ambrosia
神様とその子供の話です。
頂点に立つ人と言えど、完璧な人はいないと言うメッセージを込めて作りました。
話が話なのであれこれ想像して貰えると嬉しいです。
天に住まう神々の戯れ そのひとつが人間の器の選定
男女を分けるアンブローシア 生み出された男と女が世界を作る
知れば知るほど深みにはまる 仕組まれた罠と知りながら
「思い通りにならないものなんて この世のどこにもあってたまるものか」
見失われた神の権威 目的を忘れ
寝ても覚めても 実験のことばかり
命を慈しむべきものが 悪魔に魅入られ身を堕とす
悪戯心から生まれた 子供に等しき者に恋におちる
煌めく星々が霞んで見える 金色の髪
血のように紅い 引きつけて止まぬ瞳
言葉なき彼女とすれちがい 漂うアンブローシアの香り
ほんの少しだけでいいから触れたい その次は抱き寄せたい
抑えられない欲望 抗ってもなくなる兆しはない
とうとう壊れた理性の引金
白より白い腕 力任せに引き寄せる
知識は与えられても 言葉は与えていない
知らないはずの 言葉を紡いだ
「神聖なる我が神よ あなたも人でしかなかったのね」
遅咲きの自己防衛 脳裏疑う
神の園に 人と神しかいないはず
築き上げた 遺伝子の塔
軋みながら ゆっくりと崩れ去る
清き美しさを忌む 悪魔は冷笑を添えながら




