六十三話
観覧車
明日奈はジェットコースターに乗ろうとしたのだが、ホワイトローズがボソッと自爆シークエンス開始と言ったのを聞いてジェットコースターに乗るのを止めた、そしてこの遊園地を上から見てみようと思い現在は観覧車に乗っている
「ねぇホワイトローズ」
手すりに頬杖を付きながら外を眺める明日奈はホワイトローズに聞こうと思っていた事を思い出したので、その思い出した事を聞いてみる
『何でしょう?』
「プラチナモードの修理は終わった?」
明日奈がホワイトローズに聞こうと思っていた事はプラチナモードの事であった、プラチナモードがあれば神の力を存分に扱う事が出来るようになる、なのでこれからの戦いにはプラチナモードは絶対に必要だ
『全力で修理を急いだ所予定より大分早く修理完了しました』
「修理が終わったのなら言いなさいよ!」
『マスターがピンチの時にプラチナモードの修理が終わった事を知らせたほうが何か良いと思いましたので!』
意外と詰まらない理由でプラチナモードの修理が完了していた事を隠していたホワイトローズである
「・・・それじゃあプラチナモードは使えるのね?」
『Yes、プラチナモードバージョン2.0何時でも発動可能です』
「良し!ならこの観覧車から降りたら早速発動させてみましょう、そして発動させたらあの建物に向かいましょうか」
明日奈が向かうと言っているのは施設は壁に大きく怪しい建物と書いてある建物である
『Yes』
そして観覧車から降りた明日奈はプラチナモードを発動させる
「それじゃホワイトローズ、プラチナモード!」
『Yes、プラチナモード』
明日奈がプラチナモードと言うとホワイトローズがそれを了承し、プラチナモードを発動させた、プラチナモードへの変身の際には光が発せられる
「何の光!?」
他の客の美味しい反応があった、そして光が収まると新型プラチナモードを装備した明日奈がいた
「余り外見は変わって無いのね」
明日奈が言う通りプラチナモードのが外見は以前の物とほぼ変わりは無い、カラーリングが少し変わっている位である、ちなみに色が変わった場所は腕と足であり、白金から金色に変更されている
『Yes、外見は変える所が無いと判断しました、今回変化した所といえばスペックです、全ての性能が十倍にアップしております』
「へぇ、それならデルタムーザを相手にしても楽勝なんじゃない?」
デルタムーザとは明日奈の以前の戦いの最後の相手である、その時はプラチナモードでもかなり苦戦し、仲間達から魔力を貰い無理矢理プラチナモードの出力を高める事で何とか勝利した、その無理のあるスペックアップがプラチナモードの破損の原因でもある
『Yes』
「凄いわね、良くやったわプラチナローズ」
明日奈がプラチナモードに返信した際はホワイトローズの名前はプラチナローズに変わる
『お褒めに頂き光栄です』
明日奈に褒めてもらったホワイトローズは嬉しそうだ
「さて、それじゃ久し振りに空を飛んでみましょうかってよく考えたらさっき落ちてた時ウィング使えたんじゃないの!?」
そうプラチナモードが直っていたと言う事はフォトンウィングの修理も完了していたという事である
『じょ、上昇します!』
明日奈に痛い所を追及されたプラチナローズはその痛い追求から逃げる為にフォトンウィングを発動させ勝手に羽を動かし上昇した
「ちょっ!待ちなさい!プラチナローズ!」
『目的の施設に向かいます!』
プラチナローズは羽を動かすと名称怪しい建物に向かって羽を動かした
怪しい建物
「後でお説教するからね」
『拒否します』
名称怪しい建物の前にやって来た明日奈はフォトンウィングが直っていたのに知らせなかったプラチナローズに後でお説教すると言ったが、プラチナローズはそれを拒否した
「拒否は受け付けません!」
『うぅ、分かりました』
プラチナローズの拒否を拒否した明日奈は名称怪しい施設の中に入る、すると正面からいきなり大量のミサイルが飛んで来た
「シールド」
『Yes』
ミサイルはシールドで全て防がれる、そして明日奈はミサイル発射台を見付けると発射台に向け駆ける、物凄い速さでミサイル発射台の目の前まで来た明日奈はプラチナローズでミサイル発射台を斬り裂いた、そして他に五つあるミサイル発射台も破壊した
「やっぱりプラチナモードが使えると違うわね」
『ですね、そして更に何かが近付いて来ているようです』
「ここに入った途端にこんなに襲われるって事はここにこの世界から出る方法があるって言ってるようなものね!」
明日奈がそう言っているとゾロゾロと黒い人型をしており顔がネズミ顔のロボット達が現れた、どうやら明日奈をこの先には行かせないつもりのようだ
「かかって来なさい!」
「チュー!」
明日奈と黒いネズミ顏をした人形のロボット達の戦いが始まった




