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金色の九尾ll アンダーワールド  作者: ブレイブ
無編六章戦争と九尾
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六話シュタゼーリ王都戦1

シュタゼーリ王都


明日奈はシュタゼーリ王都にやって来ていた、明日奈達はここから3手に別れアリシアの元に向かう予定だ。


一番目のチームは明日奈とレビィとウィリアムとメリア、二番目のチームはシーラと響とギルダーツとミランダのワールドセイバーチーム、三番目のチームはリリーシャと明亞とナターシャと麗華と凪だ、残りの者達は船の防衛を担当する。


船で互いに必ず生きて会おうと約束した仲間達はシュタゼーリ城下町を走る。




シュタゼーリ城下町


「うっ!」


明日奈達の目の前には沢山の敵が存在している、そしてチームで一番実力の劣るレビィが追い詰められ、レビィは尻餅をついてしまう。


「私の妹に手を出すな!」


それを見た明日奈はレビィの目の前にジャンプして降り立つと、聖力を発散させ敵を吹き飛ばした、


「ありがとう、お姉ちゃん」


姉の手を借り立ち上がったレビィは姉に助けて貰った事に対しお礼を言う。


「良いのよ、私が危ない時にはレビィが私を助けてね」


「うん!」


姉妹は笑い合うと後ろから迫る敵を同時に倒す、そして左右から迫る敵をウィリアムとメリアが倒し、四人は頷き合うとワトソンの道案内に従い王城に向けて進んで行く。



こちらはシーラ達のチーム、彼等の目の前には咲と姫名、そしてドヤ顔をした、明日奈の友達であり妖狐の千智がいる。


「・・・」


千智の顔を見たシーラは無言で彼女に近付いていくと


「おすわり!」


千智におすわりと言った。


「はい!」


長年の習慣で千智はその声に従いおすわりをしてしまう。


「はっ!?」


そして千智はおすわりをしてから自分がミスを犯した事を理解した、そして次の瞬間にはシーラの手刀を喰らい気絶した。


「さてと・・・戦いましょうか」


やり切った顔をしているシーラは気分爽快と言った感じの声で咲と姫名に戦おうと言う。


「・・・」


姉妹は一瞬の出来事に正直引きつつも武器を構えた。



リリーシャ達の目の前には雪路と伊澄が立っている、二人とも黒いオーラを放っている。


「必ずあなた達を救ってみせます」


明亞は薙刀を構え、雪路と伊澄に必ず救うと宣言する。


「やれるもんなら」


「やってみなさい!」


明亞の宣言を聞いた雪路と伊澄は明亞達に向けて攻撃を仕掛ける、明亞達は武器を構え二人を迎え撃つ。




「ふふふ、久し振りだね?お姉ちゃん」


戦地を進む明日奈達の目の前にはメリアの妹にアリアが降り立った、アリアはメリアに剣を向けて薄く微笑む。


「アリア・・・もう一度救ってみせる」


メリアは敵となった妹の姿を見て過去ロボットとなり敵として現れたアリアの姿を思い出した、思い出したからこそもう一度妹を救うと思う事が出来た。


「お姉ちゃんに私を救う事なんて出来るのかなぁ〜」


アリアは救うと自分に言った姉を挑発する。


「救ってみせるよ、明日奈、お願い手を出さないで」


「分かった、私は他の奴らが二人の邪魔をしないようにしてあげるわね」


「うん」


メリアはアリアとの戦いを邪魔させないように他の兵士たちを倒してくれている明日奈に感謝しつつ、アリアと向かい合う。


「行くよ!アリア!」


「来て!お姉ちゃん!」


同時に姉妹は駆け出しそして同時に姉妹の剣はぶつかり合う、その身に宿った呪力によりその力を増したメリアは妹を簡単に押し込んで行く。


「くっ!このぉ!」


アリアは呪力を球状にした物を姉の後ろに出現させると押し込んで来る姉に向けて放つ。


「アリーシャさん!シールド!」


アリアの技に反応したメリアは、ベリクリオスの中に戻ったアリーシャにシールドを張るように依頼する。


『了解ですわ!』


またメリアと共に戦える事を嬉しく思っているアリーシャは嬉しそうな声でメリアの声に答えると、メリアの背中の後ろにシールドを出現させる。


「くっ!?」


アリアはまだ変身もしていないのに自分の技を防いだ姉を見て焦りさらなる球状の呪力を姉に放つ、しかしメリアはそれを全て剣で叩き落とすと妹の懐に潜り込む。


「ごめんね・・・」


妹の懐に潜り込んだメリアは拳をギュッと握り込むと腹に向けて拳を打ち込む、姉の拳をその身に受けたアリアは気絶し倒れた。


「やったわね!メリア、転移してアリアちゃんを船に預けて来たら?私達はここで戦いながら待ってるわ!」


「うん!」


メリアは妹を抱えると船に向けて転移し、妹をベットに寝かせると一度その髪を撫でてから戦場に戻って来た。


「おかえり」


「ただいま」


戻って来たメリアは明日奈と拳を合わせ合うと共に戦地を駆ける。




「はぁぁ!」


「せぁぁ!」


双子の姉妹は息の合ったコンビネーションでこちらに向かって来る、それを見た響はコンビネーションを崩してやろうと思い、姉妹の間にシールドを張り二人を分断させる。


「くっ!」


分断され咲は焦りを感じたが構わず待ち構えるシーラに向けて駆け出す、それを見たシーラは影の中に消えると咲の真後ろに現れ、手刀で彼女を気絶させた。


「咲!このぉ!」


倒された姉の仇を取る為、姫名はミランダとギルダーツに向けて走る、ギルダーツは近接戦は部が悪いとミランダの肩を叩きミランダに彼女を任せた。


「優しくしてやれよ?」


「分かっている」


ミランダは迫る姫名に向けて左手で持った槍を投げる、当然ただ投げられただけの槍を姫名は簡単に躱してしまうが、槍は地面に突き刺さった瞬間に電撃を放電し姫名を感電させる。


「あああああ!」


感電した姫名はふらりと倒れる、この勝負ミランダの勝ちである。





明亞は迫る雪路と伊澄を迎え撃とうとするが突然大音量で流れ始めた、通信に足を止め驚く。


「青葉さん!?」


当然大音量で流れ始めた声、それは青葉の声だった、青葉の弟子である雪路と伊澄も慌てて足を止める。


「雪路!伊澄!そこで正座してなさい、今からそちらに行きます」


「「は、はい」」


これから師匠に怒られると怯える二人の体からはいつの間にか呪力が抜けていた、恐怖が呪力を押し出したのだ、そして二人はこの後たっぷりと青葉に怒られ明亞と共にシュタゼーリとの戦闘を始める。



シュタゼーリ王城前


明日奈達はシュタゼーリの王城前まで辿り着いていた、しかし明日奈達の目の前に沢山のダークスフィア所有者が現れた。


彼等はダークスフィアを使い五十体のダークスフィア使用者として明日奈達の目の前に立ち塞がった。


「敵が沢山ね、メリア」


「だね」


「倒そっか」


「うん、倒そう!」


二人は拳を合わせ合うと明日奈はプラチナモード、メリアはインフェルノモードに変身する、白金と紅蓮の鎧をその身に纏った二人はダークスフィア使用者との戦闘を開始する。


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