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77話 師匠の伝言

 何時間、寝ただろうか? 真夜中にノックの音で目が覚める。まだ、この村は出来立てで私の力が、昼夜問わず必要らしい。おかげでお兄ちゃんに全然会う機会が無い。

 部屋をノックしたのは区画整備班、建築班、井戸掘削、その他諸々のインフラストラクチャーの班長達だ。日の出と共に騒音をまき散らすための準備を日の出前に終わらせなければならない。会議を開きながら朝食も済ませる。本来、一日二食だが、班長レベルは三食 食べる。睡眠時間が他より足りない上に食料まで減らすわけにはいかない。もう、色々と面倒臭い。


 私がほとんどこの村の責任者になっている。

 アルビウスさんはリンテージ王国との交渉、セリナーゼさんはビードオード王国への売買。二人とも村にいる時間が少なすぎる。おかげで私とスイロウが村の御守り役に抜擢されている。ちなみにスイロウは狩りや警備に関するトップである。医療・神聖魔法・悩み相談などは大地神の教会に丸投げである。教会も急遽建築した。もう死にそうなほど忙しい。


 会議が終われば書類整理。責任の所在や、現在進行していることの書置きやら必要金額やら問題点の提示とかを纏める。その後、授業が待っている。


 そう、授業である。

 永遠に狩りや建築などをしているわけではない。身体を休める日をがある。その日は学をつけてもらうため1時間ほど時間を作ってもらう。しかし、教える側が少ないのは言うまでもない。そこで先生となりそうな人材に私が授業を施すのだ。基礎学力の向上は村の発展と強化にすぐにでもつながる事業なのでやらざるを得ない。ここを疎かにしたら、この村が滅びるのは目に見えている。


 はぁ~っとため息を吐きながら、先生を育成するための授業を日の出とともに開始。すでに私の代わりに先生を育成できる人材を一人作り上げた。丸々一ヶ月私の横につけ終わりの方は私が監視し彼女に全部やらせていた。今の先生育成プログラムも彼女が中心でやっており、私は見ているだけ。もう、見なくても出来そうな気がする。

 椅子に座りながら後ろの席で授業を眺めていると、教室にトコトコとクロネコが入ってきた。

 師匠だ!

 私の足元まで来て『ニャー』と鳴く。

 みんな気にはなっているようだが授業中なので振り返らずに聞き耳だけを立てている。


「どうしたんですか、師匠?」

「ニャー」

「そうですか、しかし大丈夫ですか?」

「ニャァー」

「できれば、私がついていった方が……だいたい、お兄ちゃんと一緒にいる時間が少なくて『お兄ちゃん分』が不足がちなんですよ」

「ニャー」

「そこをなんとかなりませんかねぇ?」

「ナァー ニャァー ニャー」


 みんながヒソヒソ声で話しているが、そんなことを気にしている場合ではない。師匠からの話は重要だ。さすがの私でも師匠の提案を無下に扱うことは出来ない。それからも私と師匠の会議は続く。なるほどと、結論付けて授業中なのも忘れガバッと立ち上がる。みんなが私に注目する。


「お兄ちゃん分が足りないので……じゃなかった。お兄ちゃんに急用が出来たので早退します。あとはみんなで頑張って!」

「ちょ!? ファイレ様、何言ってるんですか!?」


 後から私を羽交い絞めにして教室脱出を阻止する我が弟子。


「大丈夫。君はもう一人でできる! 私はお兄ちゃん分の……師匠の命令でお兄ちゃんに会わなければいけないの!」

「嘘ですよね! 明らかに普通の猫が『にゃー』って言ってるだけじゃないですかぁ!!」

「違う、違うのよ。本当に師匠で重要な案件をもってきていて、どーしても私がお兄ちゃんに話に行かないといけないの!」

「他の人に連絡に行かせても良さそうですよね?」

「(ギクゥ!!) そそっそおそそそっそ、そんなことあらへんでー!! 私が行かないといけないのよ! 色んな意味でっぇえぇぇ!!」


 なんとか、彼女の手を振り切って教室から逃げ出すことに成功した。

 もう彼女たちは一人前だ! 私がいなくても上手くやっていける。……早く、お兄ちゃんに会いにいこーっと♪


――――――――――――――――――


 ついでに町の様子も確認しておこう。早朝から町の見回りをすることは少ない。別に迷子になったわけでは決してない。断じて違う。

 だいたい、お兄ちゃんはこの時間どこにいるのー!?


 師匠を肩に乗せ街中を練り歩く。どこもかしこも工事中といった感じだ。家の中にいる人間は誰もいない。炊事、洗濯、掃除とそれも集団で行うためだ。食事も酒場で取る。家とは名ばかりで基本的には睡眠をとる以外の役目をはたしていない。


「それにしても日に日に人口が増えてるわね」

「ニャー?」

「そうですね。おそらく獣人が大手を振って歩ける村としての話題で集まってきているのかもしれません。国に属さず、隠れ住んでいる獣人とかもいるという話ですから……」

「ニャっ ニャァー」

「師匠が? それでここら辺に住んでいる獣人が集まってきているんですか でもリンテージ王国の方からは逃げられなくなっているみたいですね。アルビウスさんの話ですと、国から出るためには獣人かどうかを審査され、獣人だった場合は投獄されるらしいですから……」

「ニャー」

「でしょうね。この村にとっては人質としての効果が大だと踏んでいるんでしょう。実際にアホー伯爵でしたっけ? 値切られましたしね。本来は5000万Gでの引き渡しを2500万と獣人25人で……。バーグルド議員は優秀ですよ。こちらの足元を見てます。

 うちらが喉から手が出るほど資金が欲しいのに、人口を増やし身代金を減らす。獣人を開放すると言われて断れば、村の存続にかかわり兼ねないですしね。

 何人 獣人を人質にしているのかもわからない。もし教えてもらったとしても本当かどうか調べる術もない。こちらは盗賊まがいの男爵・伯爵に攻め込まれても大した身代金が取れず痛手を被るだけってことですかね?」

「ナゥー」

「えぇ、防衛面では強いのは助かりです」


 村中の大通りを歩いている。ここは商店街第一地区になる予定だ。空の店がいくつも並んでいるが今は住居として使われている。どんな人物が住むことになるかも決まっていないが、住民から批判はない。批判している暇がないと言うところが大きな理由だろう。毎日あくせく働くだけで考える暇を与えていないからだけれども……。

 この通りは現在、石畳にしている最中。ここが石畳になれば通行が一気に楽になる。馬車も通れるようになり物資の運びが急速に発達する……と思うのだがどうだろう。一組4人のチームが10組。計40人と監督と副監督で作業は行われている。男女問わずだ。

 ココにお兄ちゃんが居れば楽なんだけどなぁーと思い見渡してみると、犬みたいな熊みたいな獣人のおばさんに声をかけられる。


「あら やだ」


 なにが「やだ」なのだろう。大抵のおばさんの初めの台詞は「あら やだ」だ。


「こんなところにファイレ様がいらっしゃるなんて! ちょっとお待ちよ。 今、班長を呼んでくるから」

「あー大丈夫です。自分で……って、足早いなぁ。あの尻尾、ひょっとしてキツネ? そんな馬鹿な!? キツネにしたら太り過ぎでしょー」

「ニャ~」

「そうですね、何の獣人か聞かないことにしておきます」


 おばさんが班長と呼んでいたのは監督だった。おばさんの中では監督も班長も同じもののようだ。それにしてもツルハシが良く似合うおばさんだ。

 それはそれとして、監督も獣人でこれは明らかに熊。大丈夫、さすがに私にもわかる。


「ツキノワグマのデナークです」

「えぇ、熊だとわかります」

「ツキノワグマのデナークです」

「すみませんでした。ツキノワグマですね」

「ただの熊と一線を画しますので」


 何が違うのかよくわからないが、彼にはツキノワグマとしてのプライドがあるらしいのでハッキリさせておいた方がいい。とくに獣人に多いパターンだ。他の種類の動物と間違われるのを嫌う。さっきの犬だか熊だかキツネだかのおばさん、滅茶苦茶気になるけど聞けない理由はその辺にある。

 いやいや、獣人観察に来たわけではない。


「実は人探しをしてまして」

「ほう、ファイレ様が?」

「ラーズって人間です」

「ラーズですか?」


 よく考えたらお兄ちゃんの名前を出してわかるのだろうか?

 だいたいの人間は一週間ほど同じチームを組んで組替えする。それはどんな人物がいるか顔を広めるためであるし、人見知りする人でも強制的なので否応なしに顔合わせることになる。好きな人と組むと大抵は同じ人だけとか、誰とも組まないとかになってしまうための苦肉の策である。

 それを考えればツキノワグマのデナークさんが知っている可能性は十分にある。が、まだ一ヶ月ちょっと。名前まで覚えていないかもしれないし、まだあっていない可能性もある。


「ラーズなら今日も狩りのほうに回っているんじゃないですかね」

「どっちの?」

「たしか1番だって聞きましたよ。ただ、又聞きなので正確ではありませんが」

「……えーっと。なんでラーズのことをそこまで詳しくしっているのかしら? デナークさんは村人をだいたい把握してるの? それともラーズに何か特徴があるとか?」

「知らないんですか? アイツ有名人ですよ」


 いや、領主なので有名人のハズだが、どうもそんな雰囲気じゃない。どちらかといえば近所の悪ガキとして……とか、そんなような意味合いが含まれていることは嫌でもわかる。


「後学のために教えてもらえる?」

「え? いや、そんなファイレ様が気にかけるような話じゃ……」

「教・え・て・も・ら・え・る・?」

「は、はい。

 言いにくいんですが、ラーズのヤツ領主嫌いらしいって話で有名なんですよ。あ、村に不満があるとか領主に不満があるとかじゃなくってですね。村人の領主に対する評価が高いとか言いまわってるらしくって……いえ、基本的にはいい奴なんでこんな話、ファイレ様にすることじゃないとは思うんですが……」

「ケンカとかには発展してない?」

「今のところは……」

「『今のところは』ということは発展しそうなの?」

「いや、しないと思いますよ、絶対とは言い切れませんが。大抵の村人はラーズが悪い奴じゃないって知ってますからね。むしろ好かれているくらいで……いや、だからってラーズが領主の評価に疑問を持っていることが良いって言ってるわけじゃなくて……」


 うん! バッチリややこしいことになってるわね。さすがお兄ちゃんだ。私が考え付かないような問題をすぐに起こす。しかも問題なのに問題にならないという裏技的扱い。カリスマ性があるというかなんというか……。生真面目なのが効いているのだろう。


 だが、ちょーっと誤解を解いておいた方がいい。だが、領主だとバラすとお兄ちゃんが働きづらくなる。腫れ者扱い、味噌っカスといった感じになるのは目に見えている。どーしたものか……。

 師匠が肩口でニャーニャー鳴いている。一時しのぎだが仕方あるまい。


「実はラーズはこの村の幹部なのよ」(幹部=領主も幹部)

「は? ラーズが? えーっとファイレ様やアルビウス様と一緒ってことでしょうか?」

「だいたい似たようなモノね」(ファイレ≦ラーズ、だいたい似てる)

「しかし、領主を快く思っていないのでは?」

「自分の考える領主の評価と村人たちが考える領主の評価を比べているだけで悪意は無いわ。領主のことを二番目にわかっているのはラーズだもの」(ちなみに一番は私!)

「そんなに領主に近い人物だったんですか、ラーズが!」

「そーね、血が繋がっている訳ではないけど、それに近いくらいよ。領主が死ねばラーズも死ぬでしょうね」(本人だからね)

「そんなに忠誠を誓っていたとは思いませんでした。あまり優秀じゃなかったので……っと、失言でした。ラーズ様に対して……」

「あぁ、今まで通りで構わないわ、優秀じゃないのも本人もわかってるし。ただの村人として扱ってあげた方が彼の為よ。優秀だったら放っておいても私達みたいな仕事が回ってくるはずでしょ。『幹部なのに』みたいな扱いになるから。ただ、領主に悪い感情を持っていないってことだけは伝えて欲しいんだけど、お願いできるかしら?」

「わかりました。それとなく、みんなには話してみます」


 ダメだ。

 フォローしようと思ったけど難しい。まぁいいや、明日から違う仕事をお兄ちゃんに任せるし……。なるようになれ、って感じぃ? 全力投球で匙を投げた。そして、その場から逃げた。


「ニャ~」

「ち、違います。逃げたんじゃありません。お兄ちゃんが狩りの部隊にいるらしいから、そちらに向かうだけです! 断じて失敗したわけではありませんよ、師匠!」


 肩に乗った師匠に頭を猫パンチされながら苦しい言い訳をかます。早くお兄ちゃんを探して誤魔化そう。

 『1番に向かっている』というのは大まかな場所を指す。村の門の番号、1~4番まで東西南北ってだけである。そこからさらに細分化されるのだが、地域の地図は現在制作中。村の外の大まかな地図はビードオード王国で手に入れて複写したのだが、大雑把すぎて話にならない。マッパーも用意しなければならないのだが、それまでは狩り部隊に適当に描いてもらって、その場所を何枚か合わせて正確さを増すようにしている。

 どうしても狩りが優先されるため地図はおざなりになりがちだ。衣食足りて礼節を知る……足りない。礼節に辿り着いていない。困ったモノだ。


 1番出口に門番がいる。もちろん持ち回りだ。ここも4人1組で二人が門に立ち、二人が休憩。交代制で砂時計が用意されている。ここは一日交代で昼に二人交代、夜に二人交代。そして、前日までに起きた出来事を確認するようにしている。狩りに出ていったメンバーと戻ったメンバーをチェックし行方不明者が出ないようなシステムにしている。


 1番門から出て行ったのなら、1番門で聞けば出ていった時間と戻ってくる時間がだいたいわかるという寸法だ。……と、いっても昼にほとんどの狩り部隊は戻って来るんだけどね。


 今日の門番は珍しく普通の人間と獣人のようだ。

 普通の人間の割合はこの村に関していえば1割程度。エルフはデスラベルの一人だけ。ドワーフは2割、7割は獣人ということになる。ネクロマンサーはどう数えればいいかわからない、一人か一匹か一頭か? どーでもいいか、扱いはドワーフである……ガイアルのことね。


「こんにちは」

「これはファイレ様。このようなむさ苦しいところによくおいで下さいました。ただいまお茶をお持ちいたします」

「いや、そんなにむさ苦しいところじゃないから……ここがむさ苦しいところだと村の中の半分以上むさ苦しいところだし、私たちの苦労が無駄に聞こえるから」

「これは申し訳ありません。私のような下賤の者が失礼を……。ここは死んでお詫びを」

「誰か、コイツを止めろー!!」


 人間の男をブルドックの獣人が抑え込み、休憩中の仲間を呼び出す。『例の発作か!』とすぐさま出てくるメンバー。なにこれ、よくあることなの!?

 ズルズルと引かれていく人間の人……。


「いやー、すいません。悪い奴じゃないんですけど、上司にめっぽう打たれ弱くって何かあると『死んで詫びる』と……半分は冗談なんですが、その半分の見極めが厳しくて……」

「お疲れ様です」

「で、ご用件は何ですか、最高幹部殿?」

「最高幹部? なにそれ?」


 初耳だ。確かに幹部という役職がある。権限より責任の方が大きい上に仕事過多の役職だ。しかもそれの最高……だと……。どんだけ仕事させられるんですかね~。3日で1時間くらいしか寝れない役職ですか?


「一番上に領主様、その下にファイレ様、セリナーゼ様、アルビウス様の最高幹部。そしてスイロウ様、ガイアル様などの幹部という指令系統になっていると聞いたのですが?」

「誰に?」

「え? 違うんですか?」

「違うかどうかは置いておいて、誰に聞いたの?」

「ちょっと怖いですよ。

 誰ってわけじゃないんですけど、酒場とかで食事をしているとそんな噂が流れていて、俺も『まぁそうだろうな』って納得していましたけど?」

「ところで領主様って誰だか知ってる?」

「当然、知りませんよ! 上手く隠していますよねぇ。村人に変装しているってーのを聞いたことがありますよ」


 村人とコミュニケーションを取ってるつもりだったけど、それでこの状況? この調子だと普通の領主って相当誤解されてるよね、良い方にも悪い方にも……。それで革命とか起こっちゃうから政治・経済っておっかないよね~って現実逃避してる場合でもないな。この話を無かったことにして、お兄ちゃんのことを聞こうーっと。


「ところで、ラーズはこの門から出たってことで間違いはない?」

「え? ラーズですか? アイツが何かやらかしたんですか?」


 ヤバい。さっきの二の舞になる! フォローを失敗しているだけに避けたい会話だが、ブルドック門番は勝手に話を進めていく。


「ちょっと待ってください。たしかにアイツは領主様の評価に批判的ですが、根はいい奴なんですよ! それは俺が保証します。まさか村から追い出すとかそんなことないですよね。俺がアイツを説得するんでなんとか追放だけは……」

「いや、全然そーいうのじゃないですから」

「違うんですか!?」


 それだけで止めておけばいいモノを私の悪い癖が鎌首をもたげてしまう。困っている人間をからかいたくなってしまう。


「へー、ラーズは領主様に批判的なんですかぁ?」

「あ、えーと、そうではなく……」

「どーいうことですかぁー?」

「『ラーズはいい奴ですよ~』ってことで何とかなりませんか?」

「でも、批判的なんですよね」「ニャァー!」


 師匠から顔面にネコパンチを食らいました。

 すみません、師匠。話進めますんで、そんなに怒らないでください。


「チョットからかいすぎました。ラーズは領主様から信頼が厚いので心配無用です」

「そうでしたか。私の早とちりでしたね。いやー焦った、焦った。フォローしたつもりが大失敗するところでしたよ」


 私は先ほどフォローに失敗したわよ! んだぁ、コラ! ケンカ売ってんのか!

 自業自得ですね……反省してます。


「それより領主様から……いや、領主様の師匠から伝言があるので直接お伝えしたいのですが、そろそろ戻って来られますか?」

「まだ、しばらくは戻ってこないと思いますよ。でしたら、戻ってきたら酒場に行くよう言っておきますよ」

「じゃぁお願いします」

「ところで、どんな伝言なんですか? あっ、秘密に決まってますね。すみません、忘れてください。ラーズに領主様の師匠から伝言なんてちょっと気になってしまっただけですから」

「別に隠すようなことじゃないから、教えてあげましょう。


『一人でドラゴン山脈に登って来い』


ですって」

「えぇー!!

 ホントに領主様に信頼厚いんですかぁ!!

 村から完全に追放じゃないですかぁ!!」

ラーズが一般人

ファイレが宰相

スイロウ、アネット、テーラーが将軍

アルビウス、セリナーゼ外務・財務大臣

ガイアル 商業担当

アンジェラ治安警備本部長

サズ神官 医療・農業担当

葉弓 罪人

デスラベル 遊び人

というのが村人の認識

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