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金色の九尾ll アンダーワールド  作者: ブレイブ
最終章金色の九尾
245/267

三十二話レーヴァテイン編1

レーヴァテイン編開始



一つ目のレーヴァテインの遺跡


ワールドセイバーが無の七人の部下に関しての情報を集める中、明日奈は彼等に対抗出来るかもしれない力、レーヴァテインの能力を全て解放する為に動き始めた。


明日奈は最初の仲間である、鈴とクリスティとフォードに協力を頼んだ、すると彼等は喜んで明日奈の頼みを聞き入れてくれ、明日奈は彼等と共にパーティを組み、四つのレーヴァテインの遺跡を攻略する。


「それじゃ、三人共、お願いね?」


「おう!」


「任せろ!」


「頑張ります!」


明日奈が最初の仲間達にお願いね?と頭を下げると、三人はそれぞれの答え方をし、頷く。


「よし!それじゃ、最初の遺跡攻略にレッツゴーよ!」


「「おー!」」


明日奈達は元気良く、遺跡内部にへと入って行く。



「ふふ、神器は私が貰うよ?明日奈」


アニューは怪しく微笑みながら、遺跡の中へと入って行く明日奈達を見送る。




遺跡一階


明日奈が持つ本によると最初の遺跡となるこの遺跡は一つ目である為か、ダンジョンとしての難易度が低く現れる魔物はそんなに強くは無く、階層は五階までと書いてある、しかしそう書かれているからと油断はしない。


「早速敵ね、リザードマン二体に、ゴブリンが沢山」


現れた敵を目にした明日奈は剣を構える。


「久し振りの君との共闘だ、腕がなる!」


「俺もだ!」


やる気全開の若干猪気質な男二人は、鼻息荒く敵に向かって行った、そしてリザードマンとゴブリンを彼等の武器である拳と大剣で、千切っては投げ、千切っては投げて行く。


「撃鉄三十連撃!」


「竜剣!火の陣!」


二人は自慢の技で主にゴブリン達をなぎ倒して行く、これは不味いと判断したリザードマン二体は一度下がり体制を立て直そうとしているが。


「逃がさないわよ」


「です」


明日奈が彼等の目の前に回り込む、後ろはクリスティとフォード、そして目の前には女である明日奈と鈴、両者を見て戦うなら女だと判断したリザードマン二体は、明日奈と鈴に向けて斬りかかって来る。


「普通のリザードマンよりは少し速い、でも甘い!」


明日奈は一体目の攻撃を躱してから彼の服を掴み上に向けて投げる、上に投げられた一体目を見て、このまま突っ込むと不味いと判断し、止まろうとしている、リザードマンに迫った明日奈は一閃、リザードマンを斬り倒した。


「喰らって下さい!ブレイクショット!」


鈴は天井にぶつかり自由落下を始めた一体目を当たれば爆発し、文字通りブレイクする銃弾を撃ち込んだ、するとリザードマンは爆発し、絶命する。


「楽勝ね!」


「はいっ!」


リザードマンに勝利した金髪の九尾と、黒髪の九尾(最近九尾になった)は仲良くハイタッチする。


「私達も終わった」


「良い運動になったぜ!」


そして猪男達も怪我なくゴブリン達に勝利したようだ。


「ご苦労様、さっ、先に進みましょう」


「おう!」


遺跡での最初の戦闘を楽に終えた明日奈達は先に進んで行く。




一階、二階へ続く階段近く。


一本道を進んで来た明日奈達の目の前には何やら沢山の腕が生えたロボットがいる、確実に彼の視界にこちらは入っているのに攻撃をして来ないと言う事は、どうやら彼は敵が至近距離にまで迫るまでは動き始めないよう設定されているようである。


「見た所、キラーマシーンですね、人を殺すのに特化した、魔物です」


「厄介だよなー、色んな武器を内蔵してやがるし」


「それに狩られそうになると奴等は爆発をする、だから異変を感じたらすぐに後退をしなければ危険だ」


「へー」


冒険者から職業をワールドセイバーに変更している明日奈は、現職の冒険者である、三人の知識に感心する、興味深い話を聞けて、尻尾は嬉しそうに揺れている。


「とにかく、異変を感じたらすぐに離れたら良いだけだ、行くぜ?お前ら!」


「ええ!」


そして明日奈達はキラーマシーンとの戦闘を開始する、今度は明日奈とクリスティが突っ込み、フォードがその後ろを走る、鈴は前衛の三人の援護を行う。


「pp、敵完治、排除開始」


キラーマシーンはガバッと前部のハッチを開ける、するとそこからはガトリングガンが現れた。


「させん!」


明日奈とクリスティの後ろを走っていた、フォードは二人の前に出ると、大剣をガトリングガンに突き刺し破壊する。


「pp、ガトリングガン破損、レーザーガトリングで対応開始」


キラーマシーンはその場で回転すると今度は先程とは逆のハッチを開け、中からレーザーガトリングガンを出す、そしてレーザーを次々と発射する。


「ホワイトローズ!シールド!」


『Yes』


明日奈はレーザーをシールドで防ぐ、その間にクリスティがシールド脇から飛び出し、キラーマシーンを横から殴る。


「pp、右部からの攻撃を確認、対応する」


クリスティに殴られ、装甲を大きく凹ませたキラーマシーンは刃物やチェーンソーを付けた沢山の腕を振り下ろすが、鈴がその腕を撃ち抜き、攻撃をさせない。


「終わりよ!」


腕を撃ち抜かれ戸惑う、キラーマシーンを明日奈が下から斬り上げる、全面装甲を大きく斬り裂かれたキラーマシーンは、その体から光を放ち始めた。


「爆発する!離れろ!」


「ええ!」


明日奈達は爆発しようとしているキラーマシーンから大きく離れた、するとキラーマシーン離れたすぐに爆発する。


「本当に爆発するのね・・・」


明日奈は本当に爆発したキラーマシーンを見て、耳をペタンとさせる。


「だろ?面倒くせぇんだよ、こいつら・・・」


「実際、この爆発を喰らって、再起不能になった人も多く居ます」


「そう・・・」


明日奈は仲間達にキラーマシーンについての話を聞かせて貰いながら、二階へと登って行く。

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