あとがき
★注意★
本編に関するネタバレが書いてあります。
知りたくない方はご遠慮下さいませ。
「涙鬼」を読んで頂き有り難うございます。
「涙鬼」は2007年度cobaltノベル大賞に応募し、一次予選に残らなかった作品です。
応募締め切りは2007年7月頃だったと思います。
それを「小説家になろう」に載せるために推敲し直しました。
「涙鬼」の話の元となったのは、私の夢です。
普段の私は、火事の夢はあまり見ないのですが、あの時の私は数日間、就寝するたびに火事の夢を見ていました。
夢を見せられていたといったほうが正しいのかもしれません。
夢の最初は、火事で逃げていた男女が出会うところから始まり、逃げている途中で出会った人々が鬼と化して男女に襲いかかり、最後には火事で逃げていた男女が生き残るために鬼になり、一つしかない出口から逃げ出すために、誰が出口から一番先に出るかで争い殺しあっていました。結局、男女は戦いながら出口を通ったのですが、そこで夢が終わってしまったので、男女がその後どうなったのかは知りません。
夢では生き残るために青年が「鬼になれ」と由希子に言っていました。応募した作品は、夢に近いストーリー展開で、青年が由希子に「鬼になれ」と言い、由希子はその事に困惑しています。
「小説家になろう」の「涙鬼」は、由希子を唆すのはやはり悪役が一番だろうと思ったので、夢とは違うストーリー展開にしてみました。
由希子が襲われる場面も、cobaltに応募したものより描写が具体的になっています。
鬼の話でしたが、楽しんで頂けたでしょうか?
今後の参考にさせて頂きたいので、感想・評価をお寄せ頂くと幸いです。
しばらくの間、賞の応募のため「小説家になろう」での活動を休ませて頂きますが、終わったらまたここに戻ってきます。
予選落ちした作品を掲載するために。(笑)
そういう訳で、今後も雲霧を宜しくお願い致します。
では、またお会いできるその日まで。
鴨一雲霧




