君
「貴方は大切な存在」
その台詞は
嘘だと決めつけたのに
「君は大切な存在」
これは紛れもない事実
「ずっと一緒だよ」
綺麗事だと思ったのに
「ずっと一緒…」
それを望んでしまう
「死んでしまいたい」
君の言うその言葉は
重くのし掛かるのに
「死んでしまいたい」
僕は平気で
この言葉を吐く
矛盾だらけの僕
理不尽な僕
君はそれも
「貴方らしさ」と言って
微笑んでくれる
濁りきり歪んだ
「僕らしさ」それを
君のお陰で
僕は真っ直ぐ
受け止められそうだ