40.チートのおかわり
俺は、エア神様が足してくれた、紅茶を飲んでたずねた。
「別に今までと変わらん、思うままに行動すればよい。」
「でも、そんな『11の魔物』とか倒せるんですか?今のままで。」
イナンナに、チートを貰ったとはいえ、いまだにCランクのシルバー・ウルフ程度しか狩ってない。
「そうじゃな、ではこうしたらどうかな?」
「どうしたら?」
「いまお前さんがいる国の名前は分かるかな?」
「いえ、わかりません。」
「いまいる国は、ハルバトじゃ。そして他には、バロニア,エム,メイア,アリア,ウルト,シア,ヒタト,エトという国がある。」
「全部で9ヶ国ですか。」
「はるか東方にも大国があるが、その間に未開の地が広がっており、到達は困難じゃ。」
この文明圏が、9ヶ国ということかな?
「それぞれの国の境界は曖昧で、王都と周辺の都市、町や村が独立して、外壁に囲まれて存在しておる。」
「じゃあ、王都や都市、町や村との間にある領域は、エア村に着くまでに見たように、魔物が徘徊している未開の地ということですか?」
「いや、さっき言った未開の地と違い、各国の領域内であれば、定期的に魔物の討伐がなされているから、本当の未開の地に比べれば、魔物は格段に少ないのじゃ。」
ふえ~!未開の地、怖くないですか?
「これから、それらの国々を巡ってみるのじゃ。そうすれば、自ずと実力も付くし、やるべき事が見えてくるじゃろう。」
「なるほど、分かりました。でも、その間にキングウたちが攻めてきたらどうするんですか?」
まだ実力が伴わない内に、遭遇なんてしたくない。
「それは大丈夫じゃ、まだ『11の魔物』は目覚めてはいないからな。全ての魔物が目覚めるまで、あと数年は猶予がある。」
「目覚めたやつから先に、攻めてくるとか無いですか?」
「そんときは、そんときじゃ。」
「適当すぎ!」
「まあ、そのためにも、対抗措置として、特別ボーナスを与えよう。」
「ボーナス?」
俺が、首をかしげていると、エア神様が頭の上に手を載せた。
これって、もしかして?
俺は、金色の光に包まれた。
あの時と同じように、膨大な魔力が俺の身体に流れ込んできた。
自然と目をつむってしまっていた。
「よいぞ。」
エア神様の声に、俺は目を開けた。
「確認してみるが良い。」
『ステータス』
【ステータス】
名前:セイヤ(大伴聖也)
年齢:17
種族:人族?
称号:「神に導かれしもの」(別名「世界を渡るもの」、「かき乱すもの」)、「神の使徒」
加護:イナンナの加護、ウカノミタマの加護、エアの加護
適正属性:全属性
職業:冒険者(ランクE)
レベル:2
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(ステータスポイント:248 ×500)
HP:15084/15084
MP:15040/15040
持久力:10067
精神:4017
知能:5017
物理攻撃力:9045
物理防御力:9044
魔法攻撃力:9027
魔法防御力:9022
敏捷:10017
運:5010
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【スキルステータス】
(スキルポイント:482 ×500)
[スキル]
・火属性魔法LV10 ファイヤボールLV10、ファイヤウォールLV10、ファイヤバレットLV10
・水属性魔法LV10 ウォーターボールLV10、ウォーターウォールLV10、ウォーターバレットLV10
・風属性魔法LV10 ウィンドボールLV10、ウィンドウォールLV10、ウィンドバレットLV10
・土属性魔法LV10 サンドボールLV10、サンドウォールLV10、サンドバレットLV10
・光属性魔法LV10 ライトボールLV10、ライトウォールLV10、ライトバレットLV10、ヒールLV10、浄化LV10
・闇属性魔法LV10 ダークボールLV10、ダークウォールLV10、ダークバレットLV10
・聖属性魔法LV10 ヒールLV10、浄化LV10
・無属性魔法LV10 クリーンLV10、身体強化LV10、気配察知LV10、魔力察知LV10、長距離転移LV10(短距離転移がLV10の時自動取得)、精神異常耐性LV10
・武術LV10(刀,剣,槍,弓,棒,格闘がLV10の時自動取得)
・格闘術LV10(体,拳,脚がLV10の時自動取得)
・創造術LV10(錬精,鍛造,器造がLV10の時自動取得)
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[ユニークスキル]
・鑑定
・アイテムボックス
・隠蔽
・無詠唱
・全言語
・空間把握(探知,索敵がLV10の時自動取得)
・金勘定
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[固有能力]
・世界知識
・魔力操作
・****(100000Pで覚醒)
・****(100000Pで覚醒)
・****(1000000Pで覚醒)
・****(10000000Pで覚醒)
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「ん?どこか変わったとこある?」
「よく見てミイ。」
「あーー!」




