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金色の九尾ll アンダーワールド  作者: ブレイブ
最終章金色の九尾、最終決戦編
258/267

二話、特攻

アダムの世界


アーマーデバイス部隊と、ワールドセイバーが機械の世界の技術を吸収する事により建造されたロボット部隊が、アダルレーゼに向けて先行する。


「出来るだけ砲門を潰せ!少しでも被弾したものから転移し退避せよ!」


「「了解!」」


アーマーデバイス部隊とロボット部隊は持ち前の機動力を活かし、アダルレーゼに取り付き次々と砲門を破壊して行く。


「両部隊一時退避!全艦一斉砲撃!」


レビルはアダルレーゼに取り付き砲門を潰している両部隊を引かせ、全艦に砲撃命令を出す、レビルの姿勢を受けた世界連合軍の艦隊は一斉に砲撃をする。


「凄いです・・・」


「はい・・・」


白花と鈴は一斉にアダルレーゼにへと殺到する連合艦隊の砲撃に身を竦ませる、二人は流石のアダルレーゼでも大きなダメージを受けるだろうと思ったが。


「!」


アダルレーゼは無傷だった、呪力シールドを張り完全に連合艦隊の砲撃を防いでいたのだ。


「くっ!アーマーデバイス部隊及びロボット部隊は再度取り付け!」


無傷で佇むアダルレーゼを見たレビルは再び両部隊を取り付かせ攻撃を仕掛けさせる、しかしアダルレーゼの砲撃は強烈で、両部隊はどんどん第一世界へと帰投して行く。


「司令、後方の艦へと退避して下さい」


このままでは両部隊、そして艦隊共に全滅すると判断した明日奈は、レビルに後方の艦へと退避して欲しいと頼む。


「どう言う意味だね?」


「このフロストゼーラで、アダルレーゼに特攻を仕掛けます、そしてあの船に乗り込み、中からあの船を破壊し、無を仕留めます」


明日奈は考えた結果、フロストゼーラを特攻させ、アダルレーゼ内部に突入する作戦を考え付いた、この作戦を行えばフロストゼーラは沈没するだろうが、無を討つ為には必要な犠牲だと明日奈は考える。


「ならば儂も共に・・・」


「いえ、私達だけで、行きます、もし私達が負けた場合、世界にはあなたが必要です」


「分かった、頼むぞ、久城明日奈」


レビルは明日奈に敬礼をすると後方の艦へと転移して行った。


「お願いね、フロストゼーラ・・・特攻!」


明日奈はフロストゼーラの操舵士に特攻の命令を出す、その命令を受けた操舵士はフルストロットルでフロストゼーラをアダルレーゼへと特攻させる。


特攻するフロストゼーラを守るように連合艦隊の戦艦達が動く、連合艦隊の戦艦達は次々と沈没して行く、同時にフロストゼーラも被弾し、炎に包まれながらも、アダルレーゼの右船体に突撃し、突き刺さった。


「みんな!時間が無い!、急いでアダルレーゼの中へ突入!そしてフロストゼーラの船員に敬意を称します!後は私達に任せ後方の艦へと退避を!」


「「了解!」」


明日奈達は突き刺さったフロストゼーラを辿り、アダルレーゼへと侵入する、そして船員が退避し、明日奈達がアダルレーゼの船内へと侵入したその瞬間、フロストゼーラはその役目を終えたかのように、沈没した。


「ありがとう、フロストゼーラ」


明日奈は崩れ行くフロストゼーラに敬礼をすると、仲間達を共にアダムの元へと向かう。

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