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095 クイーンと近衛

クイーンが先導し、ふたりの人魚が1艘づつ船を押してくれている。

船は水しぶきを上げながらグングン進む。

なかなかの勢いだ。


「すごいパワーですね」

『この子達はいつもは私の近衛をしてくれている力自慢なのよ』


そうだった。

人なつっこいから忘れてたけど、「クイーン」てことは人魚の女王様なんですよね……




潮風と森の匂い。

森の東側は断崖絶壁だったが、南側は絶壁から砂浜にかけて徐々に緩やかになっている。


並んでいる島までもう少しというところで、先導していたクイーンが停止の合図を出した。


『ここから先は海底も含めてうちの子達が安全確認をするわね』

「えっ」

『貴方達に何かあったら大変だもの。この子達は強いから任せて』


口角を上げるクイーンに向かって、近衛のふたりは黙礼をして海に潜っていった。



「あの、本当に大丈夫でしょうか」


あそこは過去に魔力溜まりがあり、悪魔もいたかもしれないのだ。

蜃気楼の目を通して俺も見えたから間違いない。


『大丈夫よ、海の中では人魚は最強の種族なの』


近衛を見守っていたクイーンは振り向いて笑顔でウインクする。

そんなに言うならと、今は信じることにした。


やがて戻ってきた近衛は厳しい顔をしている。

「魔素溜まりの痕跡がまだくすぶっています」

「すぐに対処しますか?」

『そう……ありがとう』


クイーン少し考えて『アレの対処は後でします。今は彼等の用事を済ませてしまいましょう』と告げた。




いくつか並んで点在する小島。

人魚に船を押してもらいながら、島の間を通って目的の小島に近づく。

アリス達の船は後方で待機だ。

クイーンが護衛してくれている。


あいつらは大丈夫。

あとは、俺が……


緊張しながら時渡りの準備をしていると、ヴィーが飛んできて左肩に止まった。


「アニキは危なっかしいからついててやるぜ」


随分な言いようだが今は心強い。


「もしもの時は俺を乗せて逃げてくれよ?」


「その時は一気に飛び上がってやるから安心していいぞ!」

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