purity box
恋愛ネタばっかりもつまらないなあ、と思い、思いついたのが今回のお話です。
テーマは病院。
神と天使といのは医者と看護士のことです。
大袈裟かもしれませんが、きっと患者にとってはそのように映っている筈です。
白い布に包まれた部屋 純白の衣に身を包む神々
その世界に足を踏みいれたら 「郷に従え」
ベッドに寝かせられ 拘束されて動けない
頭の上で声がする 金属音が響いて背筋が凍りそうだ注射器を持つ華奢な手 迷いなく針を皮膚に食い込ませる
危機感吸い取る睡魔 思考と意識を奪われシーツに身を委ねた
傷口の時間を戻す 科学を用いたマジックはまるで魔法のよう
笑顔の来訪者 機嫌よく帰ってゆく
拘束から解放され 自由になったこの体
体が軽くなっているような気がする
眠っている間に 何が起こった?
神に仕える天使は微笑みを浮かべたまま カルテを抱いて消えていった
痛みや不快 取り除いてくれたのか
痛みを感じる前の状態に戻ってるのは 持ち主である僕が一番わかっている
神に問い掛けても 種明かしはしてくれない
「人には傷を治す力がある ただ手を添えていただけ」
微笑して退室命令を下す きっとそんなもの嘘だ
だけどその嘘に 今は騙されてやるのも悪くはない




