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金色の九尾ll アンダーワールド  作者: ブレイブ
三章狼と狐の追い掛けっこ
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三十四話

大陸間横断船

部屋に戻った明日奈とメリアが窓から外を見ると徐々に海賊船が近付いて来ているのが見える

それを見て戦闘になるだろうと判断した明日奈とメリアは服を着替え武器を装備する

「メリアこれから戦いになるだろうから一つだけ言っておくわね、絶対に船内に敵を入れちゃ駄目、良いわね?」

「分かってる、戦えない人達を守るのも冒険者の仕事だもんね」

そう、冒険者の仕事はクエストを受け仕事をこなす事だけでは無い、今回のような緊急時の際戦えない一般人を守るのも冒険者の仕事なのだ

「分かってるのなら良いわ、行くわよ」

「うん」

そして明日奈達は部屋の外に出る、明日奈とメリアが部屋の外に出た所で冒険者達に向け船内放送で戦える冒険者は船の防衛に協力して欲しいとの放送が流れた



甲板

明日奈とメリアとシュルクは合流すると甲板に出て来た、どうやらこの船の船長が冒険者達に現在接近して来て居る海賊がどういう者なのか説明しているようだ

「今回の海賊はジャックスパパーンが率いる海賊団です、敵の船は一隻ですが船員は多いです、そして敵の船員一人一人がかなりの戦闘力を持っている為注意してください、そしてどうかこの船を守ってください、我々この船の船員も全力を尽くします」

船長は説明を終えると頭を下げる、それを見た冒険者達は答え声を上げる

「明日奈、私達はどうするの?」

「そうね、私は前に出る、シュルクとメリアはあの扉を守ってくれる?二人で敵を中に入れないようにして欲しいの」

船に乗り込んで来る敵を排除する者も必要だが、船内に通じるドアを守る者が必要なのである、明日奈はそれをシュルクとメリアに任せるつもりだ

「分かった」

「任せろ、敵は絶対に中に入れねぇ」

二人は明日奈の言葉に頷いた

「それじゃお願いね」

明日奈は二人が頷いたのを見ると二人から離れ歩いて行く



敵の海賊船は有る程度近付いて来ると砲撃をして来た、ドーンと音と共に砲弾が発射される、発射された砲弾は冒険者か船員の誰かが張ったシールドによって防がれた

それを見た海賊は無駄と判断したのかそれ以上撃って来ることは無く船を近づけて来る、乗り込んで来るつもりのようだ、こちらの船には砲塔が無い為、砲弾を撃って敵が近付いて来る事を邪魔する事は出来ない

「来るぞ!戦闘準備!」

誰かが戦闘準備をしろとの声を上げた、それを聞いた全員が武器を構え戦闘準備をする、明日奈も武器を構える

「来るぞ!」

そして海賊船は船をこちらの船の横に付けると乗り込む為の板を渡そうとして来る、それを見た冒険者達が落とすが次々に板を渡そうとして来る為間に合わず、敵が徐々に乗り込んで来る

「さて行くか」

両手に銃を構えた明日奈は乗り込んで来た海賊の一人の足に右手の銃から魔法弾を撃ち込むと、左手の銃で別の海賊の足を撃ち抜いた、そして海賊が接近して来て居るのを見ると右手の銃をホルスターに戻し、敵の剣を受け止め左手の銃で肩を撃ち抜き、怯んだ所で回し蹴りを頭に当てて意識を奪う

「これで三人」

とある海賊がとある船員に剣を突き刺そうとしている、それを見た明日奈は海賊と船員の間に入り込むと海賊の剣を斬り上げた、剣を斬り上げられた海賊は大きく仰け反ってしまい大きな隙が出来る、明日奈はそんな隙だらけないる海賊の腹に渾身の蹴りをぶち込むと海賊の意識を奪い取る

「四人、っと!」

四人と言った所で視界の端に光る物が見えたのでそちらに適当に剣を振るう、すると適当に振るった剣は後ろから攻撃しようとしていた海賊に命中し、海賊は倒れた

「五人」

明日奈は周りに敵が居ないのを確認すると戦場を見渡す、すると海賊船から大男が乗り込んで来て居る所だった、その大男は大きな剣を持っている

「あらまぁ大きい、でも厄介そう、私が相手しましょう」

明日奈は大男が冒険者や船員に手を出す前に倒す為大男の方に向かった

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