登場人物1 ―Characters IntroductionⅠ―
第三章終了時点の主な登場人物のコーナーです。既に登場させた人物の若干の設定変更や更新が稀に有ります。
随時、第4章のキャラクターも載せる「予定」です。
《旅をする者たち》
イノ
紅い瞳と真っ白な髪、そして赤いクロマーが特徴の若い無性別の旅人。女性寄りの中性的な容姿をしており、天真爛漫、自由奔放でのんびりとした性格。
無気力なときも多く、めんどうくさがり。なるべく戦わないというよりはなにもしたくない考えだが、戦闘自体は嫌いではない。正義感はあまりないが、人の命は大切にする。
赤いクロマーは首に巻く以外にも腰に巻いたり、バンダナのように頭につけることもある。貧乏性で、お金とおいしいもの、特に甘いものが好き。アルコールと炭酸、辛いものと苦いものは苦手。
人間を逸脱した身体能力とタフネス、そして機械のセンサーに反応せず、生物の視覚に認識されにくい体質を持つ。また見えないはずの存在や事象を可視できたり、眠っていた対象を覚醒させることもできる。あらゆる概念や常識を無視し、現象を打ち消すなど、その他にも何かしらの能力を持つが、詳細は不明。影がなく、水面や鏡、写真にすら映らないが、本人は「ただの人間」だと言い張る。
身長は165。第一章は黒いマントのようなローブと黒いズボンに白のワイシャツだったが、第三章終了時点~第四章三話までの服装は質の良い黒のズボンにブラックカラーのロングミリタリーブーツ、軍風の深緑の外套、その下にはサイズが大きめである薄い無地の白いTシャツ(バイロ連邦の服をお借りしたもの)を着ている。前まで着ていた黒いコートは未だに持っている。
電脳界では初期とほぼ同じ服装になっている。
右薬指に鋼の指輪がつけられてあるが、旅先で出会った人にもらったものであり、本人はお守りとして大切にしている。結婚はしていない以前に恋に無縁。鈍感ではないが天然。
リオラ・G・ペルテヌス
『厄神の祠』に封印されていた、オールバックの赤髪と赤黒い紅蓮の瞳が特徴の竜人族だが、類属名不詳。筋骨隆々の頑強な肉体を持ち、数えきれないほどの能力属性器官と、天災級以上の破壊力をもつ。
鉱物、毒物問わず、なんでも食べることができ、好戦的で喧嘩っ早い野性的な性格だが、強すぎる故に戦闘に置いては若干無気力。
唯一リオラに余裕で勝ったイノをリベンジとして越え、その肉体を喰らう為に同行するが、目的はそれだけではなく……。しかし何度イノを襲ってもことごとく敗北する。
見た目は2~30代で身長は210。封印期間除き、産まれてから5000年はこの世に存在している。
竜都出身。服装はプロテクト模様のタンクトップシャドーに赤いデザインが混じった黒いカンフー風のズボン。手首足首に黒鋼の枷が付けられており、力の制御がされているため、発揮できるはずの力が全然出ないが、それでも山を粉砕するほどの力は備えている。
料理はかなり得意であり、食材や調理に詳しい。喰らい、強くなるために闘う考えを持つ。長寿のためか、物事にあまり関心をもたない。
見た目に寄らず一途なタイプ。
初登場:第22頁『厄神の祠の地獄龍』
シード・ステイク
溶接用ゴーグルと金のチェーンネックレスを付けた、金髪金目が特徴の鉱人族。10代後半のような容姿(童顔)で精神年齢もそれ相応だが、実年齢は29。機械、武器兵器開発を得意とする自称天才技術士。
自己中心的で荒っぽく短気だが、自他問わず命を大切にする仲間思いの強い元憲兵団推薦兵士。派手好きだが、臆病な一面を持つ。種族の特性で、電磁力とある程度の熱、多少だが金属の形質を操る。
身長は160。ドミニクス大陸ヴィスペルド帝国出身。
服装はブラウンの革ジャンパーの下に赤っぽいパーカー、黒いTシャツを着ている。黒っぽいワークパンツに金属質の機械機能付きシューズを履いている。
可愛い女の子や美しい女性に目がない。これまでに5人ほど女性と付き合ったことがあるが、性格故にどれも長くは続かなかった。リオラと同様、チェリーボーイは卒業している。二又して両方破局するタイプ。
初登場:第31頁『廃墟のエンジニア』
《道中で出会った人物》
カティス
バイオサイバネティクスコンバイン的人造製で造られた模擬的な機人族の肉体に介入している電脳族の若い女性。電脳界の外の世界で写真家として旅をし、多くの世界を写し撮っては情報誌に掲載する仕事をしている。機人族特有の能力も兼ね備えており、レトロバイクに変型できる。




