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第1.5話 死んだあとのことを僕は知らない

やっぱり小説は難しい……

あぁ……僕は死んだんだ……

死んでしまったんだ……

そう、僕は死んだんだ……

「あの…」

死んだんだ、僕は死んだ……死んだんだ……

「すみません、死んだのは分かってるんで……」

死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ…

「あの!!、死んだのは分かってるんで!!、はやく目を開けてください!!」

なんなんだ、さっきから一体!!

「うるさいなあ、さっきか……」

目を開けると、辺りが全て草原が広がっていて、

俺は椅子に座っていた、ふと、左から聞こえた声の主をみるために、左を振り返ると、僕は絶句した。

「あっ、やっと目を開けてくださりましたか。」

そこには、白い色をした長髪で、長いドレスを着た20代くらいの女性が立っていた。

「あの〜すみません、あなたはどちら様でしょうか?」

僕は、勇気を出して聞いてみた。

「あっ、すみません、名前を言うのを忘れていましたね」

すると、白髪の女性はあらたまって、

「私の名前はエレナ、このあの世とこの世の境界で、若くして死んだ人に次の人生を与える、実際、言ってみれば、神様のようなものです」

神様?、あぁ神様ね、てか、神様っているんだ……。

「なんか、『へぇ〜〜神様っていたんだ……、へぇ〜~』みたいな顔していますね」

「いや、神様っていうのを信じていなかったんですよ、今の今まで」

「それはそうですよね、神様を信じているひとは、日本にはそんなにいませんからね」

あれ、この人はなんで僕の出身を知ってるんだ?

「そういえば、まだ会って数秒しか経ってないのに、どうして僕の出身を知ってるんですか?」

そう言うと、白髪の神様もとい、エレナは、

「私は、全ての人間のプロフィールを知っています、出身だけでなく、他のことも知っていますよ」

へぇ……そうなんだ。

「それはまだいいとして、あなたには、2つの選択肢があります。」

というと、エレナは、おもむろにタブレットのようなものを取りだし、その画面を見せてきた。

「これからあなたには、2つの選択肢があります。」

そう言うと、エレナは画面を右にスライドした。

「まず一つ目、あなたが生きていた世界に、もう一度生き返るという選択」

いや、まずそれは無いな……いや、だって、僕が死んだ理由を思い返してみ、実際、言ってみれば僕、あの世界のせいで死んだみたいなものだよ。生き返る理由が見当たらない。

「絶対にイヤです。」

すると、エレナは、

「そうですか、では二つ目」

ゴクリ……

「簡単に言うと、天国に行くという選択」

実際、それもいやだ、だって天国って、実際のところ、おじいちゃんとおばあちゃんが行くところであって、僕のような若者が行くところじゃない、でも、そこしかないなら……、いや……やっぱり……、

「やはりお困りですか、それもそうでしょうね、どっちに行っても、地獄と変わらないですからね……あっ、そういえば……」

そう言うと、エレナは画面を右に、何度もスライドさせた。

「あっ、これだ。」

エレナが僕に見せてきたのは、

『異世界で、魔王を倒す旅をする選択』

と書かれていた。





まだまだ続く……

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