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戦争編 第12話 前 退屈しのぎでございますか?

まずは公爵の位置を把握しないとね。以前ライオンズハートが突き止めた公爵の屋敷の位置に番号をつける。自分の運をあげてサイコロを振る。四番までしかないけど4までしか出ないはずだから大丈夫でしょ。と思いきゃ5が出た。え、どうして?もう一回振っても同じ結果だった。これってもしかして屋敷にいないのか?じゃあこうしよう。地図を六つのエリアに分けてサイコロを振ろう。出た目のエリアをまた六つに分けてサイコロを振る。

 ここは?あのクズ…。私が居たライオンズハートの拠点だったところにいるんだ。卑劣な…。でも見つけた。私をトカゲのような真似をさせた借りをきっちり返さないとね。

 戦力はアサだけで十分でしょ。索敵は私で大丈夫。

 

 「アサ、あそこ、敵が隠れてる」

 「了解!ウインドブレイド!」

 運のオーラが見える私から隠れると思わないことね。

 「あそことあそこ」

 「ウインドブレイド!」

 よくも私をあんな思いわせたね。絶対許さないんだから!説得(魔法)してやる!

 

 「お久しぶりです、公爵様」

 「あ、あなたは…ここに案内してくれた子じゃない」

 こいつ…その余裕、いつまで保てるのかな?

 「アサ、天井の上に3人、公爵の後ろに一人。あとあそこに抜け道あるから封鎖して」

 「わかった」

 強い奴が居た。アサの魔法を防げるだなんて…。

 「アサ、あいつ、任していい?」

 「任せて」

 「公爵様は自分の身を守れる公爵なんでしょうか」

 「さてどうかな。戦えるかもしれないよ」

 「今回はいい人ぶらないのですね」

 「今更良い人ぶっても意味ないだろう」

 「そうですね。でも私を殺しても意味ないですよ。それとも公爵様はあの戦いを介入出来るほど強いのですか」

 「じゃあ何? チェスでもするのか? それに、前も言ったはずだ、私を殺しても無駄だよ。この国で奴隷制度を反対する人なんて一人もいないのだから」

 「公爵様がなりますよ、この国での最初の奴隷制度反対者」

 「なるわけないだろう!それにさ、お前は勘違いをしてる。獣人を奴隷にしたのは我々ではない、獣人だ!最初の奴隷商人は獣人だったのだ」

 「そっか、なるほどね」

 「驚かないのか?」

 「そうですね。例えそうだとしても、私がやるべき事は変わらないですから」

 「聞き耳持たないのか」

 「あ、勘違いしないでくださいね。私、獣人ではなくて、人間なんですよ」

 「は、はぁ?獣人でもないのに何故私達の敵に」

 「ただの退屈しのぎですよ、公爵様。それより、獣人との歴史もっと聞かせてくださいな」


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