだから、時間経過10倍とかも出来ないかな?

 試してみよう。はい出来ました。魔法陣のここが時間でこれが温度か。本当、魔法は万能だな。

 亜空間は、形成する時に魔力をごっそりと持っていかれるけど、その後の維持には魔力を必要としない。時間経過や温度を変える時、それと内部構造を変える時に、魔力を使うだけだ。イージー過ぎるなコレ。

 

 こうしてとうとう、あれが完成した。

 

 

「マリア、これを見てくれ」

 

 魔石が、ニュ~と変形して家となる。いつものように小さな家だが、壁も屋根も透明なガラスの様な作りだ。日の光を受けてキラキラと光っている。

 

「あら何かしら、いつものハウスと違うわねぇ。壁が透け透けじゃないの。私、嫌よこんなのぅ」

「ああ、違うんだマリア。俺達が住むわけではないんだ。見てくれ、床が掘り下げてあるだろう? ここに土を入れて、野菜や薬草が育てられないかと思っているんだ。つまり移動可能なビニールハウスだ」

「まぁ、素敵ねぇ。使い魔に囲まれ、草花に囲まれ、ここに私のユートピアが完成したわぁ」

 

 ちっさな理想郷だなオイ。

 

「それでな、マリアは植物の知識が豊富だから、試しに何か育ててみてくれないか?」

「ええ、よぶちゃん任せてちょうだい。でも土はどう運ぶの?」

「土ゴーレム作って、そのまま入ってもらえば良い」

 

 土ゴーレムに、落ち葉や微生物など内包(ないほう)させて運べば苦労はない。

 

 それからお茶を飲みながら、今後の話をしようとしたら、マリア(おっさん)の昔話が始まった。

 聞くところによると、マリアは農家の息子で、農業大学まで卒業したらしい。その後、どこでどう間違ったのか、特殊バーのママになり、(だま)されて捕まり囚人となったのだ。店のオーナーが(ヤク)の売人で、罪を押し付けられたそうだ。

 家族にも見放されているので、元の世界に帰るより、こちらで再起したいと言っていた。

 見放されるのも当然だと思うぞ。そして間違った原因は、どう見てもその性格だろ?

 

 こうして、ゴーレムビニールハウスの運用が始まった。森の日当たりの良い場所で、しばらく滞在することにしたのだ。

 ゴーレムハウスの亜空間内部は天候がない。光も外の世界から取り入れなければ無い。温度は一定に保たれているが、人間が水をやらなければ植物は育たない。風や蜂がいるわけでも無いので、受粉(じゅふん)も人間がやらなければいけない。正直、手間が掛かるのだが仕方ない。

 そのうち農作業用のゴーレムを作って、ハウス内部の仕事をしてもらうつもりだ。

 

 

 ()しくもこの日、マリア(おっさん)のカレーが完成して、今夜はお祝い気分だ。

 マリアのカレールーには、

 

 カイエンペッパー:赤唐辛子、辛味付け

 ターメリック:ウコン、色付け

 クミン:香り付け

 コリアンダー:パクチーの種、香り付け

 

 などをパウダー状にしたものや、トマトペースト、にんにく、コショウ、ショウガなどが使われており、具材はオーク肉、タマネギ、ニンジン、ジャガイモとオーソドックスにまとめられている。

 

 ライスもパンも無いが、五郎が待ちに待ったカレーである。実は俺も含めて、他のみんなも興味深々だ。さっきから匂いにやられているのだ。俺はある程度、味の予想できるが、他は初めてなのだ。どんな味なのか興味が尽きないだろう。

 あんまりハードル上げるなよ。

 

「じゃーん、お待ちどう様、ご飯が無いのは残念だけど、これがカレーよ。子供に合わせて甘口よぅ」

「なんじゃ、この複雑な香りは! 食欲をそそるのう」

「マリア様、カレーの情報は持っていたのですが、実際に食べられる日がこようとは思いませんでした。ありがとうございます」

「は、早く食べようぜ、旦那。じゅる」

「みんな必死、シッシッシッ」

「マリア、凄い」

「おで、感激」

「じゃあ、調味料や食材を集めた。マリアたちに感謝して食べようか。いただきます」

「「「「いただきます!」」」」

 

「「ガツガツガツ」」

「むほー、美味いのう。美味いのう」

「こ、これは…」

「マリア、やるじゃねーか」

「女子力高い、シッシッシッ」

「マリア、美味しいー」

「おで、イエロー、カレー大好き」

 

 うんうん、そうかそうか美味しいか、良かったなぁ。グスッ

 しかしみんな、口の周りがべちゃべちゃだぞ。

 

 

 こうして楽しい夜は、()けて行くのであった。

 

 

 

 

  

句読点が迷走中w

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「わりのん、おもれ~!」と思う方がいらっしゃいましたら、ポイント評価と↓下をポチっとして頂けたら幸いです。

小説家になろう 勝手にランキング

+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ