第18話オーラの使い方
ジャンテは魔帝王城の魔帝王閣下の居られる謁見の間に来ていた。
「ジャンテ君はふざけているの」
「閣下恐れながら申し上げます、魔の森に神獣フェンリルを発見いたしましたので、駆除しました。」
「ジャンテよその報告は遅すぎるよ。君がフェンリルの首をもって歩いたからいろいろパニックが起きてるんだよ!」
「誠に申し訳ありません、次からは気を付けます。」
「お願いだよ、それとフェンリルは天災級の神獣だから勲章を授けるよ。」
「有り難き幸せ!1つお尋ねしたいことがありますが、お時間を頂いてもよろしいですか?」
「良いよ、申してみて。」
「魔帝王閣下は公の場と個人の場では、威圧というか、凄みが変わります、オーラを操っているのでしょうか?」
「なるほど、フェンリルと戦って力不足を感じたということね……確かに炎帝ならオーラを放ってるしオーラを使えると何かと有利だね!いいよ教えてあげよう、今から地下にあるコロシアムに行くよ付いてきて。」
ジャンテは魔帝王閣下と地下コロシアムに行った。
「ジャンテ、オーラはね、溢れ出ている魔力なのだよ、だから魔力をしっかり練ると重苦しいオーラを出せるし、高威力の技も出せるんだよ。まず威圧の仕方をおしえるね。まず、魔剣を抜いて、魔力の流れを感じて魔力を魔剣に集めて。」
ジャンテは閣下の言うとおり魔剣を抜いた後、魔剣に魔力を送っていった。
すると魔剣から赤色のオーラは今までの以上に濃く量が多かった。
「そしたら今出ている魔力をパンを練るようによく練ってね。」
ジャンテは魔剣を使って魔力を練り始めた。
するとさっきまで駄々漏れだったオーラはおさえられてきて、魔力が固まっていくのを感じた。
「威圧は練った数と練る魔力の多さが大事だよ、少しずつ足していってね。そろそろだと思ったら一気に噴き出してね。」
ジャンテは少しずつ魔力を収束させ、限界まで貯めた。そして一気に噴き出させた。
するとジャンテの後ろから炎の化身のようなものが見えた、それは人間とは思えないほどの威圧を放ち、地下コロシアムの丁度上で演習をしていた兵が気絶するほどだった。
「ジャンテこれがらオーラの使い方だよ、参考にしてねー。」
そう言うと魔帝王閣下は風のように走り去っていった。
「今のは流石にヤバかった、生きた心地がしなかったな、1番教えてはいけない人に教えたかも知れないなぁー」
ジャンテは魔帝王閣下が去った後コロシアムで修行をして、、鞘のなかに魔剣があっても魔力を練ることが出きるようになっていた。ジャンテはその技術をチャージと呼ぶことにした。ジャンテが納得する頃にはとっくに朝日が昇っていた。
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