第15話No.0部隊結成3
前回は途中からニックの目線になりましたが、今回はジャンテの目線から始まります。
ジャンテはタナトさんの部隊員の受験者の実技試験の報告書に目を通していた。
「やはり、ニック以外に非凡な奴は少ないか。んん??」
ジャンテはある1人の青年の名前に覚えがあった。ジャンテの覚えでは王国騎士団学校を首席で卒業た神童で名をエクス トリグ出会った。ジャンテはその青年が今住んでいる宿舎へと向かった。
「あの神童と呼ばれた青年が俺の試験を受けているのか?まさか俺の暗殺にでも来たのか?」
「違いますよ、お久しぶりです。ジャンテさん、私はジャンテさんが殺されたと聞いてユリウスさんに何があったのかを聞いて自分の意思で来たんですよ。部隊長!」
「まだ決まったわけではない、しかし中々良い成績だったとは言える。」
「ありがとうごさいます。」
「元王国民だからと言って優遇はしないからな。」
ジャンテはそれだけ言うとエクスの部屋から出ていった。
「まさかエクスが魔帝国に亡命していたとはな、ユリウスがわざわざ俺の事を話したんだから信用ができるだろう。」
ジャンテはNo.部隊部隊長室へ向かうと2時間ほど報告書を熟読していた。そして実技試験合格者は66人から45人へ減っていた。合格者中にエクスの名前があったのは言うまでもない。
翌日ジャンテは実技試験合格者を集め面接の説明を開いていた。
「集合時間と実技試験は落とすための試験だったがこれからの面接は適性を計るものだから心配しなくてもいい。面接は3日後の18時からだ!解散!」
ジャンテはそう言うとギデとティーグと久しぶりに飲みに行くためにギデのお気に入りの酒屋へと向かうのであった。
「久しぶりだな!ジャンテ!」
「ギデ!ティーグ!久しぶりだな、お前らの顔を見ると落ち着くよ。」
それから3人は次の明け方まで飲み明かした、やはりいくら元英雄のジャンテでも新天地で第4鬼人と闘ったりと激動の日々を送っていたので顔馴染みにあえて安心したのだろう。
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