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8話 深緑会議 新たな仲間

会議室では緑の騎士団団長ライン、副団長のライアや緑龍戦士団団長のドラリッタ、王宮メイド集団「フロラルド」のメイド長リーナ、王宮鍛治師ドルリオそして大臣ヴァルリオが集まっています。

「みんな、多忙な中よく集まってくれたね。」

「はい、皆グリン様、この国を良くしたいと思っていますから」

「だよね、みんなの顔を見れば分かるよ。あれ?アリーナは?」

「遅れてすみません!深緑国エメラルシア研究開発局「ヒスイ」のリーダーにしてグリン様直属近衛騎士「聖魔騎士(カオスナイト)」アリーナ・レガリア参上しました」

「アリーナ。また研究に没頭してたの?」

「はい!亡命者の協力で誘惑国アメジシアへの輸入品『人工血液』が遂に完成したんです!」

「ほんと!?良かった、これでアメジシアと国交を結ぶ準備ができたね」

グリンは誘惑国アメジシアが抱える問題「人間の血液不足」を解決するためアリーナに人間の成分が豊富な「人工血液」の開発を頼んでいたのです。

「グリン様、そろそろ」

「うん、それではこれより深緑会議を行います。議題は今後のエメラルシアの方針とフロン・セレスティアルの亡命者についてだよ」

「はい、ここまでで確認されているだけで10万人のフロン・セレスティアルからの亡命者が我が国に来ています。今の領土ではこれだけの人数を受け入れるのは難しいですね」

「そうだね、ラインそしてアリーナ、どこかに領土を増やせる場所は無いかな?」

「それでしたら、近くに川があり水道を通せる場所を見つけています。」

「ほんと!?じゃあそこを第二居住区画にしよう。あそこならダークジュエルギーの濃度も低いし土地が広いから全員住めるよ!」

「では、すぐに土地の開拓に入りましょう」

「グリン様、あの、以前から進言している提案なのですが・・。」

そう、アリーナはグリンから亡命者が来た時から軍事力強化の承認をもらおうとしていたのですがグリンは大きな力を持つと自らを狂わせてしまうかもしれない事から答えを先延ばしにしていました。

「うん、こうなると帝国がいつ軍事行動を起こしてもおかしくないんだよね。それを踏まえてみんなに紹介しておきたい人たちがいるの。」

「そうなんですか!?」

「入って。」

グリンがそう言うと会議室に4人の美青年と美少女が入って来ました。

「グリン様、この方達は?」

「この度、軍事力強化承認に当たって召喚した悪魔だよ。みんな自己紹介して。」

『はい!』

4人の悪魔は1人ずつ自己紹介を始めました。

「私は魔王陛下から「闘神(とうしん)」の称号を頂戴しました。名前も陛下から賜りました。アルファリオと申します。」

「妾は陛下から「氷姫(ひょうき)」の称号を頂戴しました。名も賜りベータシオンと言いますわ。」

「私、陛下から「隠密(おんみつ)」の称号をもらった。名ももらってガンマリアって言う。」

「俺は陛下から「要塞(ようさい)」の称号を頂戴して名も賜った。その名はオメガリオンって言う!」

それぞれ自己紹介を終えるとグリンが口を開く。

「これより「闘神のアルファリオ」「氷姫のベータシオン」「隠密のガンマリア」「要塞のオメガリオン」この4人を深緑国エメラルシアの四将軍、「チームプロトコル」としチームプロトコルと共にライン率いる緑の騎士団、ドラリッタ率いる緑龍戦士団は団の強化を、そしてアリーナはヴォルガニックがくれた「人形兵士(バトルドール)」を我が国なりに強化して新部隊編成をお願いしたい。」

『はっ!』

「これからも困難な道が待っていると思うけどみんなと一緒ならどんな困難も乗り越えられると僕は信じている。これからも人間と魔物が手を取り合い楽しく平和に暮らせる国になる様に頑張ろう!」

『おー!』

こうして新たな仲間が加わった新体制の深緑国は明るい未来への新しいスタートを切りました。


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