裁判
小さな世界に漂う少年よ今日はあなたが犯した罪を知ってもらうためやってきた
黒の言葉で傷を作った深い傷は時が死んだ場所にてその身に降り懸かる
白い体を傷付けた黒い刃に残った血が貴方をこの世界に縛り続ける
稚拙で奔放な行動は秩序を掻き乱し、あなたは贖罪という名の洋服を身に纏う事になる
破壊の末に得た幼き恋は隙間を埋めるように勝手に入ってきては、二度と乾かない後悔を連れて来る
誰が言ったのかは知らないが神は仏じゃない
慈悲がないわけではないけれど、あなたが犯した罪を見過ごせるほど優しくはできない
それでは死者を守れないでしょう?
さぁ後悔を連れて一緒においで
星を眠らせ 太陽を引き摺り 証人の月を呼んでこよう
闇が雲を連れてきたら 開廷しようか
体と心の自由を奪う洋服は辛いでしょう?
おまけに涙の石がくっついた指輪は終わらない苦痛を運んでくる
皮膚とくっついた黒い靴はあなたがよく知る人達の憎しみの大きさだよ
あなたは膝を折って涙の海を作る
その中に浸りながら言葉にならない謝罪の言葉を口にした
…そうその優しい一言が欲しかったんだよ
そのひとかけらだけでもあれば あなたはまた這い上がれるさ
誰が言ったのかは知らないが神は鬼じゃない
望むのならばあなたの手足にも光にもなろう




