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プロローグ『この世界において』

『五大元素(フィフス・エレメント)』

炎(ファイア)、水(アクア)、風(エアロ)、雷(サンダー)、土(ソイル)。

これらは生まれながらにして必ず、動植物が持つもの。

しかし、同じ種族の動物でも大小の個体差があるように、保持属性の個体差も当然、存在する。

この属性差というものは皮肉なもので、年齢、性別、人種問わずに顕著に現れる。

つまり、20歳の男性の属性能力(エレメントパワー)が、3歳の女の子の属性能力より劣るということは何も不思議ではないということだ。

更に言うと、世界ではこの属性能力が身分の優劣を示す。

先程述べたことをプラスして考えると、幼き者が大人達を従える国も存在する…ということだ。

そんな世界に１人、ある男の子が誕生した。

これは、その男の子が仲間たちと共に展開していくサクセスストーリー？である。

プロローグ 『この世界において』