51.説明書って、読むの疲れるよねえ
え~と、まずはユニークスキルで、見てないのは・・・。
『隠蔽』
自身のステータスの一部または全部を、見かけ上変更あるいは不可視にして、『鑑定』『看破』スキル保持者から、隠蔽することが出来る。(これらのスキルは、元来無属性のスキルであり、それぞれが、レベル上位者に破られる関係にあるが、セイヤの場合は、これらのスキルの上位スキルであるため、破られることがない。)
「やべえ、これって大事だわ。あとで、掛けとこう。」
次は・・・なんだこれ?
『金勘定』
商売の神、ウカノミタマの加護により取得。
商才が高まり、駆け引きに強くなる。
また、数字を扱うのが強くなる。
「まあ、生きていくには、便利かな。」
それから一回使ったけど、固有能力の・・・チート感プンプンだな。
『世界知識』
この世界の様々な情報に、アクセス出来る。インターネットの検索機能に近いイメージ。ただし、得られるのは、既知の情報であり、未知、未来の情報にはアクセス出来ない。
「これってあれだよね、ギルドで長々と説明聞かなくて良かったってことだよね。ちゃんと、確認しとくんだった。」
で、最後はこれか・・・。
『魔力操作』
各種魔法に作用させる、魔力をMAXからminimumまで任意に、コントロール出来る。
また、同時に複数の属性の魔法に対して、コントロールが可能となる。
なお、このスキルに関しては、レベル設定は無いが、鍛錬により、応用力が向上することがある。
「最初っから、自由に操れるでいいんじゃないの?」
でもこれって、通常のレベル10まではともかく、今後限界突破して、どんどん強力になる魔法を操る上で、必要なスキルだったんだろうな。
「あーでも、解放されたやつも見てみるか。」
『魔法統合』
全属性の魔法が統合され、魔法操作と組み合わせることで、新たな魔法を創り出せる。ただし、本人のイメージ力に依存する。
各種魔法は、レベル上限が無くなる。
『戦闘術』
戦う事に関係するスキルが統合され、レベル上限が無くなる。
魔法操作と組み合わせることで、各種スキルを強化出来る。
鍛錬により、応用力が向上することがある。
どうやら、魔法にしろ、戦闘にしろ、能力として備わっているだけでは、100%その力を発揮出来るわけじゃなさそうだな。
空手1段どうしでも、経験の差とか色んな要素で、勝敗は変わるだろうし。
でも、これは全てのスキルに共通して言えることか・・・。
「鍛錬・・・必要だな。」
宝の持ち腐れに、ならないように。
「セイヤお兄ちゃん、ご飯できたってーー!」
「おう、今行くよ!」
コリンが、ものすごい大きな声で、階下から知らせてきた。
もう、そんな時間か。
それにしても鍛錬か・・エルに頼んだら、やり方とか教えてくれるかな?
世界知識で検索しても、独学じゃあ、実地で得られるものと違うだろうしな・・・。
「ぐぅ~。」
あ~、ハラヘッタ。
下へ行こう。




