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金色の九尾ll アンダーワールド  作者: ブレイブ
最終章金色の九尾
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外伝、不良なお狐ちゃん2

夜、明日奈の故郷


バイクが爆音を立てて走っている、その先頭を行くのは明日奈である。


「あはは!やっぱりさいっこう!」


喧嘩をする時、そしてバイクで走る時、明日奈の心の中にあるモヤモヤが取れ晴れた気分になれる、だから明日奈は喧嘩と暴走行為を行うのだ。


「そうっすね!明日奈さん!」


親と上手く行っておらず明日奈と同じく心にモヤモヤを抱える、飛鳥も明日奈の隣を走り、暴走行為を楽しんだ。




飛鳥の自宅


「姐さん!お疲れ様です!」


暴走行為を終えた明日奈は最近寝泊まりしている、飛鳥の自宅に帰って来た、何人かのメンバー子が着いて来ており、お疲れ様ですと言うとそれぞれの家に向けて帰って行く。


「サツに捕まっちゃ駄目よー」


「ウィース」


明日奈はそんな彼女達を見送り、飛鳥と共に家の中に入る。



中学校


明日奈はこの日は教室には入らず、この学校にいるレッドテイルの子達が集まっている倉庫で、マットレスの上に寝転がっていた。


「明日奈さん飲みます?」


「いい、あんたが飲みなさい」


一人の子が買って来ていたコーヒーを明日奈に手渡そうとするが、明日奈は断り、自分で飲めと言った。


「そんな事よりも、奴等の動きは?」


奴等とはレッドテイルと敵対する、ブルースカルと言う暴走族であり、レッドテイルと同等の戦力を持つ集団である、明日奈は偶に暴走行為を邪魔して来るブルースカルが気に入らない為、抗争を仕掛け潰してやろうと考えている。


「特に無いですね、偶にうちの子達に絡んで来ますが、大きな揉め事にはなっていません」


「そう・・・」


今の明日奈はレッドテイルこそが唯一の居場所だと思っている、その為チームの子が絡まれたと聞いただけでも気に入らず、苛つく。


「次、絡まれたとか喧嘩を売られたとかやられたら奴等を潰すわ、準備しておくようにみんなに伝えて」


「了解っす」


明日奈に準備しておくように伝えろと言われた子は早速携帯を取り出し、メールでメンバーに抗争の準備をしておくようにように伝える、するとレッドテイルのメンバー達はノリノリな返信を、メールを送った子の携帯に次々と返して来る。


「みんなノリノリっすよ、明日奈さん」


「ふふ」


明日奈はみんながノリノリと聞き笑うと、持って来ていた枕に頭を乗せる。


「それじゃ、あたし寝るわ、昼休みのチャイムが鳴ったら起こして」


「ウィッス」


レッドテイルの子達に寝ると伝え、返事を聞いた明日奈は瞳を閉じて眠りに就いた、レッドテイルの子達は眠る明日奈に気を使い、持参していた毛布をかける。

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