表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
兼役令嬢  作者: ハロ
2/17

悪役令嬢

そしてもう一人、




腰につくほどに伸ばされた藍色の髪は、今はホールを飾る重厚な絨毯に散らばり



長い前髪のせいでその表情は伺えない。



ただ、華奢なその肩は怒りか、悲しみが、喜びか、感情はわからぬままに震えている。



そして、その足首と手には、その細さに似合わず重たい枷が嵌められていた。



高い魔力を危険視され、ただ一人で監禁されていた哀れな少女、





アントワーヌ・ディロッソン公爵令嬢









……兼悪役令嬢の彼女はらその肩に背負う高い身分とは裏腹に、今は階段の下に沈み込み、その上を見上げていた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ