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金色の九尾ll アンダーワールド  作者: ブレイブ
最終章金色の九尾、最終決戦編
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四話、アダムの部下達との戦い2

アダルレーゼ、第二区間


龍人化したアニューはブレスを放つ。


「セェイ!」


明日奈がレーヴァソードでブレスを打ち消し、レビィとウィリアムが、アニューに迫る。


「喰らえ!」


「行っけぇ!」


アニューに接近したウィリアムは双剣による攻撃、レビィはアニューの後ろに回り込み回し蹴りを放つ。


「ふふ!遅い!」


アニューは先に迫るウィリアムの双剣をしゃがんで躱し、ウィリアムの懐に潜り込むと張り手を放ち、レビィの回し蹴りは片手で止めると、そのまま背負い投げた。


「レーヴァストライク!」


「闇の拳!」


アニューのすぐ後ろまで迫っていた明日奈は蒼の右ストレートを放ち、アニューは黒い右ストレートを振り向きつつ放つ。


二つの右ストレートがぶつかり合った事により激しい破裂音が第二区間に響き、二人は同時に後ろに弾き飛ばされる。


「ダブルニードルダガー!」


レビィはまだ体勢を立て直せていないアニューに一気に迫ると一撃二撃と放つダガーをドリルに見立てた技を放つ、それを見て早い動きで体勢を整えたアニューは身を逸らすが、レビィの攻撃はアニューの左肩に命中し、二撃目は完全に躱された。


「痛いなぁ!」


左肩にダメージを喰らった事に怒るアニューはアニューに向けてブレスを放った。


「そらよ!」


レビィに迫るブレスをウィリアムが双剣に魔力を張り巡らせ受け止める、そして更に強く魔力を発散させる事でウィリアムはブレスを斬り裂いた。


「流石ね!ウィリアム!」


「おうさ!」


明日奈は見事ブレスを斬り裂いたウィリアムにウインクをすると、下からの回転斬りを放つ、アニューは拳に闇を張り巡らせると明日奈の剣を迎え撃った。


「やぁぁ!」


「はぁぁ!」


明日奈とアニューは全身の力を振り絞り押し合う。


「レーヴァローズ!更に身体強化!」


『Yes』


明日奈は戦闘中は常に発動させている身体強化を更に強化させ、押し合いを無理矢理押し切った。


「くっあっ!」


明日奈に押し切られたアニューはフラフラとよろける。


「レビィ!最後はあなたが決めなさい!」


「うん!お姉ちゃん直伝!ホーリーストライク!」


光の属性には洗脳解除の能力がある、その為明日奈は自分の攻撃か、レビィの攻撃をアニューの頭に喰らわせ洗脳の解除を行うつもりだった、そして明日奈はレビィにアニューの洗脳の解除を任せ、明日奈に任されたレビィは明日奈に教わったホーリーストライクを放つ。


「くっそ!闇の拳!」


レビィの攻撃を喰らうつもりのないアニューは崩れた体勢のまま、闇の右ストレートを放つが、体勢が崩れている為遅く、レビィでも拳を逸らせた、そして逸らした事によりガラ空きとなったアニューの顔にレビィはホーリーストライクを叩き込む。


「っ!くぁぁぁぁ!?」


ホーリーストライクを喰らい地面に叩きつけられたアニューは、頭を押さえ苦しみ始める、それを見たレビィはいつか自分が洗脳され初めてあった姉と戦った際、姉が自分にしてくれたようにアニューを抱き締め、光属性の魔力を体から解放する。


「大丈夫だよ、アニューちゃん、大丈夫」


優しくアニューを抱き締めるレビィの体から優しい光が漏れ出し、部屋を白く覆った。




「・・・アニューちゃん?」


そして魔力を収めたレビィは抱き締めているアニューに言葉をかける。


「ありがとう・・・なんだか頭がスッキリした、色々酷い事して、ごめんなさい・・・」


レビィに頭がスッキリしたと伝えたアニューはレビィを抱き締め返す。


「ううん、いいの、私達はただあなたを助けたかっただけだから」


レビィは礼を言うアニューに優しく微笑みかけ更に強くアニューを抱き締めた。


「苦しい・・・」


「あっ!ごめん」


アニューは余りにもレビィが強く抱き締めて来る為苦しいと言う、それを聞いたレビィは慌ててアニューから離れた。


「ねぇ、私達、友達に慣れるかな?」


そしてレビィは少し恥ずかしそうに微笑みながら、アニューに友達に慣れるかどうか聞く。


「勿論!」


そしてアニューはとびっきりの笑顔でアニューの言葉に返事をすると、今度はアニューからレビィを抱き締めた。




「ふふふ、良かったわね、レビィ」


明日奈はアニューとレビィの様子を見て嬉しそうな笑顔を見せた。




アダルレーゼ、第三区間


明日奈達とアニューが戦っている頃、メリア達は第三区間に到達していた、そんな彼女達の目の前に現れたのは神楽と鬼摺木だった。


「この人達は強い、だから私とシュルクで相手をします」


メリアは殺しても復活すると言うアダムの部下を倒すのならブラスターで焼き払えば倒しきれるのではないかと考えていた、その為、ここは自分とシュルクで引き受ける事にした。


「分かりました、お任せします」


それを聞いた鈴達はメリアとシュルクの肩を叩き、この場を後にして行った、しかし白花だけがこの場に残る。


「白花・・・」


「メリアさん、お伴します」


「ありがとう」


そして三人となったメリアとシュルクと白花は神楽と鬼摺木と対峙する。


「ふふふ、虐めがいのありそうな子が三人、楽しめそうね?鬼摺木?」


「あぁ、楽しめそうだ!」


メリアとシュルクと白花、そして鬼摺木と神楽の両者の戦いが始まる。

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