押し倒されたx2
ベッドへ二人に押し倒された。いがみ合いながらもじりじりと此方へと近づいてくる。
「_________お前はそこで這いつくばっていろ。」
重力制御でブリュンヒルデの身動きを取れなくするクリームヒルト。
「ひ、卑怯者ぉ!」
ブリュンヒルデが怨めしく叫ぶが、クリームヒルトは聞く耳を待たない。
「側にいてくれると約束したな。ならば孕ませろ。」
そしてジークフリートへと股がり、耳元で呟く。ジークフリートは抜け出そうと踠くが重圧を掛けられて上手く身体を動かせないでいた。
「ま、待ってくれ、レディ!そ、そうだ、一緒に午後のティータイムにでもしよう!」
「これが私ティータイムだ!」
鎧をパージされ、素肌が露になる。ジークフリートは「いや、見ないで」と女々しい台詞を吐くとブリュンヒルデがはぁはぁと荒い息遣いで涎を垂らす。
「こ、これが噂に聞く寝取られ.......じゅるり」
変な性癖に目覚めるブリュンヒルデ。クリームヒルトはヘソから胸へと掛け、舌を這わせる。
「んん.......美味しいな、ジークフリート。まるで媚薬だ。頭が可笑しくなりそうになる。」
興奮するクリームヒルトは待女の服を脱ぎ捨て、下着姿になる。
(え、えろい.............)
上下黒のガーターベルト、ストッキング姿に魅了される。
「どうだ。美しいだろ。この全てはお前のものだ。私の全てはお前に帰属する。だが反対にお前の全てを私に委ねてくれ。」
胸へと手を当て、挑発とした表情で見せる。
「はぁ.....はぁ........せめて片手だけでも動かさせて欲しい、かな、性悪女」
発情しきっているブリュンヒルデはそう言う。
「自慰行為がしたければ後でするがいい。お前はただ、そこで見届けろ。」
「そ、そんなの生殺しじゃん!せ、せめて腰から太ももだけを動かせるようにしてよ!」
「変態め.......恥を知れ、恥を」
「あんたにだけは言われたくないわよ!」
クリームヒルト、めちゃくちゃえろいな........いかんいかん、自制心を保て。
「ふふ.....我慢をしているその顔もそそるな。」
胸を指先でなぞる。
「うぅ、やめろ......」
パンツ越しに下半身が膨れ上がる。そしてクリームヒルトの機嫌がすこぶる良くなる。
「私で興奮している。ジークフリートがこの私で........ジークフリート!!」
性欲が爆破し、ガバッと抱き着く。そして首筋へと匂いを嗅ぎながらキスをしはじめた。
「ちょ、ま、って、くす、くすぐったいから!!」
「あぁあああああああああジークフリートジークフリートジークフリート!!ちゅ、ちゅ、れろっ、ちゅ、れろっ、んんんッ」
理性が外れた獣。聞く耳を持っていない。ただ、本能の行くままでジークフリートの身体を嘗め回すクリームヒルト。ただおかしな点が一点だけある。挿入も口へのキスもしないのだ。
(もうここまで来たら最後までしてくださいって気持ちだけど........)
冷や汗を見せるブリュンヒルデではあるが、ニマニマとした表情でクリームヒルトを見上げる。
「あれれぇ、クリームヒルトさぁん、ちゅーはしないんですかぁ?」
唇をつきだし、煽るように言う。
「子供が出来てしまうだろ.......私はまだジークフリートと愛を育みたい」
クリームヒルト.........まさか、そんなテンプレな事を言わないだろうな?
「えぇ!!?ちゅーしたら子供が出来るんですかぁ!!?」
ぎゃははと笑い出すブリュンヒルデに苛つきを見せる。
「___________コウノトリが運んでくるのだろ?」
縋るようにジークフリートへと尋ねるクリームヒルト。自慰行為は知っているのに子作りについては知らないとは.......ぽんこつえろ可愛い。
「.......えーと、多分、来ませんよ」
ゴニョゴニョと耳打ちをし、性知識について説明する。
「な、な、な」
性的知識がないクリームヒルトは顔を真っ赤にし、俯いてしまった。
「バカな.......ジークフリートのアレが、私の........」
そしてじーと股間部を眺めるクリームヒルト。恥ずかしい。
「父やじぃは男が興奮し、幸福を感じた際の合図のようなものと言っていたが.......」
パンツ越しに撫ではじめる。
「はぅ、クリームヒルトさん......やめましょう?」
恥辱に満ちた表情を見せるジークフリートに興奮を感じるクリームヒルトは頬を歪ませる。
「そうか...ふ、ふふ、ここが、幸せだと感じるんだなッ________」
最後の砦であるパンツを脱がそうと手を掛けるが、クリームヒルトは後頭部を殴打され、気絶する。
「あ、ちょっ、待って、ブリュン今動けないからやめッ__________」
そして続けるようにブリュンヒルデも殴られ気を失ってしまう。
「__________________おにぃ」
妹のジークリンデが槍を携え、助けてくれたようだ。




