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エッセイ諸々

忘年会等の話

作者: 山家

 つい最近、読んだというより見かけたネットニュースの話に主になります。

 ネットで職場の忘年会に参加したいか、とアンケートを取ったところ、実は若年層よりも中高年者層(といっても20歳代から50歳代まで、10歳代毎に比較されたものですが)の方が、忘年会に参加したくないと回答しており、若年層が忘年会を敬遠しているのではなく、中高年者層が忘年会をむしろ敬遠しているというのがニュースの内容でした。


 そのネットニュースが嘘を報じているとは言いませんが、どんな忘年会を想定しているのか、それをまず書いた上でアンケートを取るべきだったのでは、と私は思われてなりませんでした。

 というのも、忘年会と言っても職場によって色々と違うからです。


 一口に職場の忘年会と言いますが。

 私は漫画や小説、ドラマでしか知りませんが、それこそ社長以下の重役がお座敷の上座に座り、数十名の従業員等はコの字型に下座にずらりと座って、その前には料理の乗ったお膳が据えられ、仲居さんが順次、お酒や料理を運んでくるような忘年会もあります。

 その一方で、それこそ気の合った職場の友人数人で居酒屋等でワイワイやる忘年会もあります。


 私の職歴で、一番畏まらざるを得なかった職場の飲み会といえど、所詮は40名近い人間が参加して、更に言えば支店長等が音頭を取ってやった複数のテーブルに分かれたパーティー式の飲み会だったので、私の感覚がずれているのかもしれませんが。


 正直に言って、数十名規模で重役が上座にずらりと並ぶような忘年会等、呑兵衛で飲み会に誘われたら、大抵は喜んで、と答える私でも口実を設けて逃げたくなります。

 そんな堅苦しい飲み会、幾ら豪勢な料理が並び、豪華な酒が提供されようとも、私としては料理も味わえず、酒の味も分からず、上司に対して気を遣わねばならずで、全く楽しくなく、付き合いだから仕方ないか、と自分に言い聞かせながら参加することになります。

 その一方で、気の合う職場の仲間の数名とガヤガヤやるのなら、それこそ安い居酒屋でも楽しい飲み会になります。


 一応、職場の忘年会という以上、気の合う職場の仲間で声を掛け合ってではなく、少なくともそれぞれの課とか係でやるのを想定しているのでしょうが、規模が大きくなるほど、日頃の付き合いが乏しく、そう前向きにならない忘年会になるような気がします。

 後、私なりに思う原因が、それこそ正規、非正規、派遣等が混在する職場が増えていること。

 昔は基本的に正規ばかりでしたから、職場の一体感が強く、1年間お疲れさまでした、みたいな感じで職場の皆で忘年会をやりましょう、と声を上げやすかったですが。

 今は混在する職場が増えており、そう言った職場だと何となく、お互いの立場の違いがあって、職場の忘年会もやりづらくなっているのでは、と私は思ってしまいます。


 余り前向きにならない話ばかりして終えるのも、何なので、私なりの理想の職場の忘年会を言うと。

 新型コロナ禍を無視した話になりますが、理想の人数は5名から8名、最大12名までで、それこそテーブルの端で少し声を挙げれば、端まで声が届くくらいの人数でやるのが、一番いいです。

 後、その場に来る上司が気の置けない方ならば、猶のこと良い忘年会になります。

 

 場所は個室のある居酒屋が、私的にはベスト。

 それこそ人目等を気にせずに、ワイワイと話ができますし。

 飲み放題付きのコースにしておけば、予め予算も確定できます。

 そんな感じの忘年会なら、喜んで参加して予算を気にせずにビールのジョッキで乾杯して、後はチャンポンで4杯程も飲みたいな、という気分になります。

 早くそんな飲み会ができるようになりたいものです。

 新型コロナ禍が完全に収まり、少しでも早く気兼ねなく飲み会をしたいな、と願っています。


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