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金色の九尾ll アンダーワールド  作者: ブレイブ
最終章金色の九尾
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二十三話

バイト、九尾、メイド、喫茶で


二度任務を失敗し、紫龍機関の資金に多大なダメージを与えた明日奈と明亞とリリーシャは青葉に言われ、バイトをする事となった、幸い三人ともかなりの美人である為、美人を活かせるメイド喫茶で働かされる事となった、このメイド喫茶、紫龍機関の資金提供者持ちの店であり、オーナーは不慮の事故に合い転生した地球人である。


「いらっしゃいませー!」


メイド服を着てフリルのヘアバンドが狐耳に生える明日奈は、お客を迎える。


「おお、可愛いね、名前は?」


「明日奈と言いまっす!」


名前を聞かれた明日奈は可愛らしく首を傾げ名を名乗る。


「そうか、明日奈ちゃんか、今日はよろしくね」


「はい!、それではこちらのお席へどうぞ!」


何故かノリノリな明日奈は女の子走りをして、お客を席に案内する。


「はぁーい、お座りください!ご主人様!」


「うん」


そして男を席に案内した明日奈は男にウィンクをする。


「それではご注文をどうぞ!」


「オムライスで、サービス付きでね」


「はぁい、分かりました!」


男から注文を取った明日奈は調理場に向かい、お客のオーダーをコールする。


「オムライス、お願いしまぁーす!」


「「はぁーい!」」


明日奈が調理担当の娘達にオーダーをコールするとリリーシャと明亞を含む調理担当の娘達が元気良く返事をしてくれた、ちゃんとオーダーが伝わった事を確認した明日奈は席と席の間を歩きお客のお冷やが空になっているのを見つけると水を注いで行く。


「出来たわよ!明日奈!」


そして明日奈がお客に笑顔を振りまきながらお冷やに水を注いでいると、リリーシャに呼ばれたどうやらオムライスが出来たようだ。


「はぁーい」


明日奈はにこやかに返事をすると狐の尻尾を可愛らしく揺らしながら調理場に向かう。


「はい、落とさないでね」


「・・・分かってる」


このやり取りは素の明日奈に戻っている、しかし振り返るとすぐにメイドモードとなり、先程のお客にオムライスを持って行く。


「お待たせしました!オムライスです!」


「うん、ありがとう、それじゃいつものを頼むよ」


「はぁい、明日奈スペシャルを描きまぁーす!」


明日奈スペシャルそれは狐の絵をオムライスの上に書く明日奈しか出来ないスペシャルだ、明日奈は早速絵の作成に取り掛かり1分で完成させる。


「それではごゆっくり〜」


そして明日奈は最後に男の頬にキスをすると席から離れる。




メイド喫茶、休憩室


「いやー!ありがとう!君のおかげでいつもの5倍の売り上げが出たよ!君、これからもここで働かないかい!?」


「お断りします」


明日奈はたった1日で大人気となり、店にいつもの5倍の売り上げが出てオーナーは喜び明日奈をスカウトするが、明日奈はキッパリと断った。


「そうかい・・・なら仕方ない、それじゃこれが今日のバイト代だ、ありがとうね」


「はい、ありがとうございます」


疲れ果ててテンションの低い明日奈はオーナーが差し出したバイト代を受け取ると頭を下げる、オーナーは明日奈に笑いかけると部屋から出て行った。


「お疲れですね・・・姫様」


「うん・・・」


「ほら肩を揉んであげる」


「ありがと」


この後明日奈は明亞とリリーシャに癒してもらい復活した。



任務4、暴走したロボットを倒せ!


バババ!マシンガンを撃つ音が響く、明日奈達は三人で街中で暴れる暴走ロボットを止めに来た、その姿は赤い角が生えて肩にスパイクが生え、もう片方の肩には盾を装備している。


『認めたく・・・』


ロボットが何やらスピーカーから口走ろうとしている、それを聞いた明日奈は取り敢えず顔を蹴り飛ばし黙らせる、この赤いロボットのAiはちゃんと赤い人のようだ。


「あれってシャ・・・」


「姫様も駄目です!」


ロボットの口走りかけた言葉に引かれたのか明日奈も何か言いかけたが明亞が口を塞ぎ黙らせる。


『ええい!』


赤いロボットはバババ!とマシンガンを撃つ、それをリリーシャが弾き、明亞が足にタックルを仕掛けバランスを崩させ、明日奈が胴体を蹴り飛ばし、押し倒す。


「トドメ!」


『まだ、終わらんよ!』


赤いロボットのコクピットが開くと何かが飛び出して来た、それは赤いトゲの生えたヘルメットだった、明日奈はそれを躱し、ロボットの上から離れる。


『私にも見える!』


そしてロボットはヒートホークを振り下ろし、明日奈達に向けて振り下ろす。


「見える!」


リリーシャが何か言いながらロボットの攻撃を躱し、明日奈と明亞も躱していた。


「粛清してあげます!」


そして明亞が開いたままのコクピットに陰陽術を撃ち込み、コクピットは爆発する、するとサングラスが飛んで来た、中には人は居ないはずなので、コクピットの中に置かれている備品が飛んで来たのだろう。


『ええい!貴様らは化け物か!?』


コクピットを爆発させられたロボットは背を向け逃げ始める、明日奈はロボットの目の前に回り込みロボットの足を止める。


『ハッキリ言う!気に入らんな!』


どうやら足止めされた事が気に入らないようだ、明日奈は御構い無しにブラスターモードに変形させたホワイトローズから、ホーリーブラスターを発射する。


『認めなくないものだな、自分自身の、若さ故の過ちと言うものを・・・』


ロボットは最後にそう言い残すと爆発した。


「明日奈、目標を駆逐した」


「姫様・・・何かの悪意が見えます・・・」


この後明日奈達は依頼主にロボットの討伐が完了した事を伝え、紫龍機関に戻った。

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