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支配者の掟  作者: geniusY
1/4

黒いイナゴ

人間とは?


人間、それは世界を食べ、世界を支配するための存在である


人間、それは星の支配者なのだ


例えば完璧に言語を食べて支配したしよう?語学を完璧に支配できるだけでなくその先をも支配できる


バスケットを食べて支配したとしよう?バスケットの空間を支配し、ゾーンの状態でバスケットの空間を支配できる


もし数字を食べて支配したとしよう?どんどん数学を覚え、脳内にグラフをイメージできるレベルになるだろう


もしチェスを食べて支配したよしよう?脳内にチェス盤をイメージするだけでなく、天才的センスで何手も先をいくだろう


しかし、もし支配を食べて支配したとするならば?


言語や数字は相手を支配しコントロールでき!


バスケットやチェスはゲームそのものを支配しコントロールできる!


そう!


我々人類の人間とは世界を食べる支配者なのだ


by geniusY(故



私は「僕」だったような、「俺」だったような


今では「私」である、白人で元ドイツ人


ここは1963年


僕はあの事件から死ぬ気で世界を支配しようとした


まずは数字だ


数字は1〜10000まで書きまくった


それがスタートだ


さまざまな分野も基礎の基礎からやりたかったがそんなお金はなく断念した


僕はスイスへの亡命はギリギリいけた


そして今では世界の秩序を守るエージェントだ


支配とはまず己からの支配であり必死に鍛錬した


世の中に中立など存在しない、事実を知った時点で、肯定、否定、傍観の3つの選択肢になる


中立など「知らなかった」しか存在しない


私はルーという大学生でありながらエージェントの道を歩んだ


俺は餓鬼の頃から、僕という人生を学び、私というエージェントになった


まぁそんな都合よく行くわけがなく


『世界グループ』という貴族同盟の下僕をやっている


世界の貴族の同盟みたいなグループで


そいつらの資本的な自己中な都合と


世界の秩序を守りたい僕の都合と


とても相性が良い、そう、たまたま中立以上の肯定であった


ルー「さて今日の俺の任務は」


TV「今日のニュースは黒いイナゴが大発生、このままいけば世界の食料は危機に」


ルー「ニューヨークタイムス、ソビエト連邦の新聞、ドイツ新聞、日本の新聞は〜と」


そう世界各国は自転車のように自転している


方向性と方向性をぶつからないようにしている


方向性が一致なら手を取り合い、方向性が真逆なら潰し合う、それだけだ


ルー「俺は世界のエージェントとなったぜ はっはっは」


それだけでは無かった、世界のニュースメディアは、世界への情報拡散の機関であり


世界のメディアはいわばその国の意思や方向性がや自転が見えるのだ


TV「イナゴは普段は緑色です、群れをなすと何故か黒く大きくなり狂暴になり、暴れ回ってしまう、今は中国からインドで突如大量発生しています。」


ルーはラジオをかける


ラジオ「ざー、ざー、ざー」


この時間に暗号が流れる


世界グループからのだ


ルー「うーん、イナゴで一時的に食料が減るのは空売りや買い占めで利益になる?」


まぁそういう事もある


ルー「まぁ俺が様子見や調査しても問題ないだろう」


という事で中国とインドの国境付近に早速到着


ここがイナゴの初期観測地だが


インド農夫「政府が増加する人のための食料の安定とか言ってさまざまな新技術を取り入れてるんだって?」


インド農夫2「怪しげな連中まで来たせいでイナゴが大発生したんじゃね?まぁカースト3位のワシらには関係のねぇ話だ」


カースト最下位の農夫「・・・」


奴隷とは、心まで奴隷なのである


そう、理解の足りない作品では、奴隷がすぐに性格が変わったり明るくなる


しかし、本当に奴隷として日々虐待を受けたのなら、草の根から腐るものさ


インド農夫「休憩すっか?」


インド農夫2「そうすっか」


カースト最下位の農夫「・・・」そう言って黙って作業を続ける


ルー「あのーここら辺に変な連中がいるとか?」


通訳者「ABC・・・」


カースト最下位の農夫「・・・」


ルー「この目の動きは何か隠してるな?」


ルーはさっと賄賂の紙幣の束を渡す


カースト最下位の農夫「これを渡されても・・・」


ルーは賄賂の紙幣を10倍の束を渡す


カースト最下位の農夫「俺は・・・」


その農夫は指先だけをしめす


ルーはそれに満足してそちらの方向へ通訳と一緒に行く


ーーーーーーーーーーー


フォース「俺はフォース、なんでもできる多様な便利屋のフォース様だ、ソ連以外の食料なんてどうでもいいし、空売りや買い占めで一儲けしながら国力削りだハハハ」


農夫達「前までは白人と働けばカースト関係なく儲けれるけど、前の場所はイナゴが発生したと噂だなぁ」


農夫達「奇妙だなぁ、口外すると命は無いって言われてるし、前の場所で結構人が消えたよな」


農夫達「でもカースト上位の奴やマフィアが入ってきて結局俺たちの楽園も壊されたな」


農夫達「いまでは脅されて食っていけねぇ」


カースト最上位「俺は監視の仕事だ、働け」


武装インドマフィア「この前の娘良かったぞ...」


ーーーーーーーーーーー


望遠鏡を覗きながらルーはいう


ルー「あらら、武装マフィアと怪しげな白人だよ」


通訳「マフィアがいるなら私は帰りますよ...」


ルー「さすがの俺でも1人だと厳しいし、潰しても潰してもイタチごっこだろう、だがあの白人は昔の古い友人だな、いっちょ挨拶してくるわ」


ルー「よぉフォース」手をふる


そうするとすぐにインドマフィアに囲まれて捕まる


フォース「よぉイレブン、お前のせいでこの間は・・・」イライラ


ルー「俺とは古い仲じゃないか?」


フォース「なんのようだ?お前が腐れ縁でなければ一発で殺してる」


ルー「このままいけば利益を上げるのは西の大国だぞ?」


フォース「・・・」


ルー「アメリカも農業を拡大している、リスク分散のために今後は世界が頼るようになるだろうね」


フォース「それだけか?」


ルー「途上国とかが苦しむだけで、金持ちの国家は克服するだけだぜ?」


フォース「そうか?だがインドにはもう東から穀物を買うように手配できている、ベトナム戦争も食料危機で止まるかもだろう?」


ルー「北ベトナムは中国などの米が、南ベトナムはアメリカの米がか」


フォース「話にならねぇ帰れ」


ルー「農夫もなんで一揆しないのかね?お前ら消したろ?」


フォース「農夫の代わりなんていくらでもいる、公言しても少数なら誰も信じねぇよ」


ルー「はぁしょうがねぇ、俺もやりたくなかったが」


フォース「そうか?今度は半殺しじゃすまさねぇぜ?」


ルー「私も本気でいきます」


フォースがピーと小さい笛のペンダントを吹く


そして俺はフォースが俺を見えないように左手をフォースの目へ突き出して


そのまま右手のひらをフォースの胸へ突き出す


そうするとフォースがナイフで左手を切ろうと抜く


そしてナイフの一閃


俺は後ろに回避する


フォース「ナイン達と遊んでた落ちこぼれじゃあ俺は倒せねぇぜ?」


ルー「私はもうゲームを支配しています」


フォースは今度は銃を抜く


ルーも銃を抜こうとする


そうすると外が騒がしい


フォース「お前はもう囲まれてる、観念しな」


ルー「私はすでにここを支配しました」


ドアの向こうから声が聞こえる


武装インドマフィア「た、大変です、謀叛です」


フォース「なにぃぃ」


ルー「なんでだと思う?」


フォース「どうなってんだ?」


ルー「江戸時代には五公五民ってのがあって、食っていけないから、死ぬ覚悟がある場合は革命をするのさ」


フォース「馬鹿な、そんな馬鹿な、あんな屑達のどこに覚悟なんてある?」


ルー「俺はしらねぇが、前の土地で何かやらかしたろ?殺気だったインド人が1人いたぜ?」


フォース「馬鹿なぁ、そんな小さいな期待値で何が変わる?」


ルー「前の土地で揉み消した死体の写真をいっぱい近くのインド人にプレゼントしたんだよ」


フォース「何?」


ルー「マフィアでもなくて虐げられてそうだったからな」


フォース「それなら嫌なら逃げれば良いだろ?何故?」


ルー「どうやら1人突っ込んだらしいな、1人死ぬ覚悟があると、まわりのイナゴもそれを見て色を変える、緑から黒くね」


フォース「馬鹿な?それでも期待値は低い、どうしてだ?カーストまであるのに」


ルー「俺が武装インド兵に囲まれた時すでに、農夫達はひっそり移動して拳銃や銃を入手してる、私が手配した」


フォース「?」


ルー「瞳孔の開きが本気のインドのカースト底辺、そして写真と一緒にもしもの時用の銃の場所の地図」


フォース「確かにそれならば期待値は40を超える、誰かが火をおこせる、黒いイナゴのリーダーだ」


ルー「そうだ、緑のイナゴの中の黒いイナゴさ」


フォース「でも期待値を51以上だと思った理由は?」


ルー「武装インド兵に囲まれた時すでに成功してたさ、見てたから(遠くの望遠鏡持ちの翻訳者の反応みて)」


フォースは銃を向けながら悔しそうに裏口から逃げる


ルー「僕がまた生き残ってしまった」


俺はもう僕なのか私なのかすらわからない


ルーはもう諦めていた、世界の悪と悪との闘争に


そして死ねるならば昔の仲間の手によってだ


ルー「だから期待値40に俺の死ぬ期待値の60を乗っけて100なのさ」

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