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邪神さんが行く⁉︎異世界探索  作者: トーマス・マトン
3/19

〜初めてのスキル〜Vol1

…憂鬱なことも分かったし、

スキルの確認をすることにする。

あ、あとついでにステータスも。


『ユニークスキルとは、自然の摂理を捻じ曲げ、

因果に干渉し、世界そのものを改変するスキルのことです。

本来なら神といえど1,2個が限界ですが、

特殊な体質の様で、我が君は何とかなったので…』

人形がしょんぼりしている。かわいい。


でもあれか。こんなにあるってことは

もうスキルは習得できないってことか。


『いえそれは違います我が君』

「うおっ⁉︎」

突然復活した人形は解説を再開した。


『ユニークスキルを覚える枠と

普通のスキル枠は違います。

だから絶対大丈夫です!』


その自信は何処から…まあいいや。

そして私は次の疑問をぶつける。


「名前ってどうやってつけるの?」

『ステータスからです。もう出来ますよ』

…これはいいことを聞いた。


「じゃあ名前はセリカで」

『ちょっ、そんな軽いノリで⁉︎』

つぎの瞬間、私はまばゆい光に包まれた。

人形は怯えてるけど大丈夫だと思う。

しばらくして光が収まった。

何かが変わるのかなーとか思ってたけどそんことは全然無い。


さてさてステータスの確認っと。

===================================


セリカ 種族:邪神ハスターLv.1


S T R: 300(固定)

C O N: 300(固定)

P O W: 9999

D E X: 9999

A P P: 9999

S I Z: 180(固定)

I N T: 9999


アイディア: 49995

幸運 : 49995

知識 : 49995

正気度: 495(固定)


S T R: 300(固定)

C O N: 300(固定)

P O W: 9999

D E X: 9999

A P P: 9999

S I Z: 180(固定)

I N T: 9999


アイディア: 49995

幸運 : 49995

知識 : 49995

正気度   : 495(固定)



スキル : クトゥルフ神話98%(ギフト)

      言いくるめ  100%

      医学     100%

      化学     100%

      コンピュータ 100%

      人類学    100%

      精神分析   100%

      心理学    100%

      図書館    100%

      目星     100%

      考古学    100%(ギフト)

      薬学     100%

      歴史     100%(ギフト)

      物理学    100%

      博物学    100%

      天文学    100%(ギフト)

      精神操作   100%(ギフト)

      毒物     100%

      地理     100%(ギフト)

      化石学    100%(ギフト)


___________________________________________



サポートスキル: 森羅万象オールインオール(ユニークスキル)

         大厄災エンド(ユニークスキル)      

         天地創造クリエイトオール(ユニークスキル)

         眷属化メイクポーン(ユニークスキル)

         義体ダミーワン(神族共通スキル) 

         使徒強化(Sクラス)

         被霊讃(信仰によって強化)

召喚:イタクァ(ユニークスキル)

            バイアクヘー

            ミ=ゴ

            ロイガー

            ツァール



=========================================


スキルは確認できたな。これでいいのかな。

『これで大丈夫です』

見えてんのか。

『我が君のステータスですからね。

見えるに決まってるでしょう。

あと、私は外には出られませんので…』

「えっ⁉︎じゃあここでお別れになっちゃうの?」

『大丈夫ですよ!

何かを依代に出てきますので』


一悶着も終わったし。

「何はともあれ用は済んだし、

じゃあこのユニークスキルの実験だー!」

『くれぐれも気をつけてやってくださいね?』

釘を刺された。解せぬ。


それじゃ、森羅万象オールインオールから試すかな。

せーの!


「万象を識るものよ!我に智慧を授け給え!《森羅万象オールインオール》」


何も起きない。まさか絶対失敗ファンブル


と思ったら、凄まじい揺れとともに大きな木が生えて、語りかけてきた。


《我を呼んだのは貴女かな?そこなる邪神よ》


おお!人生初の召喚成功!


「ええ。セリカよ。初めまして。貴方は?」


《おお、主に先に名乗って頂いてしまうとは。

我は森蔵もりぞうと申します。以後お見知り置きを》


こいつめっちゃ礼儀正しいやつだった。

お、なんか小さな女の子が出てきた。

あいつらなら幼女っていうぐらいの年だ。でもかわいい。


「悪いけど、貴方の種族は?」


森蔵は足を地面から抜きながら答えた。


《この前木妖精ドライアドから賢老樹トレントに進化いたしました》


やっぱこっちにも進化ってあるんだ。


とりあえず、森羅万象オールインオールの効果を聞いてみよう。


「おーい森蔵!森羅万象オールインオールの効果って知ってる?」


森蔵はギョッとしながら答えた。


《知ってはおりますが、まさか習得してらっしゃるんですか?》


あれ、やばい。森蔵の目がキラキラしてる。

まあでも減るものじゃ無いからね。

教えてあげよう。私は優しいんだ。


「あるよ?それがどうかしたの?」


凄まじい大音量で森蔵が叫んだ。


《喜べ!木属性の魔物たちよ!我らが王が現れたぞ!》


0.2秒後、これまた凄まじい大歓声が起きた。


え?ええ?何が起きてるの?


ここで人形が補足を入れる。


『トレントがもともと魔物の首領をやってたので木属性の魔物達はおとなしかったんです。

で他属性の魔物達と同じように邪神とはいえ神が降りたんですよ?そりゃ騒ぐでしょう』


じゃあなんで森羅万象オールインオールを持ってることで首領認定が入るの?


『木や風のボスだけが持てるスキルだからですよ』


…他に効果って無いのかな?


『それこそ私ではなくあの賢老樹トレントに聞くべきでしょう』


それもそうだね。やっぱわかる人に聞かないとね。


「おーい森蔵!騒いでるところ悪いんだけどさ、森羅万象オールインオールの他の効果ってある?」

《ああ、そうでしたな。そのスキルでは、ランダムで一定ランク以上の木や風のモンスターが召喚され、王を助けるというものです。》

「へえ。使い勝手の良さそうなスキルだね。」

《それはこの森蔵が保証致します!》


ふむ。すごく使えそうだね。


「それじゃあもうみんな帰っていいよー」


いつの間にかやってきた魔物達はすごすごと帰って行った。が、森蔵だけは帰ろうとしない。


《もう少し我らが王の近くにいてはいけませんか?》


何こいつすごいかわいい。


「仕方ないなー。いいよ」


ガッツポーズなんて見てないよ?


《ところで、これから何をなさるのですか?》

「ほかのユニークスキルの確認をするよー」

《我らが王はユニークスキルを二つも覚えておいでだ!これはすごい!》


ごめんね森蔵。2個どころじゃ無いんだ。

まあこいつなら教えても大丈夫かな。


「実は・・・7個あるの」

《ユニークスキルがですか⁉︎》

「そんなにすごいことなの?」

《すごいという次元じゃ無いですね。

ぶっちゃけ神でもそんなのってイエス様とか

主神レベルでもいるかどうかっていう話です。》


あの人形は嘘はつかなかったということか。


「じゃあ次のやつやるよー」

《お待ちください、王よ。まさか大厄災エンドなんてやるんじゃ無いでしょうね?》


なぜわかった。てかお前スキル構成知ってるのか?


《今までの邪神ハスター様がしてらっしゃったので…》


先代までの知恵か。


「まあでもやるよー」


森蔵が凄くあとずさってる。何故だ。


《やってもいいですけど、ソレを我に近づけないでくださいね!》


注意された。でもやるよ!私!せーの!


「全てを憎み、愛するものよ!我は貴様を讃えよう!全てを受け入れ、拒絶するものよ!汝の姿を見せよ!《大厄災エンド》」


凄く大きい魔法陣とともに、巨大な泡が最初からそこにあったように現れた。


《我を呼びし愚か者は其方か?ハスターよ》


やはりヨグ=ソトースか。

まあ詠唱文にあれだけ矛盾があるんだ。

他にはナイアルラトホテプぐらいしか無いだろう。


《む?貴様、先代のものはどうした?貴様が殺してその座に入ったのか?》


チッ、気づいたか。


「この度転生し、前のハスターの代わりとなりました、セリカと申します。ヨグ=ソトース様、今後ともよろしくお願い致します」

《ふむ。あの馬鹿よりは礼儀の出来たガキのようだ。気に入ったぞ。貴様に我が銀の鍵を授けよう。何かあったらそれで我に相談するがいい。》


悪い人じゃなさそうだ。


「では、早速ですが質問させてください」

《なんだ?》

「この大厄災エンドの効果を教えて下さい。」

《良いだろう。それは私を通じ、他の邪神や旧支配者、天災を呼び出す魔法だ。少し魔力消費が凄いがな》


さいですか。

スキルの完全取得まで時間がかかりそうだ。

「それでは、お気をつけて」

《まあ待て。お前に一つプレゼントがある。

これだ》


そう言って、ヨグ様は燃えてるのに暑く無い腕輪を手渡した。

というよりヨグ様の口調が砕けてきた気がする。


《これはクトゥグアの…なんだやったか、仲間の印?だそうだ。なんかあったらこれに魔力を注げ。お主、か弱そうだしのう。ザ・手弱女って感じじゃ。ああ、あとクトゥグアからからの伝言じゃ。【あったら酒でも飲もうや】といっとった。

爺ちゃん締めとこうか?》


やばいあの目は孫を見る祖父母の目だ。


「あ、ありがとうございました」

《なんでこた無いよ。またいつかなー》

なんとか終わったよ。


森蔵に聞くと今までの奴らはタメ口きいて消されたらしい。おお、怖!


それはさておき。

そろそろスキルテストもここまでにして

外に出るかな。


と言いながらドアを開けた。

銀の鍵穴のついた。

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