冒険編 第8話後 戸惑うでございますか?
「ごめんなさい、オオ二さん、バリーさん、あたし達、誰とも組む気ありません」
「待って、ニーナちゃん、もっとよく考えろ、あなた弱いし、いや、ニーナちゃんが弱いわけじゃない、ほら、俺と組めばランクをもっと早く上げられるし、安全だし、俺が守ってやるから」
「オオ二さん、仲間は守るものではなくで、支え合うものですよ」
「そうだ、そうだな、ニーナちゃん、共に支え合おう! 」
「おい、若造、やめないか! みっともない」
「おっさんは黙ってろ」
男コントロール計画が効き過ぎだか、厄介だ。どうしよう?
「本当にごめんなさい」
「じゃあ、どうして誰とも組む気ないのに、俺とクエストに行った? 本当は俺と組みたくないだけじゃないか? 俺は何が悪いことをしたのか? 」
いや、ただ未成年だから。
「別にオオ二さんが悪い訳では・・・」
「じゃどうして? 」
「もういい、ア・・・ニーナ、あたしが話そう、オオ二さん、役立たずランクになるまで十五歳以上の人がいないと、クエストを受注することが出来ないって、知っています? 」
「いや、知らない」
「オオ二さんはもうあたしが言いたいことが分かったでしょう? 」
「つまり、もう誰とも組まなくっていい」
つまりあなたはもう用済みと言うことだ。
「そうです」
「でもさ、きっと強い男が居た方が・・・」
「そうかもしれませんが、二人だけの方が、あたしは好きです」
どうしてそんなにしつこいなの?
「そうか、分かった、じゃまたね」
あれ? 急に態度が変わった、これでいいのかな?
それより、気になることが一つある、あの頭痛のことだ、失血が原因で考えなれると思うけど、少し違和感がある、頭痛が始まる前に、切られる以外も、力の使い方を変わった。
本当に切られたからいいのだが、まぁ、試して見ようか。
痛い、これだわ、やっばりそんな便利な能力じゃなかった。