carbonic acid cafe
喫茶店の女性店員とお客のお話です。
タイトルの一部でもある炭酸は片思いを表しています。
詩の中に出てくるソーダ水も同じような意味があります。
片思いでもどろどろとしたものではなく、ただ目で追うだけの害のない片恋です。
硝子に映るミステリアスな表情 好むのは砂糖を入れない純粋な紅茶
隣に座る女性 ソーダ水がとても似合う
あなたとは正反対の 素敵な恋人ね
いつも顔が違う もしかしなくても新しいもの好き?恥も考えずに騒ぎ立てる彼女を クールな流し目で見る
愛なんてこれっぽっちもないのに その気になってしまいそう
空席ならば 今すぐにでも滑り込むのに
だけど叶わない あなたの喜ぶ顔を見届けるのが私の仕事
旬の歌い手のキャッチーなミュージック 仲間に入れてと横殴りの雨
独りバスを待つ 濡れた足元を見て憂鬱になる
これは何かの偶然? 変わらずのミステリアスな表情
どうせ気付いてなんかくれない 無意識に見つめていたら無言の笑顔をくれた
私はマネキンのようなメイド ただ仕事をしていればいい
そんな私を覚えていてくれた だけどこれ以上期待させないで
恋い焦がれたって 夢の中で会えたって
私はあなたの横で 微笑むことはできはしないから




