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金色の九尾ll アンダーワールド  作者: ブレイブ
最終章金色の九尾
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外伝、不良なお狐ちゃん3

帝の屋敷


中学生の明日奈は帝に呼び出され、屋敷にやって来ていた。


「なんだよ?ジジイ」


明日奈は帝の部屋に来るなり口の悪さを披露する。


「ジジイ・・・まさかお前が不良娘になるとはな、何故だ?あの事件が原因か?」


口には出さないが明日奈を大切に思っている帝は、何故明日奈が不良娘になったのか、本人に聞く。


「ッ!あんたには関係ないでしょ!あたしと血もなにも繋がってないくせに!」



過去の一連の事件、酷いいじめを受け、そしていじめをした来た者達への報復、それは明日奈の心に大きな心の傷を作り上げていた、そして明日奈はその事について触れられるのを一番に嫌う。


過去の事件について触れられた明日奈は立ち上がると椅子を蹴り飛ばし、部屋から出て行ってしまう。


「儂が、ミスをするとはな・・・」


部屋から出て行った明日奈を見送った帝は、最初にあの事件の事に触れるべきでは無かったと思い、自分のミスを悔やむ。




明日奈の故郷


明日奈は街を歩いていた、その表情から察するにかなり苛ついた様子である。


「明日奈さん!」


そんな明日奈を急ぎ探していたレッドテイルの子は、明日奈を見付けると名前を呼びながら近付いてくる。


「何よ!」


その子に呼び止められた機嫌の悪い明日奈は、呼び止めた者に向けて叫ぶ。


「す、すいません、ブルースカルのやつが、美衣子を怪我させたんです・・・あたしは明日奈さんにその報告を・・・」


「美衣子が?・・・へぇ奴等いい度胸してんじゃん」


明日奈は美衣子が怪我させられたと聞き、ニヤリと笑う、イライラするこの気持ちをブルースカルを潰す事で晴らしてやろうと思ったのだ。


「みんなに連絡して、ブルースカルを潰すってね」


「!、分かりました!」


明日奈の命令を聞いたレッドテイルの子は慌てて電話をかけつつ、近くに居る他のレッドテイルの子に、ブルースカルを潰しに動くと伝えに向かった。


「ふふ、たっぷりと思い知りなさい?ブルースカル、レッドテイルを攻撃したらどうなるのかをね」


明日奈はそう言って笑うと、服を着替えに飛鳥の自宅にへと向かう。

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