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2話 革命の準備

次の日、グリンは国王陛下に会うために謁見の間に行きました。

「国王陛下におかれましては息災で何よりです」

「前置きはいらん、何の用だ。」

「陛下、いい加減に過剰に上げた税を下げてください!そして、国庫にある住民達が治めたいうか巻き上げた野菜を分け与えてください。」

「何を言うか!民は王のために働くもの、民も儂の為に働く事こそが幸せであろう!」

(父さんは、本当にどうしようもない人だ)

「そうですか、陛下はこの体制を崩さないと。」

「今更聞くな」

「分かりました」

グリンは謁見の間から出て行くとこの国の大臣であるヴァルリオが駆け寄って来ました。

「グリン様、またも体制の改善を進言にですか?」

「うん」

「それで、どうでした?」

「聞くまでもないでしょ」

「そうですか、このままではこの国はジリ貧だと言うのに」

「うん、だからこそ僕は今決意を固めたよ」

「それはどう言う?」

「僕は、あのバカ陛下から王座を奪う!」

「えっ!本気ですか!」

「この国は、今変わらないと手遅れになる。だから僕が緑の魔王になってこの国を変えてみせる!」

「よくぞ、決意なされました!グリン様こそこの国の、いいえ、緑の魔王になるにふさわしい!」

「うん、緑の騎士団と緑龍戦士団、そして王宮メイド達に声を掛けてくる」

「分かりました。王妃様は私めにお任せを。」

「頼んだよ。」

グリンは早速緑の騎士団と緑龍戦士団、そして王宮メイド達に声を掛けることにしました。

「ライン!いる?」

緑の騎士団団長ラインに声を掛けます。

「やぁ、グリン様!どうしたんですか?」

グリンはラインに革命を起こす事を伝えると

「ぜひとも協力させてくれ!あの王にはうんざりしてたんだよ。緑龍戦士団のドラリッタにも伝えてくる」

グリンは今までこの国の人々に対して対等に接して来たので人々からは絶大な人気をもっています。

メイド長のリーナにも話をしに行くと

「やっと、魔王となる貴方様をお世話ができるのですね!」

と、この様にメイド長からも好かれているのです。

「うん、絶対に魔王になるから!」

グリンは更に国民にも協力をお願いしました。

「協力させてください!」

「グリン様ー!」

こうして国の国民全てを味方に付けたグリンは遂に革命に乗り出すのです。

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