表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
135/314

戦争編 第8話 前 再会でございますか?

残念ながら情報屋はライオンズハートの拠点の位置まで把握していない。さてどうするものか…。

ライオンズハートのメンバーをゾンビにして…。ううん、ライオンズハートにバレたら全部台無しになるから。時間をかけて情報を集めるしかない。

情報屋って本当にすごいよ。色々コネがあって情報収集がすごく楽。そうよ、そういうの欲しいの。こんな風に情報集めてくれる人が欲しいのだ。帰ったら早速私専属の情報機関作るとしよう。それにしても、やはりライオンズハートの情報は中々手に入らない…。一週間かけてようやくライオンズハートの拠点の一つの位置を把握した。それって凄いと思わない?だって、この国の人より先にライオンズハートの拠点を見つけたのよ!まあ、戦争で忙しくてそれどころじゃなかった可能性も…。いずれにしても、ライオンズハートと接触しないと何も始まらない。とりあえず、手紙を入り口に置いて返事を待つしかない。

会ってくれるそうだ。私の顔を知ってる獣人に会うかもしれない。一応死んだと思われているから変装した方がいいでしょ。バレた時の言い訳も考えないとね。

アサとソニアは今兵糧庫攻めているのね。まさか要塞建てたとは…。まあ、そっちはアサに任せるとして。

「初めまして、マモンだ。魔界を代表して協力を求めてきた」

「初めまして、ライオンズハートの幹部のロッティだ。手紙は読ませてもらった」

どうしてこっちを見るの? 変装は完璧だ。メイド服を着てて黒いベールで顔を隠してるから大丈夫なはず。

「獣人の奴隷を解放したいのだな」

「ああ、そうだ」

「すまんが断らせてもらうよ」

「え!? ど、どうして?同胞を救いたくないのか?」

「いや、我々は気付いたのだ。捕われた同族を救いよりも、同族に害をなす邪悪な根源、ブレイク公爵を倒せればならない!奴はっ…」

ロッティ超怖いよ!これが殺気ってやつか?

「てめえら魔人もそうだ!アイちゃんの死体は私がこの手で燃やしたはずだ!」

え!?どうして?ロッティはこっちに来て私のベールを取った…。

「アイちゃん…。てめえらよくもアイちゃんを…」

「何が勘違いしているのは分かりかねますが私はそのアイさんではありません。私はマモンさん直属のメイドのリリーナでございます」

「…アイちゃん。いや、お前はアイちゃんだ!私の鼻を誤魔化さないぞ!」

鼻…そっか、変装なんて最初から無意味だったのか。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ