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109.ババンババンバンバン



 そうかあ、アイリスもニンフルサグ神さまに会ったのか・・。


 じゃあ、何かしら能力(かご)を貰っている可能性があるな。


 あとで聞いてみよう。



「それで、俺と一緒に旅がしたいって言ったのか。・・・でも、俺がその()()()とは限らないと思わなかったの?」



 俺がそう言ってみると・・。



「「「そんなの分かりきったことじゃない!」」」



 アイリス以外の3人に言われてしまった。



「さよですか・・。」



「ハイ!」



 俺が鼻白む一方で、アイリスはパッと破顔して言った。






「話が色んな方向に行っちゃったけど、スザンヌさん、こんな感じで大体ご納得いただけたでしょうか?」



 なんとなく形勢が悪いみたいなので、俺は話をまとめるため、スザンヌさんへ振ってみた。



「う~~ん、だいたいねえ・・細かいところはあれだけど、まあ、すっごく面白そうっていうのは分かったわ!」



 なんでそんなに、ノリが軽いんだか・・・。



「そうですか・・・。それで、明日なんですけど?」



 俺は半ば諦めの境地で、言った。



「イシュタル神殿へ行くってことでいいですか?」


「そうね、いいんだけど・・・悪いけど、先に冒険者ギルドの王都本部へ寄ってもいいかしら?」



 スザンヌさんは、またも右手を頬に当てて、言ってきた。



「ああ、そうですね。すっかり忘れてました。じゃあ、先にギルドっていうことで・・素材も売っちゃいたいですし。みんなもいいかい?」



 俺は、顔を見回して聞いた。



「いいわ。Aランク以上の冒険者は、1度ギルドに顔を出す必要があるし。」



 エルが、うなずく。



「コリンは、セイヤお兄ちゃんといつも一緒~(みゃお~ん)!」



 そりゃそうだ。



「アイリスもいいか?」


「はい、ボクもこの際ですから、冒険者登録をしておこうと思います。」


「そうね。そうすれば、あたしたちのパーティーに入れるしね。」



 スザンヌさんが、大きく頷いた。



「・・・って、あなたとパーティー組んだ覚えないんですけど!!」



 俺は、飲みかけの水を吹き出して声を上げた。



「あら、エア村出る時に設定しといたんだけど、言ってなかったかしら?」


「いつのまにーー?!」



 ・・はっ!


 もしかしてあれかあ?!


 特別ランクアップのために、ギルドカードを預けていたときか?



「・・・やられた。」











********





「さあて、俺も風呂入って寝るかなあー!」



 それにしても、転移して初めての風呂だあ!!


 チョー久しぶり!



「コリンも一緒に入る~~!」


「え?」



 いや、それはマズイでしょう。


 イロイロと・・・。


 哀しい目をしている・・・どうしよう。




「だめだ。俺は、一人でゆっくり入りたいんだ。頼む!」



 土下座をしてお願いする。



「ええーーーー!!!やだーー!」



 ひえ~、どうしよ。



「コリン、あたしと一緒に入ろ?」



 おお、女神様がいらっしゃった!



「うん!エルお姉ちゃんと入る~~!」


「じゃあ、うちらの部屋へおいで。」



 コリンが、エルたちの部屋へ行った。



「エル~、ありがとなー!」


「貸しね。」



 ・・・ハイ。

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