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sight
機械と人間のお話です。ダークから抜け出そうと思い、〇作目…
次こそは!
あれはだめ これはだめ
じゃあ僕はどうすれば?
抑圧されて15年
僕はとうとう泳ぎ方を忘れてしまった
羽を生やした怪盗が水を盗んだってんで 代替品を探している
行き着いた先は 機械の支配
先生は機械化したモンゴロイド・ソルジャー
今や彼らに 人形のように操られている
乾いた砂の上に築かれた張りぼてが 現在は普通の一軒家みたいなもんさ
プログラミングされたばかりの モンゴロイド・ソルジャーの子供達
「うまくやりなさい」 大人達は言うけれど
決して頭を低くしたとしても 僕ら相容れることはない
お互い異質の存在 変えられやしない事実さ
神から許されるまでは 僕ら折れ合うことにしないかい?
そのかわり 僕が枯れたら
かつて水だった砂地に 帰してくれ
母と恋い慕った あの水に
新たな指導者と 彼らが作った文明
永き未来を 見届けよう
二度と開かれぬ瞳から零れる 過去からの祈りが届くように
礎となった砂の上に 想いの大輪が咲く




