85.こんなん出ました
結局、色々調整した結果『スキルステータス』は、このようになった。
【スキルステータス】
[スキル]
・全属性魔法:ファイヤ・ウォーター・ウィンド・サンド・ライト・ダーク・アイス・サンダーボールLV5、
:ファイヤ・ウォーター・ウィンド・サンド・ライト・ダーク・アイス・サンダーウォールLV5、
:ファイヤ・ウォーター・ウィンド・サンド・ライト・ダーク・アイス・サンダーバレットLV5、
:ヒール(光・聖)LV5、浄化(光・聖)LV5、
:クリーンLV5、身体強化LV5、気配察知LV5、魔力察知LV5、
:精神異常耐性LV5、
・刀術LV5、剣術LV5
・体術LV5、拳術LV5、脚術LV5
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[ユニークスキル]
・鑑定
・アイテムボックス
・無詠唱
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[固有能力]
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「まだまだ異常なのには変わりはないけど、これくらいはしょうがないわね。ワイバーン倒しちゃったし、魔法も見られちゃったし・・・。」
「そうだな・・。」
ここに出ているの以外は、なるべく使わないようにしないとだな・・。
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このあと、スキルポイントシステムについて、エルに説明した。
それを聞いたエルは、ものすごく怒っていた。
「あたしの、いままでの努力は何だったのよ!!」
そりゃそうだ、この世界の人にとってみれば、あまりに卑怯で理不尽なシステムだ。
「ごめん・・。」
俺は、またも謝るしかなかった。
べつに、俺のせいでは無いのだけれど・・。
「そうね、あんたに当たっても仕方がないわね。バカ神さまの仕業だものね。」
エルはそう言って、吹っ切れたような表情をしたあと、自分の固有能力について教えてくれた。
「たぶん、エア神さまが授けてくれたこの能力は、あなたの力をもっと引き上げる手助けにするために、与えてくれたんだと思うの。」
それは、『経験値複製』という固有能力だった。
『自分の得た経験値を複製し、譲渡できる能力。』・・・これによって、経験値を渡された者は通常であれば、レベルアップに消費されることになる。
だが、もし対象者がスキルポイントシステムを持つ俺だったら・・・。
「ちなみに、いまエルって何ポイント経験値が貯まっているかとか分かるのか?」
「分からないわ。だいたい、ふつう経験値は自動で貯まっていって、一定値になったら勝手にレベルが上がるものだもの。ステータスに表示なんかされないわ。」
「じゃあ、どうやって譲渡するんだ?」
「ん~・・・・あ!説明の最後に▽印があるわ。その先には・・・。」
説明書き、全部確認してなかったのか。
たしかに、全部読むの大変だものな。
「『ただし、パーティーを組んで共に戦って得た経験値のみ有効。現在値 PT名『ジ・アース』(:(ステータスポイント:4598.157)(スキルポイント:4167.157)』だって。」
「じゃあ、その複製を俺が貰ったとしたら、500倍だから・・・229万ポイントぉ!」
・・・たしかに、馬鹿げてるわ。
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そして、経験値譲渡については一旦保留ということにして、とりあえず、昼食を食べたあと午後にはギルドへ行こうということになったのだが、ここで問題が起きた。
今回は、俺とエルが呼ばれただけなので、コリンとライアンは宿でお留守番していてくれと言ったら、お姫様は途端にむくれてしまったのだ。




