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ローマンタイムズ・アドヴェンチャー

作者: 柊つばさ

昔々イギリスにオリビアというかわいらしい女の子が住んでいました。オリビアはとても元気な女の子でした。オリビアはジャックという大変仲の良い友達がいました。オリビアとジャックは近所に住んでいて、姉と弟のように一緒に育ちました。


ある日、オリビアとジャックは学校の遠足でニューカッスルにあるハドリアヌスの城壁に行きました。オリビアとジャックの先生は、学校のカリキュラムの一環として何日か子どもたちをイギリス北部に連れて行きました。子どもたちはわくわくすることがたくさんあったので興奮しました。オリビアとジャックは学校でローマ時代について学びました。ローマ時代における人々とその暮らしの歴史について関心を持ち、もっと知りたいと思いました。先生と子どもたちはバスを降り、学校のスミス先生は子どもたちに地図を渡しました。


「あれは何ですか?」と、子どもたちの中の1人が聞きました。

「地図を見て」と、スミス先生は言いました。

オリビアとジャックもその地図見ました。そして、壁を指さしました。

「ハドリアヌスの城壁だ」と、オリビアとジャックが言いました。

「ハドリアヌスの城壁はローマ人によって建てられました」と、スミス先生は言いました。「皇帝ハドリアヌスは西暦122年スコットランドのケルト族侵入を防ぐため、城壁を作るように人々に命じました。当時のニューカッスル・アポン・タインからカーライルまで城壁が建てられました」


オリビアとジャックは城壁に興奮しました。オリビアとジャックは壁を乗り越えたかったのですが、スミス先生は学校の校則にとても厳しかったのです。子どもたちが校則を破った場合、居残りまたは罰を受けます。


「先生やお友達からあまり離れないように」と、スミス先生は言いました。「城壁は歴史的な建物でとても貴重なため、壁を乗り越えて壊さないように。城壁は世界遺産に指定されています」

「はい。スミス先生」と、子どもたちは言いました。


スミス先生はハドリアヌスの城壁を見学するために子どもたちを連れて行き、説明を始めました。子どもたちは静かに先生の話を聞いていました。しかし、オリビアとジャックは城壁のとりこになり、どうやったら壁を乗り越えられるか考えました。


「ねえ、壁を触って乗り越えたくない?」と、ジャックは言いました。

「もちろん」と、オリビアは答えました。


オリビアとジャックは学校の校則違反だと分かっていましたが、先生やクラスメートを避けて全力疾走しました。壁を乗り越えた瞬間、オリビアとジャックは突然、不思議な魔法でローマ時代に連れて行かれました!


魔法によって、オリビアとジャックはイタリア・ローマのとある通りにたどり着きました。最初、オリビアとジャックはしばらくの間自分たちがどこにいて何が起こったのか理解できませんでした。オリビアとジャックは顔を見合わせて、こう言いました。


「やった!」

「今ローマ時代にいるんだ!」


オリビアとジャックは信じられませんでしたが、タイムトラベルでした。オリビアとジャックはローマ人の少年と出会い、その少年に話しかけました。


「こんにちは。私はオリビア。こっちは私の友人ジャック。イギリスから来たの。」


少年は驚いているように見えましたが、とても親切でフレンドリーでした。子どもたちはすぐに友達になりました。マーカスというローマ人の少年は、オリビアとジャックをローマのカラカラ浴場に案内しました。


カラカラ浴場はとても大きくて立派でした。ローマ人の多くはお風呂に入るのが好きだったので、お風呂はローマ人にとってとても重要でした。ローマ人は1日に何時間もお風呂に入りました。ジャックは服を脱いでローマ人のようにお風呂に入ろうとしましたが、オリビアは嫌でした。


「ねえ、ジャック! 私は女の子だから裸になるのは恥ずかしいの」

「残念だな。楽しいのに!」と、ジャックとマーカスは言いました。

「でもイギリスのバースに行ったことあるじゃない!」と、オリビアは言いました。

「うん。確かにローマ風呂だったね!」と、ジャックは言いました。


子どもたちは空腹だったので、マーカスはオリビアとジャックをランチに連れて行きました。しかし、オリビアとジャックはお金を持っていませんでした。


「僕は家族と一緒に高層ビルに住んでいて、国からただでパンが配給されるんだ」と、マーカスは言いました。「心配しないで、お金は要らないよ」


次に、子どもたちは高い壁のある通りに行きました。それはコロッセオでした。コロッセオはユダヤ人の囚人によって建てられました。コロッセオはローマ市とその暮らしのシンボルでした。それは現代の巨大スタジアムと同じ役目を担っていましたが、ローマ時代の見世物はサーカスというゲーム (戦争のような精神を養うことが目的) でした。


「わあ! コロッセオを見て! 今から剣闘士たちの戦いだ!」と、マーカスは言いました。

「ところで、剣闘士って?」と、オリビアとジャックは言いました。

「見世物の1つとしてコロッセオで戦っている剣人なんだ。剣人たちは死ぬまで戦うように訓練されている」と、マーカスは言いました。「ときどき、どう猛な動物と戦うこともあるんだ」

「恐ろしい!」と、オリビアとジャックは言いました。


突然、ある男が子どもたちに近寄り、話しかけてきました。


「ここで何しているんだ? おかしな服を着ている2人は見覚えがないな。どこから来たんだ?」と、その男が言いました。

「私たちはイギリスから来たの」と、オリビアとジャックは言いました。

「何だと! お前たちイギリスから来たのか! 逮捕だ!」と、その男は言いました。


オリビアとジャックはローマ人に逮捕されました。その男はオリビアとジャックをコロッセオに連行しました。コロッセオには、腹を空かせたどう猛な動物がたくさんいました。オリビアとジャックはとても怯えていました。


「死にたくない! 私たちを許してください!」


マクシムスという剣闘士は子どもたちにかけより、こう言いました。


「きみたちを助けましょう。コロッセオには二度と戻って来ないように!」


マクシムスは子どもたちをヴァチカンに連れて行き、ローマ法王に引き渡しました。


「ここは世界で最も神聖な場所である」と、ローマ法王は言いました。

「この教会のローマ法王は偉大な魔法使いの1人でもあるんだ」と、マクシムスは言いました。「ローマ法王は偉大な力と魔法を持っている」


子どもたちはしばらくの間、呆然とし、言葉を失っていました。


「ローマ法王の魔法で私たちイギリスに戻れますか?」と、オリビアが言いました。

「二度と学校の規則を破りません」と、ジャックが言いました。

「タイムトラベルから何を学んだのだね?」と、ローマ法王は尋ねました。「君たちは学校でお友達や先生と学ぶことがたくさんあるのじゃ。成長しなさい、そして、いつも良い子でいなさい」


するとローマ法王は両腕を上げ、オリビアとジャックに魔法の呪文をかけました。


「私たち絶対にマーカス、マクシムス、ローマ法王のこと忘れない!」と、オリビアが言いました。

「僕たちを助けてくれてありがとう!」と、ジャックは言いました。


オリビアとジャックはイギリスのハドリアヌスの城壁に戻りました。オリビアとジャックはローマ時代の冒険に興奮しました。オリビアとジャックが経験した『ローマンタイムズ・アドヴェンチャー』の物語は信じられないほど素晴らしい時間旅行だったので、オリビアとジャックはタイムトラベルのことを2人だけの秘密にしようとしました。しかし、タイムトラベルは実際にあったお話でした。


終わり



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