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金色の九尾ll アンダーワールド  作者: ブレイブ
二章タバーア地方の九尾
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二十八話

都市サボール

世界脱出クエストを失敗してしまった日の次の日、朝起きた明日奈はまずはメリアに何か美味しい物を食べに行こうと誘ったが、メリアは今日は部屋で休みたいと言うので撃沈、ならばとシュルクも誘いに行ったがこちらも撃沈し、現在は少し尻尾をシュンとさせながら一人で街を歩いている

『マスター、まぁまぁ気を落とさず、ここは嬉しいお知らせをお届けします』

シュンと落ち込んでいる明日奈を見兼ねてかホワイトローズが何か良いお知らせをしてくれるようだ

「何?」

少し気を取り直し始めていた明日奈はホワイトローズの良いお知らせで気を取り直し終えようと思い、ホワイトローズのお知らせが何か聞く

『マスターのお腹のお子様が無事成長しておられます』

「そう!良かったわ・・・」

明日奈のお腹の中にはウィリアムとの子供が居る、明日奈はその子が無事成長していると聞き愛おしそうに腹を撫でる

『それと、プラチナモードの修理も半分程完了しましたので、そろそろ私自身のアップデートを開始する予定なのですが、アップデートを開始してもよろしいですか?』

ホワイトローズはここ最近、明日奈の体の健康チェック、戦闘サポート、そしてプラチナモードの修理を行っていた、そのプラチナモードの修理が半分終わった為、機能を改良する余裕が出来て来たのだ

「良いけど具体的に何を改良するの?」

明日奈はホワイトローズに具体的に何を改良するのか聞く

『単純に言うと攻撃力の強化です、先日の戦い、私の刃は全くあのロボットには歯が経ちませんでした、なので攻撃力の向上の必要性を感じました』

ホワイトローズは明日奈が眠っている間に黒いロボットとの戦いを分析していた、その結果あのロボットにはエンチャントによる攻撃は効果的だが、ホワイトローズ自体の攻撃力が足りない為、攻撃が効かなかったのだと分析出来たのだ

「そう、分かったわ、でもやるならかっこ良くよ?良いわね?」

明日奈はかっこい物が好きである、それが自分の剣なら尚更だ

『分かっておりますMyマスター、これまで蓄積したマスターの趣味を加味して最高の造形を目指します』

「ふふふ、期待してるわよ、ホワイトローズ、それでね?名前はどうする?」

『はい・・・』

この後明日奈とホワイトローズは改良された際の名前をどうするのか仲良く話し合っていた



北地区

昼、お腹が空いた明日奈は広場で見つけた屋台で好物の一つで有るホットドッグを買い、機嫌良さそうに噴水の淵に座り尻尾を揺らしながらホットドッグを食べている

「ん?」

ホットドッグを半分食べ終わった頃、何やら通りの方が騒がしくなる、気になった明日奈はそちらを見てみる

『マスター、上空に生体反応です、恐らく通りの者達はそれを見て騒いで居るのでしょう』

明日奈はホワイトローズに上と言われたので上を見る、すると確かに何か人型の物が落ちて来ている

「ねぇホワイトローズ、あれ私が落ちて来た時よりも高いんじゃない!?」

『Yes、高いです、あのままでは命の保証は無しです』

落ちて来ている者は明日奈が落ちて来た時よりも高い位置から落ちている、あのままでは死しか待っていない

「そうよね、ならシールドを数回柔らかく張って落下スピードを落としてあげる事出来る?」

『出来ます、早速実行します』

ホワイトローズは明日奈の頼みを聞き早速実行する、落ちている者の下に柔らかいクッション状に調整したシールドを張った

そして一回二回、とシールドを張って行き、落ちて来ている者の落下スピードを落として行き、無事地面に着地させた

落ちて来た者は明らかな誰かの助けに感謝しようとキョロキョロしているが、明日奈は自分が助けたとは言わず立ち上がり、商業区に向けて歩いて行く

「良くやったわ、ホワイトローズ」

『Yes』

明日奈はホワイトローズを良くやったと撫でてあげた



商業区

商業区にやって来た明日奈は服屋で服を見ている、いかにもファンタジーな服の数々に楽しくなった来た明日奈はウキウキと服を見ている

「ねぇこれ似合う?」

明日奈は黄色いワンピースタイプの服が似合っているかホワイトローズに聞く

『私としては横の白い同じ形の物がマスターにはお似合いだと思います』

ホワイトローズは白いワンピースの方が似合うだろうと明日奈に提案した

「そうねぇ、よく考えたら黄色なんか選んだら全身黄色系の色になっちゃうわね、それじゃ白にしようかしら?」

明日奈へ髪も金色、狐の耳も金色、尻尾も金色である、その為黄色の服を選べば全身黄色系の色になり少し微妙だ

そして明日奈は黄色のワンピースを棚に戻し、今度は白いワンピースを持ち鏡の前に立つ

「どうよ?」

『お似合いです』

やはりこの白いワンピースなら明日奈の金色の髪や尻尾に合う、なのでホワイトローズは似合っていると明日奈に言う

「そう、ならこれにするわ」

そして明日奈はこの服を買う為にカウンターに向かう

「これ欲しいの、幾ら?」

「2690ゴールドです」

明日奈が服の値段を聞き、店員が答える

「はい」

「・・・確かに2690ゴールドお預かりしました、ありがとうございます」

そしてお金を店員に渡し受け取った店員は服を袋に入れて明日奈に渡すとありがとうございますと言い頭を下げる、明日奈も店員にありがとうと言ってから外に出る

「さぁ、そろそろ帰りましょうか」

服を選んでいる間にかなりの時間が経っていたようだ、少し日が落ちて来ている、そろそろ宿に帰った方が良さそうだ

『Yes』

そして明日奈は宿に帰って行く、宿に戻った明日奈は買ったワンピースを早速メリアの目の前で着てみた

「どう?」

「うん!似合ってる、可愛いよ!」

そしてメリアに似合ってるか聞き、メリアは似合っていると答えた

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