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第9話束の間の休息

3人はギデの行きつけの居酒屋 ヴィアンドコルセに行き3人はベロンベロンに酔っていた。


「おーいジャンテ!お前何処に住むんだよ!家に泊まって行くかぁ?」


「いいのかぁギデ、困ってたァんだよ〜、恩に着るぜぇー」


「おい!ティーグ!今日は家に連れて行くからな!今日はお開きにするぞ!」


「わかったぁーぞギデぇー、せいぜい奥さんを鬼に変えるなよハッハッハァ〜」


3人の笑い声は夜の街へ響くのであった。


「おい今帰ったぞぉー、おめーら今日は客人がいるから客間に通してやってくれー」


「おかえり父さん!」


「おかえり、貴方。お客様が居らっしゃる時は早く連絡してくださいよ。」


「すまんすまんーいきなり決まったもんでなぁー!」


「お世話になります、英雄やってましたジャンテです。」


ジャンテとギデはそれだけ言うと2人共玄関で眠りこけるのであった。


翌日ジャンテは起きると見知らぬ天井で驚いていた。彼は昨日の飲み会の記憶を忘れてしまっていた。


ジャンテはとりあえずリビングっぽいとこへ行くと。


「おはようございます、ジャンテさん。」


「おはようございます、申し遅れました、ジャンテと申します。帝国軍に入るまでお世話になります。」


「おいジャンテ!起きたか、飯食おうぜ!」


目の前にはパンと卵焼きとベーコンといった、シンプルだが美味しそうな朝食が用意されていた。


「いっただっきまーす!」


と全員で言うと、各自朝食を食べていった。


「おいジャンテ帝国軍の試験は明日にでもあるが、今日はテスト勉強でもするのか?実技は英雄と呼ばれてたお前なら大丈夫だろーよ。」


「そうだな、とりあえず帝国の歴史と今の軍の現状さえ分かれば試験対策はバッチリだと思うから、書物を貸して貰えんか?」


「いいぞ!俺の書斎にあるから後で取りに来い!」


「ジャンテさんは英雄と呼ばれていたのですか?」


「そうですよー、ドラゴンとか天災級の魔物を倒していたら、そう言われるようになってました。」


「まさかピリル王国の英雄のジャンテさんですか?」


「よく分かりましたね!元ですがね。」


「ジャンテさんの噂はこの魔帝国でも有名なんですから!」


「そうなのか?ギデ。」


「そうだよ、だから俺らは最初に会った時にすぐに気づけたんだよ。」


「知らなかったな、だけどちょっと嬉しいかな。」


ジャンテは、この安らぎがある空間に幸福を覚えていた。ミアの事を一瞬考えそうになったが、ギデに言われた事を思い出し、何とか踏みとどまっていた。


それから1日中ジャンテは魔帝国建国の歴史や今の軍政度などの書物を読み漁り、とっくに空はオレンジ色に染まっていた。


「おいジャンテ、もう大丈夫なのか?」


「当たり前だろ1日使ったんだ、完璧だよ!」


「まじか流石だな今日はお前が魔帝国に来た、お祝いパーティーをしようと思うが良いか?」


「そんな事もやって貰って悪いよ。」


「その代わりちびっ子達にお前の武勇伝を語ってくれ。」


「わかったよ。」


そう言うとジャンテはちびっ子達に自分の武勇伝を語りながらパーティーを楽しむのであった。


翌日ジャンテはいつもの服装と魔剣炎帝を装備して、軍の受験会場へ向かうのであった。

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